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やる夫で学ぶ「太平記」 巻ノ十五 c2 t0 やる夫で学ぶ「太平記」 2009/06/29 Mon .

320 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:00:04 ID:VsAYHbuB




      やる夫で学ぶ「太平記」・第二部 第三章




       ~大  塔  宮  失  脚  ノ  事~





321 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:00:50 ID:VsAYHbuB
建武元年(1334年)の秋口、御所の紫宸殿に上に怪鳥が飛来した。
その怪鳥は「いつまで、いつまで」と鳴き、京の人々は不気味に思い忌み恐れた。

 \ `弋ヽ \ヾN  | |    /⌒>‐ 、/ /
` ー-ゝ、_ ヽ `ヾ `   | |   l| ( 、_,ノノ /
_    弋丶ヾ  //    ヾヽヽ レ'フ
_  ̄`` ー‐-> //   ,.ィ‐ッ‐ド !l | ∠二
   ̄`><_ | |′   / {,.ヘ |ト、 | 二>
.  , '´   ∠ィ | |  / {  ヽヽゝ゚,ゝ、- ゝ  いつまで、いつまで…
/ _,.. -‐ ツ / ヘ ヽ、 |  ヽ  ,.>→ 、 )‐-
 ̄   ∠ィ レ'| ゝ-、``   ∨ /´N \`
     //  ,.ィ   ハ     ∨ ヾ \\ ヽ
へ、 "7 //|  ,イ l  , - ─ト\、)\ヽ、\
ー- `_ーレ´ / ィレ'レV/   ∧N ヽ\ト、)`
二二ニニ7´` ー ''"    ∧ ヘ \|
_,. -‐'"_/     ,ノ    _,.ィ′\j
/ __/ |__,∠__,.,∠-'´
__/  //     \\

.






322 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:02:06 ID:VsAYHbuB
この怪鳥は弓の名手・隠岐廣有によって射落とされたが、人々はこの出来事を
建武政権が短命で終わる予兆なのではないかと噂したのである。

        _     -― 、
        /  \ /     l
     /    l _」       l
    l     /´ \___ノ ヽ
    ヽ. __/          !  八        / ̄ ̄ 7 ー 、
    r‐l  / ̄ ̄\   |ー'´ |       /   < /`   \
    |/   |       |   \  |      ,∠ -----く ̄     l\
  / jヽ.   |       |   /  |   ≦(____   \   / /
  ,'  |  l  \__/   l     h  く::::::::::::l \//::::\   ヽ / /
  |  ヽ !__       -― 《ー   l l  \::/7/ /7 l/ _≧ーr\./  怪鳥、ゲットだぜ!!
  |     \  \ /     \  / |_     V ,、`     /7 〉 l::::ヾ
  ヽ      \_/ハ   ,  / / l l\__ ハ  r‘_  `,、 /::::::::::\
   ` ーr―'   l ヽ-=. _// /  l  l\、 ヽ_ ノ     r⌒):::::::::::::ゝ
      丶---r――---‐'´ /   l  l |ハ..__  ィ--rく´ ̄ ̄
          \____/    /   l ! ヘ  /\|:/
                 |\     /   l |___V   \
                l  \ /    /     ∨ヽ   \
               ヽ_/   /       \| / ̄ ̄
                 /\__/       o 〉\


                        隠岐廣有



324 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:03:04 ID:+h1W/YBK
ポケモンマスターさん何やってはるんですか


325 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:03:25 ID:VsAYHbuB
後醍醐天皇が隠岐に流れた際も御供をし、やる夫と共に六波羅を攻め落とした千種忠顕は
その功により佐渡など三ヶ国と数十ヶ所の荘園を拝領した。

                .゙''i、  ,,-
                  ヽ,,___
             .,,-ー¬''''''''ヘ-,,  ゙゚''"
           ./^,―、、     `'i、
          ,/  ,i´  .゙V' ̄^\  .`ヽ
         .,i´ .,i´   .l゙    .゙l   .:ヽ
        .,i´ .l゙  .,○|     ゙l   .:ヽ .
        .|  .|     l i○   l.|    .|  ヒック…そ~れ、みんな…
        ._|///.}、   l    ゙  / //// l  飲んで、飲んで!!
       .,i´.`''ー、,\、/ ゙l,   ,/ .,,--i、  .|
       .゙l_   `'''ー-、、二ニ-‐'゛  .} .|
       ..ミ. ⌒''-、,         ._,‐ ..,i´ .|
        .゚'y、   ゙゙''ー-、、,,,,,、,,r‐'゛ .,/  .|
      .._,,,,,.,i´ ゙゙ー-,,,,,_      ,,,,/   .|
    ./゙゛  .`     .`゙"'''ー'''''"゛     ,l゙
    \、           ,        .|
     `'―ト        /         |
       .|        |    ,    .゙l


            千種忠顕



326 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:05:05 ID:VsAYHbuB
それからというもの、身に余る功を得た忠顕は驕り高ぶり家臣らとともに日夜宴会に明け暮れた。
宴に集う人数は300人を数え、その費用も膨大なものとなっていたのである。

      -- ── -- 、
   /          ヽ
  /     Q Q     ヽ
  |     /\      l  いい飲みっぷりだぜ、頭中将様!!
  |    /   \    |
  |  /      \    |
  |    _/ヽ_     |
  /|    \   /     lヽ
 レ l    //\l     l\)
   |━━━━━━━━ |
 r─ 、 ━━━━━━━ |
 |   `          |
 l              `、
  `ー ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ    ヽ
            (____ノ




       /   ̄ ̄  ヽ.
     /   , , ,  , , ,   、
    /   γ oヽ´ oヽ   l
    l    ゝ  人 ノ   l   きゃー、中将様素敵♪
  ,、 ,イ     r-─ 'ヽ   l  、
 (ノノ ゝ    ゝヽ、- '   |ヽ(ノ
 /(_) ` 、   `ヽノ    ノ  (ノ\
      、  ̄ ̄`ヽノ´ ̄ |
    ノ ノ|          lヽ、
   // /         |、__ヽ
      /          l
     /           `γヽ
   , - ´  ,--──── 、    /
  (__ノ         ヽ___ノ





327 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:07:18 ID:VsAYHbuB
さらに忠顕は肥馬を50~60頭も飼育し、気分が乗ると数100騎を従えて北山などで犬追物や鷹狩などに没頭した。
狩りの際は豹や虎の皮を装着し、金襴刺繍や絞り染めの直垂を着用していたとされる。

             |  /
             |/
     , ─  ̄ ̄ ─- _ ̄ ̄
   /          ヽ
  / / ̄ヽ/ ̄ ヽ   l
  /  |  O |  O |    |  よし、これから北山あたりに鷹狩にでも行くぞ!!
  |   |   人   ノ    |
  |  >-─´-`─-<    |
 / ̄  , -─- 、__ ` ̄ヽ |
 ゝ ̄ ̄______  ̄  ノ  |
   ̄ ̄        ̄ ̄   l
ノ |_________ | \
 ̄ヽ              | ̄
  |   ☆ ★ ☆    |
   |             | ピカピカ
   l======== |
  ⊂__________⊃





328 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:08:01 ID:w7Znv9W7
調子に乗ってやがるなw


329 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:08:40 ID:VsAYHbuB
驕り高ぶり、遊びに明け暮れる忠顕の振る舞いに人々は彼の陰口を叩き、批難した。

       / ̄ ̄ ̄ ヽ
      / / \   |   あんな卑しき者が身の程にも
   _  |  カ セ   ノ l   高貴な服を着ているとは…
 / | |\_〇,--、〇─(σ)
 |\| | | |> ー ´___ノ
  \)ー  ̄ ノ>ー l' >、
     \l/| |〇 レ.| |ヽ
      /| | |〇 | | | | |\
      / | | |〇 | | | l | | lヽ
     /| | | | | | | | | |l | | | |l
    く|_|_|_|_|ノヽ|_|_|_|ノゝ| | | |\
      ゝ-- ' ゝ-- '  \ ニ二 )




   ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
  (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
  (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
  ゝー '_ W   (9)ノ(@)   ああいうのを「僣上」と言うんだよ。
  「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ    礼を忘れた中将など国賊と変わらん!
  `、_ノol・__ノ    ノ    俺達庶民はラーメンで十分だよ。
  ノ          /
  ヽ⌒ー⌒ー⌒ー ノ
\| `ー─┬─ l´-、
γ ̄ ̄ ̄)──-- 、/` --、
l    ̄ ̄)───')   / |
|    ̄ノ[ L][ L] ./   /  |
|   /     /´) /   |
ゝ__l⌒l⌒l⌒ヽノ  | ̄ ̄ヽ|
「  ゝ_____ノ     ノ
ゝ__ヽ______/





331 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:11:08 ID:rek2a2Yu
偉くなったら下衆になっちゃったぉ~


333 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:11:44 ID:w7Znv9W7
卑しいの?
一応羽林の出でしょうに。
それとも五摂家にのみ許されるようなレベルの代物を着ていたってことかね。


330 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:10:09 ID:VsAYHbuB
文観僧正は私利私欲と名誉を求めて自分に取り入ろうとする者に恩賞を与えるよう朝廷に仲介したりしていた。
そのため文観は必要もないのに大勢の兵を召抱えるようになり、文観の配下と名乗る徒党が京中で横暴を振うようになっていた。

 ,-- レ、⌒Y⌒ヽ         /l         ノ
          __       〉 〉         )   ど ど
  文 そ    ヽ ゙i_       〉 __ヽ,_    r‐ヽ  け け
  観 の    L l、__ `l_,.-'く く_コ `'l ,ヘ、,ヘノ  i  え  、
  僧 道    /  l  /ー-、ヽ─‐'"/.__\ /く  !
  正 を    /   `/l ̄V''ーv l_ し'"V   / ヽ厶,
  が 開   l    | l、__/   ゙、__/   メ、_iヽ
  お け  . i      |       rニヽ,       | ,-- レ、⌒Y⌒ヽ
  通 ん   l     |     lニニニl      /
  り か   _ゝ.    \           /
  だ !  「       `ーァ---──'''"ヽ,
  !     ヽ       / / l,  i ヽ ` \
-┐    ,√       /            ,.-、
  レ'⌒ヽ/ !        lニ‐-- .,,__,. -‐‐-、_ノ /
                `ー- .,,_,,. -‐‐--‐'"





332 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:11:33 ID:VsAYHbuB
仏道にありながら権力を振い我が物顔で京を闊歩する文観とその配下の者に…

                                                         /┏┓━┳━
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                             /                  \   / / /_ . |   ┃  ┃
                         |\   /      ∧             \|. // /| |   ┗━┛
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                  __   | │,/   ノヽ<{     }>ノ⌒ヽノ⌒ヽノ⌒ヽl ̄ ̄   |   ━╋━
           /⌒ヽ    \\ ̄\∨ノ⌒´ ノヽ/ヽ____/ヽ.  /⌒ヽ      |     .|   ┏╋┓
             ヽ   \   \\___|ノ⌒´    ̄l/ヽヘl ̄ /        /⌒ヽ   |   ┗┛
  __,-' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ.   ̄ ̄`| /⌒\        /         /ヽ |  .|   ┃
  ,ゝ-─ '´ ̄           ヘ       ∨     \_ノ ヽ `´ ̄ ̄? ̄    {   /  │   ┃
  ヽ、_,. -'´ ̄            ヘ  ∧ ∧  ,-─? ̄               〉  |  .:│   ┗━┛
    `ヽ-─'´ ̄`──-、       {< >| ∧           /           〈  /   .│  ╋━
                 {       '. ∨ ヽ.∧     _ヽ  / ̄\          ノ   /   ┃ ━
                '.      '.    ヽゝ'   /  `─´ヽヽヽヽ)\〉   ├'´     \    ┛┗━
                 '.      '.      し|  / jJノ__ノノ-'´ ̄ ̄  ./   /       |  ━╋┓┃
                   '.      '.       \〈ヽ     ヽ       /|         .│    ┃┃
                '.      '.         \            /Y´`Yヽ     │    ┛┛
                 '.      '.        `> 、__,.-─'´ ̄ヽ__.人ノ     .│ ╋  ━
                 '.      '.    ___/__/          ̄`ヽ.      | ┛┏╋
                  '.      `Y´ ̄ ̄                    \  .│   ┗┛
                    '.                                   人  \
                     '.                                   /  \  \___
                     '.                                /     \
                     '.                            /        \
                        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\         /            \
                                 /           ノ       /\             \
                            /                  /   \             \
                              /  ヽ_,ノ´  //        /      \             \


                                 文観僧正



334 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:12:36 ID:VsAYHbuB
人々は呆れ、罵声を浴びせたという。

    |\  /\  ム_   ハ          _r-⌒       `ト,
 ト、   | 「 ̄|  V´r-、`Y  |  ト、    r(             ⌒)ー'7
「 ̄|、 ノ  | └一ト、`ー' ノ  | / |   (`    _,-一一--、___   / /
.|  |├'´ ̄  __」  ̄´   V  L__(_-――'--i    ,ヘ ` V /       /`j
、|  | L-一i  |    「 ̄ ̄ ̄ ̄ __,―T~,ヘ, ̄   /ム_` / /'´`i  ,ヘ  / /  呼んでねえよ!!
 |  |  / ̄ └、   └一一 ̄ ̄|  `(,  |/ン-、ー| レV/。_,_」/ ,イ| レ'´/  / /   もう一度島流しにあっちまえ!!
  |  | i i ̄| ト、`<^\       |   `,ヘ」 'ー゚-`~  ´、   L__/ノ |__/    L/
  |  ト、`こニノハ/  \     |    ! (`、   ノ、_ノ`ー-、/Y      ,_
  ∧ _| \ /    /\ ヽ   |    `ー、トvレ'ンr仁ニ] 〕 ,ノ      i、_)
 / `'´   V    /   ヽ |  /      `ゝ,_ `、`⌒'´ノ"/-v-一、____
 | ,へ,     i r'´。 ̄_> |   {         _,>'゙こ,"゙"/゙「`i `、     _   ̄
 |/   \  ハ Vー'´ ̄~  レ'⌒i     / ̄`i `iー、`"´r'´ ノ `、      ̄
 | r' ̄。`ヽj `'     /   ^) |     |    `i `、   i /   L_r、___/)-
>、|└'´ ̄~`     ,_ -y'彡  i  /     |    └、 `ー、_」ノ    レ' ム_/ム-、
-、`i   r一->、_ノ`、(彡彡  Y´      `i、  、  `、       _」 r   ´_rニ,
、_    {  / ,レ、_,ivゞ,、彡 ノ        |`、  \_ >'´ ̄ ̄ ̄  ´    -=ニ´
、 し i  /`'゙{'"~ ト-、| };}ゝ /        `i \    ,rー'´  _,-T--'´ ̄ ̄
. `ーL__、\ };}  |   | {;{ /         |`ー-'`、     __,-'´   |
    `ー、_{;{_」   ,L,ノ'´           |    `ー-'´ ̄     |
 ,r一、____」  `ー┘ト--'´ ̄`ヽ,      |              |
'´   `  ´       !      `i      |             |





336 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:13:56 ID:VsAYHbuB
千種忠顕や文観僧正よりさらに評判が悪かったのは護良親王であった。

                         ,, --──-、
   / 二二二ヽ               /二二二二二ヽ
  | | へ , ,∧|             / |  ( ・∨・) | |  い、いやーーっ!!
  | |  0 ∠|              |  |    )⊃( ヽ| 
  (d    二⊃_  /  ̄ ̄ ̄ \  |.   |  /(∋   }_|    お、お助けを…  
 7/ヽ ┌-──┘/───====└┬┘      /  
 △  |\\    |__|  (・ )( ・)|   /└────┘\
  /⌒▽▽ヽ、  <(d    ⊂⊃  | /           \ 
  | i    i |  < \ (「「「「「) ノ            
  | |    | |    ,────、__∩         
  | |    | |   /         |  ~,⊃  




       \ __┌i   /
      / \ |_|ヽ/
  __ /  (( ))| |( )) __   グヘヘヘヘ…
l⌒\  \ ̄ // ̄ヽ>、   /
\/⌒\ ヽ ̄ ゙==′\. /   命が惜しかったら騒ぐな!!
 ヽ  ノヽノ          i/
  |⌒//  ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ | |.   ._     _.   _   ._   _
  | | |        /\.  | |  _/i_ヽ_ __/i_ヽ__ /i_ヽ_/i_ヽ__/i_ヽ_
 __| | |      / ̄ ̄\ | | . ──  . ── . ──  ──  ──
 ヽ ̄ノ     | ̄ ̄ ̄ ̄| | | | = = | | = = | | = = | = = | = = |


その配下の者どもが夜ごと京白河付近に出没し、辻斬りなど乱暴狼藉をはたらいていた。



338 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:15:00 ID:w7Znv9W7
…んな事やってたのか。


340 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:16:45 ID:d1dRsEZ6
得体の知れんゴロツキどもなんか使うからこうなる


339 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:15:23 ID:VsAYHbuB
こうした行状が京の民衆に知れ渡り、護良親王に批難が集中することになった。

     ___,,,,,__
   〃/ / /  \ヽ
  ≪|__|  ( ・ ∠ |  まったく…宮様の配下どもの乱暴には困り果てる…
   (d u  ⊂⊃ |)   _,,,,,___
   __|  : : : : : : ヽ.,,∠,,,--(__)-ヽ、
  ,,-\ヽ└<>-'丿=| //- 、 -ヽi
 /   \ ̄ ̄/ ̄i  |__| |  ・|・ | |  比叡山に戻ってくれないかな…
 |/(⌒ヽ/⌒)____|.  (d  `- o-´ |
  ゙|\, ̄ ./ ̄ .ノ   ヽ、   3 ノ , つ
  .|   ̄   ̄ |     /゙\ ̄/ヽ /⊃)





341 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:16:52 ID:VsAYHbuB
こうした中、京の治安を維持するために検非違使庁や武者所が置かれていたが、
その後者を担っていたのが足利家だったのである。

       ____
     /      \
    /  _,ノ   \ \    千種中将といい、文観僧正といい、大塔宮といい…
  /    (●)  (●) \   京の治安を乱すとは困ったものです。
  |        '      |
  \      ⌒   /


      足利直義



343 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:17:55 ID:VsAYHbuB

         ____
       /     \
      / _,ノ    \ \     特に大塔宮はすこぶる評判が悪い…
    /  (●)   (●) \   親王で将軍なんだからもっと自覚を持ってほしいものです。
    |      ´       |
    \      ⌒     /





344 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:18:50 ID:VsAYHbuB

         ____
       /     \
      / _,ノ    \ \    まったく………
    /  (_)   (_) \
    |      ´       |
    \      ⌒     /





345 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:19:21 ID:VsAYHbuB

           /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`-、
          /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::       \
         /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::           ヽ
         /:::::::::::::::::::::::::::::::::__,         i
         }:::::::::::::::::::::::::::::::::__ ,,             }
           }:::::::::::::::::::::::::::::'``'(;;;;;)ヾ\     \ | 
           |:::::::::::::::::::::::::     ' ̄´    ..,,_=ミ、 i  まあでもこれは宮を将軍の座から
         }:::::::::::::::::::::::::::::            ̄`V l.  引き降ろすチャンスですねえ…
            }:::::::::::::::::::::ヽ      '´ ’/'_,.     !   わざわざ自爆してくれるとは
         !:::::::::::::::::::::::::..          ..   _   |   僕は宮に感謝したいですよ…クハハハハハ。
            }:::::::::::::::::::::::::::‘ー-‐==ニ=:、__j:)  l 
           人:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー、 `'''´   /
           /::::... ...::::::::::::::::::::::::::::/ ̄´     /
         / :::::::::::\::::::::::::::::::::::{        /
           ::::::::::::::\::::::::::::::::::}     ,./
               :::::::::\__:::::::::`'-‐::"/
                「`''''''''"´:::::::;;:" 人
                        .:.::::::::;;″ /' \
                  .:.:::::::::::::i' .:/'"´





346 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:19:46 ID:w7Znv9W7
黒いwww


348 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:20:50 ID:VsAYHbuB

           __ \|/ __
          /    ̄`‘ ̄   \  
        /  _______   |  
        |   | ‘ \  / ` |  |  うわ、なにをする…グワァァァァ!!!!
        |   |   (°) ||(°) | 
       _|   |     ○    | |_
       \   .ノ    / \   | /
        \.ノ   /    \//
          \_____/




       \ __┌i   /
      / \ |_|ヽ/
  __ /  (( ))| |( )) __   ヒャハハハハ…!!
l⌒\  \ ̄ // ̄ヽ>、   /   俺たちは宮将軍の配下のもんだぜ。
\/⌒\ ヽ ̄ ゙==′\. /   迷わず成仏しな!!
 ヽ  ノヽノ          i/
  |⌒//  ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ | |.   ._     _.   _   ._   _
  | | |        /\.  | |  _/i_ヽ_ __/i_ヽ__ /i_ヽ_/i_ヽ__/i_ヽ_
 __| | |      / ̄ ̄\ | | . ──  . ── . ──  ──  ──
 ヽ ̄ノ     | ̄ ̄ ̄ ̄| | | | = = | | = = | | = = | = = | = = |





349 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:21:34 ID:pxNpm2iM
流石だなできる夫…
まあ変に正義感出して独断で取り締まったら、
厄介事抱えかねないしなあ。


350 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:22:05 ID:VsAYHbuB


<待ちなさーい!!


       \ __┌i   /
      / \ |_|ヽ/
  __ /  (( ))| |( )) __   ん、何奴だ!?
l⌒\  \ ̄ // ̄ヽ>、   /
\/⌒\ ヽ ̄ ゙==′\. /   
 ヽ  ノヽノ          i/
  |⌒//  ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ | |. 





351 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:23:05 ID:VsAYHbuB

                                         -‐-_ 、
                           _   __  -‐ ニ_ ̄ニ_‐- \ヽ、 、
                          \  ̄      /´  /    ` ヘ. }
                           ヽ     )  {        }ノ_‐- 、
                            _,ゝ  _,ゝ  ゝ-‐ァ ,     ´  `ヽ  源氏の印は正義の印、
                            \    _ ̄_二 -‐' // /ハ._   _)ヘ!
                             \   ! ,ゝヘ-‐ _,ニ∠ /ヘ._  ̄ヘ‐- ゝ_   この世に悪がある限り、
                               `ヽ/ノ /イ}  ̄   ,ゝ{、    ̄ ハ     `  、
                                7  じ'      /ハヘ、    }        \  天に代わって悪を断つ、
                                {    、'__,  、じ'′j.   /!  、      \
                                   \  {  ノ      /´! ハ′、  `       > 足利軍参上!!
                           _,.. -‐-_ _\ ` ´   _.. ー-‐'´ ̄i  ヘ         /
.    ,. -─‐-「 ̄ ̄`!---‐‐─‐‐‐--‐fく_ ̄   ̄ _,.. -‐ァゝ-_= フ´\       |   _,ゝ、  ノ´
   〈_ノ´,、   {     |          |   ̄-/´//´ ̄´ / /  ヽ     `¨´   `¨´
    (_,ノ`¨´ ̄`ー--┴-- ----- ‐─j.   /  // ,. ´ ̄/  '      ,
   / ! !  i  、 丶 `   .._        └‐-‐{ /´ /     / /      i
.  / i |  !   、  丶             ハ/ , '       {. {      l
  /  ,  |_  :!   、    、            '´ } /       \\      :!
 ,.  /  :! `ヽ!     、    、            //      /´ \\    :!
 i`Y  │   !     、      、       rヘ、_____ _ノ     \\  :!
 | {.  │   、     、       `      ハ.__」_____]、     !\\,L_
 ト、 \  |    \    、       丶/ /          ヘ       、 \\`ヘ
   \i\|      `  .._ \       , ,            ヘ       、   \\l_
      ′          「 ` ヽ       ! !           、    !__ -ヘ. 丶‐-   .._
               l   !       | i               ハ      V     ト、rヘ. 、  `  、
                  l   ′    | i              ヘ      V    〉ヘ. ヽ\   \
                    l /         ̄| ̄  ̄  ̄ ̄「 ̄ ̄ ̄、    ,ゝ-‐ヘ、 ,ゝ.ノ\ 丶   \
                   ∨         |         |     ヽ    j     V   / \ \  \
                  ヘ         l       l      /ト、/ ノヽ 、_丿  '     \  、   ヽ
                  \       l   _____,⊥ _,. <_,! ,ゝく  ,ヘ.ノ  /         \  丶. ヘ





352 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:23:44 ID:d1dRsEZ6
イサミちゃん懐かしい


353 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:24:17 ID:w7Znv9W7
イサミキター!www


354 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:24:30 ID:VsAYHbuB

      ,r':.´ :. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ゞ<、
     ム:.:. . . . : . : . : . :.: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾム
     /:.:.:.:.:.:.:.. . . . . . . .:::::::.:.:::.:.:.:.:.::..:.:.:. . . .、\
     ''ク:.:.:.:.:::::::::::::_,-/ク八::::,i.:.::    . . . .:.ヽ
     レi:i::::::::::r'´\ ´, , -―竹、:.:....:..:::::::::::::::`、
        `'、:::,r、iγニd, `r '三ニbr` クr、:::::::::::::::::}'   それ、そこの狼藉者を召し捕えなさい!!
       ヽ' ,〉´ ´r'  ´ `   ,イ/イ/7:::::::::,tj
        /(    ┬- ',7`  / {i、ニ/:,riN'
          ヽ、  `ー'     ノ ィn/
               ` 、  _,  '__|_
           /⌒`<⌒ヽ、::::::::::::|:i, __
           /'´::::::'、 、.\:,,>ニニ=-X>-、_二`
       /::::::::::::::::::.i、 '、// ̄`ヽ::::i――――




       \ __┌i   /
      / \ |_|ヽ/
  __ /  (( ))| |( )) __    ぬぅぅ…おのれ!!
l⌒\  \ ̄ // ̄ヽ>、   /  
\/⌒\ ヽ ̄ ゙==′\. /   
 ヽ  ノヽノ          i/
  |⌒//  ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ | |.   ._     _.   _   ._   _
  | | |        /\.  | |  _/i_ヽ_ __/i_ヽ__ /i_ヽ_/i_ヽ__/i_ヽ_
 __| | |      / ̄ ̄\ | | . ──  . ── . ──  ──  ──
 ヽ ̄ノ     | ̄ ̄ ̄ ̄| | | | = = | | = = | | = = | = = | = = |





356 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:26:16 ID:VsAYHbuB
強盗をはたらいた護良親王の家臣・殿法印良忠の配下の者どもは、捕えられ武者所に連行された。

       \ __┌i   /
      / \ |_|ヽ/
  __ /  (( ))| |( )) __    我々は大塔宮の侍法師・殿法印良忠の配下の者だぞ!!
l⌒\  \ ̄ // ̄ヽ>、   /    こんな目に遭う覚えはないぞ!!
\/⌒\ ヽ ̄ ゙==′\. /   
 ヽ  ノヽノ          i/
  |⌒//  ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ | |.   ._     _.   _   ._   _
  | | |        /\.  | |  _/i_ヽ_ __/i_ヽ__ /i_ヽ_/i_ヽ__/i_ヽ_
 __| | |      / ̄ ̄\ | | . ──  . ── . ──  ──  ──
 ヽ ̄ノ     | ̄ ̄ ̄ ̄| | | | = = | | = = | | = = | = = | = = |




         ____   ,
       /     \  -
     /  ⌒   ⌒\`   殿法印良忠の…それは間違いないんですね?
    /   ( ●)  (●) \
    |      ___´___    |
    ヽ、    `ー '´   /





359 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:27:45 ID:VsAYHbuB

       \ __┌i   /
      / \ |_|ヽ/
  __ /  (( ))| |( )) __   そうだ!
l⌒\  \ ̄ // ̄ヽ>、   /   つまり我らは宮将軍の配下でもある!!
\/⌒\ ヽ ̄ ゙==′\. /   分かったら早く縄を解かんか!!
 ヽ  ノヽノ          i/
  |⌒//  ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ | |. 




       / ̄ ̄ ̄ \
     / ノ    ヽ \    …………
    /   (ー)  (ー)  \
    |      __´ _      |
    \        ̄    /





357 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:26:18 ID:JemG9aAL
まぁ民衆の人望を得るには、百の美辞麗句より一の生活向上(特に食い物と防犯)なのは古今東西一緒だ罠。


361 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:28:50 ID:w7Znv9W7
まぁ、ごろつきを配下にした大塔宮が馬鹿だ


362 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:29:04 ID:VsAYHbuB

       / ̄ ̄ ̄\
     / ―   ― \     よーく分かりましたよ…
   / ;;;(◯)::::::(◯);;;\    この馬鹿どもを六条河原に連れて行って斬首しなさい…
  |      __´___    |
  \     `ー'´   /




       i i  ̄ 二|
    i i/  \ |─ii ノノ     ま、待て…
   /    /ヽ>          我らは宮将軍のっ…は、離せ…!!
   |\  /
   |  ヽ|  ____  ))       l^l// ii              /\
\  |__| / ┌─ii\        ii/   /    __     / i iヘヽ
  /    |──[[[[]─\i i   / \/ \  ──    /  /
\ |     |ヽ\____| / ̄ ̄|   / \ i i ─────、  /
  \_ /    ───  |   | /   /   /  ̄ ̄ヽ   i i
    |       =  =  |─i i   (( |    |     |    | \ \\
     |      =  = |   __ /\_ === _ /   \
  \\ i i     =  = | ii/┌┐/   /─\__/─i i \   i i
       |__i i─┬┬┬  ──/  /  =    =  /  \/ .| ))
┌┐  i i l─── ̄ ̄ ̄ ヽ  =  | ̄ ̄| |_______/    |   |
\ ̄/ヽ /___    _|  =  l   l |───┴┴ ─┐    |__|
ヽ__|  ヽ__  \ / l  ──|__| ヽ──┐┌─ ┘i i   /  |
 l、_ j   |    ヽ/  ̄ | /─、 /  \ |    | ̄|    |     i i /
 / /| |   |     |    |  i i  |_|_|_| i i    |  |   |    i i


強盗をはたらいた20余人は足利軍により六条河原で斬首され、さらし首にされた。
その側に立てられた高札には以下の事が書かれていた。

「護良親王の部下・殿法印良忠の配下のこれらの者ども、都の諸処において白昼に強盗行為を行った。
 ゆえにここに誅罰を下す。」


363 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:30:41 ID:VsAYHbuB
これを知った護良親王は…

           |
      \            /
            _____
           /        ヽ?  /^ \    くそっ…高氏め!!
    _    /________  ヽ  (_/  ヽ   僕を笑い物にしたな…!!
         |ノ─ 、/─ 、ヽ |  ヽ (_\/ 
            ,|  \ |・   |  |   j   ヽ `-ノ  
.          ||  二 |     | ̄ ⌒ヽ′ /   /
     /   /ー C ` ─ \)   _ノ  /    /
         ! ⊂──´⌒ヽ   ノ/(    / ノノ
           \ \_(⌒⌒_) /!  ヽ、/
            ` ,┬─_- ´/ ヽ /
             / |/ \/   く
         ((  /\ \        ヽ
           /, ─ 、/ \       /\
.           (  l l j  \ ___ /   ヽ


                   護良親王



364 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:31:23 ID:w7Znv9W7
いや、100%あんたが悪いw


366 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:32:24 ID:QpWrdOWb
配下をきっちり管理しない方が悪いに決まってるw
しかし太平記は足利寄りの伝記物とはいえ清々しいまでにアフォだなw


365 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:32:05 ID:VsAYHbuB

        >一'''==‐ュ、,,_
       ./  . : : : : : : : : : : \
      /   : : : : : : ,,,_: : : : : : ヾ
     ム≠ー'" ̄~'''ー_\: : : : : /
     j|           ヽ:: : :l   帝の許しがなかったから
     l、_   イ__,,,_.._、_   |l: :     今まで自重してきたが、
    l}=、 `チC ̄`ヽ   |: : |     もう我慢ならない…
    {  lト {!    ,}   |: :|
    ゙t,,_.j  くミ、二,,ノ   7_/|   諸国に令旨を送り、
     | ノ           ゙" 'l    高氏討伐の兵を集めよ…!!
    | ゝ,‐           l,
     ∧ =ー--、        ∧
      ヽ ヾ≧  ′
         ヘ´     /    |
          ゝー┬イ'''"     |_


憤った護良親王は諸国に令旨を出し、高氏討伐を決意した。



368 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:33:37 ID:VsAYHbuB
しかし、これは足利側の罠であった…

     / ̄ ̄ ̄\
    / _,ノ  ⌒ \    なるほど、これが大塔宮の令旨ですか…
  /  (●)  (●) \   ククク…まんまと引っ掛かりましたね。
  |     、 ´      |
  \      ̄ ̄|\  / /|
  /     /⌒ノ  \/ ( )
  |      / / |       |





369 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:34:05 ID:oTNQdt2q
足利方が引っかけたにしろしてないにしろ、
狼藉働いてたのは間違いないぽいからなぁ…


370 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:34:30 ID:w7Znv9W7
げぇっ、直義!


371 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:34:52 ID:VsAYHbuB

          ____
        /     \
      / ⌒   ⌒::::\    これで宮を追い落とす口実ができました…
     /   (●)}ili{(●)::::::\   あとはこれを…
    |       __´___   :::::::|
    \      `ー'´  ...:::::/





372 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:36:02 ID:VsAYHbuB

        / ̄ ̄\  やる夫様、もしかしてまだ毒が…
      /       \      ____
      |::::::        |   /      \
.      |:::::::::::   U |  /  ⌒  ⌒  \    いやあ、でもこの間は危なかったほあ。
       |::::::::::::::    |/   (●) (●)   \  ほっちゃんはじゅうななさいだほあ。
.       |::::::::::::::    } |     (__人__)    |
.       ヽ::::::::::::::    } \    ` ⌒´   _/
        ヽ::::::::::  ノ   |           \
        /:::::::::::: く    | |         |  |
-―――――|:::::::::::::::: \-―┴┴―――――┴┴――





373 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:36:33 ID:w7Znv9W7
ダメだこの高氏…早く何とかしないと。


374 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:37:36 ID:VsAYHbuB

  |┃
  |┃ 三
  |┃
  |┃    ガラッ     ____
  |┃ 三      /     \
  |┃       /  \  /  \    あ、兄上…一大事でございます!!
  |┃ .      /  (●)  (●)  \
  |┃ 三   |      __´___  U  |
  |┃       \     'ー一`    /
  |┃        /          `ヽ.
  |┃ 三   /              \
,⊆ニ´⌒ ̄ ̄"  y           r、  ヽ
⊂二、 ,ノ──-‐'´|              | l"  |
  |┠ '       |              l/'⌒ヾ
  |┃三        |              |ヾ___ソ




        / ̄ ̄\
      / ⌒  ⌒\      ____
      |::::::(●)(●) |   /      \
.      |:::::::::::(__人__)|  /  ⌒  ⌒  \    た、直義…!
       |::::::::::::::` ⌒´ |/   (●) (●)   \   一体どうしたほあ?
.       |::::::::::::::    } |      (__人__)    |
.       ヽ::::::::::::::    } \    ` ⌒´    _/
        ヽ::::::::::  ノ   |           \
        /ヽ三\´     | |          |  |
-―――――|:::::::::::::::: \-―┴┴―――――┴┴――





375 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:39:06 ID:VsAYHbuB

          ____
        /     \
      /        \     (ほ、ほあ…?)
     /  \    /  \    兄上、これを見てください…
    |    (●)   (●)   |
    \      ´   u /
    /     ⌒     \




         ___
       /      \
      /  ─   ─ \    こ、これは…大塔宮の令旨だほあ!!
    /    (●) (●) \   しかも内容が「やる夫を討て」ってどういうことだほあ…!?
    .|   U  (__人__)   |    __
     \     ` ⌒/ ̄ ̄⌒/⌒   /
    (⌒      /     /     /
    i\  \ ,(つ     /   ⊂)
    |  \   y(つ__./,__⊆)
    |   ヽ_ノ    |
    |           |_
     ヽ、___     ̄ ヽ ヽ
     と_______ノ_ノ





376 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:40:41 ID:VsAYHbuB

           ____
         /     \
       / \   / \    見ての通りでございます。
      /  (●)  (●)  \   大塔宮はついに兄上を討伐するために
     |        ´      |   諸国へ令旨を発したのでございます!!
     \      ⌒     /




     / ̄ ̄\
   /    \ ノ
   |    ( ●)(●)  な、なんだと…!?
.   | ノ(  (__人__)   この間の暗殺者といい
    | ⌒    ` ⌒´ノ   やはり宮は本気でやる夫様を…
.    |         }
.    ヽ        }
     ヽ     ノ
     l/   く   \
     |     \  \
      |    |ヽ、二⌒).、 




      / ̄ ̄ ̄\
    / ─    ─ \
   /  (●)  (●)  \  そんな…
   | U  (__人__)    |  大塔宮がやる夫を…
   \    ` ⌒´.    /
   /              \





377 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:41:58 ID:VsAYHbuB

           ____
         /     \
       /        \   兄上、やはり大塔宮は危険でございます。
      /  \    /  \  我々も手を打たねばなりません…!!
     |    (●)   (●)   |
     \      ´     /
     /      ̄ ̄    \




     ____   
   /      \  
  /  \   ,_\. 
/    (―)゛ (―) \  …………
|  ∪   (__人__)    |
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /





379 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:43:46 ID:VsAYHbuB

         ____
       /      \
      / \    / \    …分かったほあ。
    /   (●)  (●)  \  やる夫もただ黙ってやられるつもりはないほあ。
    |  U   (__人__)     |  だが、どうやって…
     \    ` ⌒´    ,/
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |




          ____
        /     \
      /  \   / \    私に策がございます…
     /   (●)  (●)  \  宮と対立している三位殿・阿野廉子様と手を結びましょう!!
    |      __´___     |
    \      `ー'´    /





380 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:44:27 ID:pSEUGXgJ
ここでドラミが出てくるのか


381 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:44:59 ID:VsAYHbuB

      / ̄ ̄ ̄\
    / ─    ─ \
   /  (●)  (●)  \  三位殿と…
   | U  (__人__)    |  
   \    ` ⌒´.    /
   /              \




     ____
   /     \
  /  \   /\    ええ、三位殿にこの宮の令旨を見せれば
/   (_)  (_) \   必ずや三位殿は帝にこの事を申し告げるはず…
|       、__',_,    |   さすれば帝も宮になんらかの処罰を下すでしょう。
\           /





382 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:46:14 ID:VsAYHbuB

       ____
     /     \
   / _,ノ  ⌒ \    まあ、流石に帝も宮の命を奪うことはないでしょうが
  /   (○)  (○)   \  征夷大将軍の任は解かれるでしょうね、クククク…
 |     、 ´       |  
  \       ̄ ̄   /   
  /          \




       ____
     /      \
   / ─    ─ \    (ホント、怖いくらいよく出来た弟だほあ…)
  / -=・=-   -=・=- \  分かったほあ。この令旨を手に三位殿を訪ねるほあ。
  |      (__人__)  U  |   ほっちゃんは天使だほあ。
  \     ` ⌒´     /





385 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:47:26 ID:VsAYHbuB
やる夫は令旨を手に密かに三位殿の局・阿野廉子を訪ねた。

          , ─ 、      / ⌒ \
        /    \   /     ヽ
        /   , -´  ̄ ̄ ̄ ─  、|
       /  /    , ───── \
       | /    /            ヽ
/  /  |/     /   ⌒\     /ヽ ヽ
  /   /    /     ヽ l /      ヽ l /  ヽ
/      l     /      / ⌒ヽ     /⌒ヽ   l
   / |    l      | (‘l |      |(‘l |   |  なんですって!?
  /   |    |     l     l   _ l    l  l  足利高氏殿が…
/  / l     |      ` ー ´   (二) ー ´  |
  /    l   l          ___       !
/  /  ヽ  ヽ     ヽ/´      l     /
  //   lヽ   ヽ      ノ─-、    ノ     /
//    /ヽ\ ヽ   /____ノ_ /   /
/    /  \` ー` ‐─────── イ   /
  /  /     ` -──/⌒/´ー‐─´\ / /
/   /        \  ヽ_/  #♯# ヽ /
                >´⌒ヽ   ♯# /⌒ヽ /


               阿野廉子



386 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:48:32 ID:slrBZUoU
敵の敵は味方理論か。
目の付け所が鋭すぎる。


387 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:48:58 ID:VsAYHbuB

        ____
      /      \      ……三位殿、
     / ヽ、   _ノ \    大塔宮は帝位を奪い取る目的で
   /   (●)  (●)   \  諸国の兵を集めておりますお。  
   |      (__人__)     |  これがその証拠ですお。
   \     ` ⌒´     /ヽ
    /              \
    (  ヽγ⌒)        ヘ   \
 ̄ ̄ ̄\__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




.     /⌒ヽ   / ⌒ ヽ
    /  , ─`ー'─- 、i
    l/   , ────\
    /   / ⌒   ⌒ ヽ
   /  /   、?  、? ヽ  ……これは確かに大塔宮の令旨…!!
    l  /    /⌒ヽ  ⌒ヽ  !
    l  |     |  (|   |) |  |
    ヽ  l     `ー/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7
    ヽ ヽ     /         /
     〉━━/⌒ヽ      /^ヽ
    /  _ヽ__ノ      ヽ_ノ
  _  l     「 |______l
 r'o7┤    ヽ、__ノ/
  `  ヽ____┌__ |
     (____)__ )





390 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:50:29 ID:VsAYHbuB

      / ̄ ̄ ̄\
    / \    / \    再び天下を乱すような事態はあってはなりませんお。
   /  (●)  (●)  \   どうか三位殿から一刻も早く帝に奏上してくださいお。
   |    (__人__)    |
   \    ` ⌒´.    /
   /              \




       , - 、
  /⌒\ /___ヽ_
 l   /´ ______\
 |  /  /  へ  /  ヽ
  V   /  /⌒    ⌒ ヽ  よく知らせてくれました!
  l  l    | | ゚|   | |゚ |  l  高氏殿の忠義、私から厚くお礼を申します。
.  |  l    ー    oー   |
  l  |            )   l
   ヽ ヽ     ⌒ー ´   /
     >━━━━,-、━ く
   /    /  ヽフ ヽ ヽ





391 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:51:57 ID:VsAYHbuB
阿野廉子に護良親王が発した令旨を見せられた後醍醐天皇は激怒した。

     ,. ‐'::::::::::, - ,;::::::,ニ、'‐-::、
   ,.;'"::::::::::::::::/‐- 、l/   ';:::::::::\
  /::::::::::::,;::::::/  .( ・)| |--- .|:::::::::::::\
/:::::::::::::::/:|-'へ、/⌒,.!、`ヽ ./ ̄\:::::::::l   廉子…これは本当なのかい…?
:::::::::::/ し'    ' ‐-イ::::::::)‐'"    \:::|
:::::::::/    ̄  ̄ ' -  '‐r''" ' ̄ ̄ ̄  ',:!
:::::::/  ∧ー――-   .|   ――∧-  l|
:::::::|  し'     _    |   ー- し'_  l|
:::::::l  ―― '´  ,r ┬个┬-、     ./
::::::::l    -‐='"┴┴┴┴ ┴=:、   /
::::::::' 、                 ̄ /   ,
\::::::\___________/  / |
  >------------r―-:、------ゝ、  し'
/::::::::::::::::::;;-‐'"´ ̄ト‐┬‐l ̄\:::::::::::\
::::::::::::::::::::/      ヽ -‐'   `:,:::::::::::l

          後醍醐天皇



    __    __
   /##\__/##ヽ,
   |##/  -─--\
   ヽ/ /ノ ,,,   ,,,ヽ  ええ陛下、それは間違いなく宮の令旨でございます!
   | |  ((゚) _((゚)|  宮は再び天下を乱そうと企んでいるのです!
  _ | |  ~~   o)~'| _
 (_ )\|    (._ ̄/ /_ )
   \ '===o=' /
    |   / ______ヽ|
  ◎-|  ヽヽ###ノノ|
     |    ̄ ̄ |
    ⊂二⊃'⊂二⊃




392 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:53:30 ID:VsAYHbuB

      ____  
     /    \,,/ \
   /  / -|  ・|∠ | ヽ  (比叡山にも戻さず、
   |  /    ヽ ●- ヽ|   征夷大将軍の座まで与えたというのに
.  | |   三   | 三 |   今度は帝位を狙っているだって…
   i | / ̄ ̄\|   /   これ以上世を乱そうとする大塔宮を
   ヽ|       \ /    野放しにはしておけない…)
  /━━━( t)━━i 
 ○   /   / /ノ 





394 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:54:26 ID:JemG9aAL
高氏を合理的理由から排除しようとしていたのならともかく、
この件は部下の犯罪取り締まられたことへの逆恨みから武力闘争画策という最悪の流れだからなー


400 :名無しのやる夫さん :09/06/26 22:57:09 ID:P7IEmYq1
>>387
いつの間にか帝位を狙っていることにしているところが
高氏なかなか悪よのぅ


396 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:54:54 ID:VsAYHbuB

           ( ⌒ ⌒ )
             | | |
          ヽ   _____
        \   / \/ ヽ   `\
      _   / |  .|.  |- 、   ヽ   …大塔宮を流罪にせよ!!
         //`ー ●ー ′   \   ヽ
         __l  三 |  三     ヽ   l
       .\______|__/ ̄`ヽ  l  |
         .   l          |   | /⌒ヽ
            |   / ⌒ヽ⌒ヽ |   |ヽ_ノ
     .     、ー┴─────┘ /   / ノノ
           >━━O━━━━/  /
        /⌒ヽ  /    \     |




399 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:56:40 ID:VsAYHbuB
建武元年(1334年)10月22日、後醍醐天皇に呼び出された護良親王が参内すると…

      ___
   ゝ/____\
   / | / . - 、 -、!
   l __|─|  ^|^   |  帝が僕に用事ってなんだろ。
   (   __` ー ヘー っ
     ヽ \ ̄ ̄ ̄/ノ mn
      > 、二二/─(ヽ l
    / \/\|──`ー ′
    (  !      |   ,- 、
     ヽ|ー──j   | |  |
      ヽ  / ̄ | ̄ | |─!
       / ̄/ ̄ ̄ ̄`ー ′
   ,-/ヽ/
   ヽ二二)




402 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:58:07 ID:VsAYHbuB
天皇の命を受けた名和長年と結城親光が待ち構えていた。

       /l, r ´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ..、
         {::::::::::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_; >
    ,..-─`:::::::::::::l ヽ::::::::ヾ、::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
   /´/::::::::::::::::::l   ヾ 、::'、ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
    /::ィ:::::::::::::::::::{   ヽヽ:::'、 ヽ:::::::::::::::::::::::::::ヾ`
.   / ´l:::::::::::::::::l、:l    ヽ ヽ`、ヽ:::l、::::::::::::::::::、:ヽ、
  /' .l:::::::::::::::ll::!.l:l      ヽ ヾ 、 '、!l:::::::::::::::::`、` ヽ
    l::ィ:::::::::::!l:!`キ- 、  / ヽ `, - リ.l:::::::::::::::::::丶
     l/ l:::::::ll::l,.t'´ ̄ ヽ`、"ヽ` '," '~ `ヽl:l、:::::::::、- 、ヽ 悪いな、宮様…
    {  lオ、:l{!'{.  (::)     、    (::)   !〉::::::::::`::.、
      l l ;、 ` ー--‐'  }    `‐-- '´ /'´.〉, r '´
      ヽ4ヽ       〈    ーl‐ヾ´///:::丶
       `ヾ'、     _,,.........,,_      t.ィ、l ̄``
          ` 、  ´ ─‐‐ ``  ,.イヾ
            `t、、     ,.ィ"
                 } ヽ`~~ ´ .i
                 l       l
          ,...-ノ      '、.、
      ,......r::::':´::::i´           i:::`:-......,
   ,r ''「:::::::::::::::::::::{            l:::::::::::::::::ヽ、

             名和長年



       .,ィ ,  ,、  ___,,,、-、________ __
      / ;゙i,i゙ー(i i==、;/゙  i;;;;;;,i;/,、)i;;;ヽ, .,
      i ;;;;;;;;;;;;i゙.i;;;;;;/   .ト-ノ./;;;;;,;;;;;;;;;゙i,iヽ,
    /\i ;;;;;;;/i,_゙Yi,  ,ノ''゙_ノ゙゙ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;、-┐
    i ;;;;;;;;;;/,、-i'"ソ'=-'゙i, '´)''‐-、, ゙ヽ;;;;;;;;;;゙ラ.,イ
    .ヽ; ;;;;;i./;;_、;;;;;;i,  /゙;;;;;、ヘ;;;;;;;;;;、,゙ヽ-'ジ,イ
    ヽ;-;;;;;i'';;;;/‐,ヽ;;;;;;;;;;;;;i;'' .i;,,ノ;ァ、;;;;;ヽ、,_ /.ノ  これは帝の命なんだ…
     ヾ、;;;;i,';;;i ,゙i:;;ジjヽ、;;;;ヽ、'゙'"'' / ./゙'フi'''゙.,/!
      ヾ,、,iヾ'.゙゙''';''"  `゙゙"`  ./ ./''´,イ-'",イ
       ゙! .|   i;_       ./ .i‐''´,イ-''゙ノ
       i、:i,   i, ̄ヽ    i i-'゙´、イノン゙
        ゙ヽ!,   '''' ´    ;i,__,)/ノシノ゙
        ,/'jヽ,  ゙゙   /゙ ̄⌒`゙゙'‐、゙'´
       / ,ヘ,_゙i;、,,,、、‐''"j゙       i    _,,、
      / ./\シ//;;;;/゙´j       ,⊥‐'''"´
     ./  ゙フ///'''" ,/゙     /´
------;/  ./'"´_  /     ./    ,,、、-‐'''"゙´

          結城親光



405 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 22:59:33 ID:VsAYHbuB

\\  /_________   ヽ
     l/⌒\l l/ ⌒ヽ  |   |
      |    V       |_|   ノ   うわ、何をする!?
      |   ≫|≪    |  l/⌒ヽ   は、離せ!!無礼者!!
   (⌒ヽ#ー∧ ー#♯     |
    \ _____ /⌒ヽ _ノ
        ヽ         | |
          |           | l
         | /⌒ヽ⌒ヽ ノ ノ
       ⊂二二二二二´/
            ,ー──´ノ、
          /| / \/ ヽ




     ,,         / (_ ,. -一,==- __,
     ? __,.... -一ゝ-__ミー<二二ニ -‐<  ミ、
   ,,″     ̄¨¨ニ≠ イ⌒゙丶` ー-- 二ニニ==-一 ゛ \
    ii  / ,' _,..´__/, {     `丶ー-` ー-ニ==‐-一ヽ   \
    ll  ー=-一 フ/ ,ハ!      \ヾミ ‐- `丶、  ヽハヽ  \    どうか、静かにしてくれよ…宮様!!
   ll V  ハ ハ/ /  ヽヽ       \ `ミトミ_ー`丶、 `
    ゛、ヽ.ハ / ,! !   ヽ 、       \ ミヽ\`¨ニ `ー   、 ぃ
     ゛ヽハ / Xハ | 、     ヾ      _,.-‐  ヽ ミヘ、丶、 ヽハ ヽ ハ  ハ
      ゙ 、Xくミヘj| ,> 、__ \ミ-r',ニ、ヽ  }ハゝ`乙TIニ ハ  ヽハ ハ
       ゙ 、ヽヽ}ヘ! ′(.)`ヽ    ′ー′ 冫   lレケ,ニヽハハハ  ハ !  }!
         ゞミ7^ヽ 、_,. }      ー-‐く,,  ,ルin?ム    ,.イ ノ   ,,″
              { 「ヽ    〈 _    ー十1  〃、ツ_ノ フ彡 ノ  ?
               `ヽ.〉                ,小ィ´___彡-~ー一''
              `ヽ ぐ¨_,.二  ̄`  / ト!「
                    \      ,.    |
                   `ーr一"     |
                      _」i        |i__
                  〃7ワ}           ヾへ、
              ,、ィ彳/グ        ノノハゞ>、





410 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:01:19 ID:VsAYHbuB
取り押さえられた護良親王はそのまま馬場殿の一間に閉じ込められてしまった。

                     _      ⌒
                __/  |  (      )    |  / / .|┃┃
               |  、 )ヽ/    (  \    ☆ || //   |┃┃
               |  | ̄             | |/ / ___
                | ̄ ̄l            /⌒)     ̄ -――  ̄
              / ̄ ヽ、  ̄`、 ̄ ̄ ̄| ̄) /       .|┃┃
             /_ _     ヽ_|―――┴--´       三 |┃┃
      ____∠」/ |    / ☆      /  /| |   三 .|┃┃
  ξ⌒(     // ̄ ̄/ `l /      ☆  / /  | |      |┃┃
    ̄∪  ̄ ̄ l´二,二    | \      〃  〃   | |      |┃┃て
           ||  |   |―9)  \  (    ) ./     ||      .|┃┃ て
           l 二 二_/~ } \  \   _,       |      . |┃┃
          ` ―--― ´  \/^ \                |┃┃ ピシャッ!
                     し、 、_ゝ               |┃┃
                                       |┃┃
                                       |┃┃




411 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:02:59 ID:VsAYHbuB

       _____
   \|/        \
    /  ________|
   | // __  ___ |
   | /  /  \/   ||
   | 6----|<・> ||<・>||  そ、そんな…
    |   \_/ 〉 __/
    |  u "" ___ "" |
    \    /__/ /
    /ヽ       /\




    (  運    何    そ `ヽ
    _>  命  .  と    ん   /
   (   か    い   な  (.
    `;  .!    う    :   )
    /            :  rー'
    `------ーt,       |
 ゜ 。  __.._ .  。 \ /`ー─'
     .{川cj      ~
:=-    i T´   . °
   /´~⌒ヽ. ゜   -=:
=-  レ'r.;_r-'´`ーvwn,、
 r'~`r---'~ )、 (!||||||||!)   -=:
 `-└─¬´r~ニゝ'^y'.つ  
        `ー└-.._`;




415 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:04:50 ID:VsAYHbuB
       ____
    ゝ/____ヽ  
   / | , ─ w-、!  
   | __|-|   +|+  |  北条家を討ち滅ぼした僕が、
    ( u `ー  oー |  京に帰って一年も経たないうちに
   /ヽ、/^\__/ ノ   讒言にあって罪に落されるとは…
   l、(uu ー,─ 、´
    l \ __/┬ ′




413 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:03:52 ID:slrBZUoU
いや、自業自得だろw
挙兵に関して、天皇に何の相談もしてないし。


416 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:05:19 ID:w7Znv9W7
>>412
平和を望むなら天台座主に戻れば良かったわけだしねぇ。
まぁ血の気が強かったから坊さんなんかまっぴらだったんだろうが。


418 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:06:13 ID:VsAYHbuB

        _____
       /´           `\
   ゝ/  _________ヽ
   /    |    ヘ、    ノ⌒ |
   |   |  /  ̄`ヽ /  ̄`ヽl
   l    |  l     lj | lj    l   …だがこんなことがいつまでも続くはずがない!!
   ヽ  |_|        |     |   帝は必ず考え直して下さるはずだ…
   /⌒`  ヽ       l     ノ、
   | )     ` ー─ ´ っー ´ l
   ヽ__   /⌒\____つ ノ
       \ ( ______ ノ /
       >ー───、─ ´
        / \ / \/ \
      l   l      |/\
      ├─┤      |、


護良親王は天皇に申し開きの手紙を書いたが…


419 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:06:34 ID:pxNpm2iM
まあ簒奪目論んだ、という部分は捏造っぽいけどな…


421 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:07:48 ID:VsAYHbuB

        ___ ,- 、
       /´_______ )
     / /  /    ヽ l
.     l  |     ┃__┃ | 、   帝は相当怒ってると聞く…
    /⌒`  U  (_ ) ヽj   もしこの手紙を渡しても私も罰せられるかもしれない…
    ヽ_    , ─ 、___つl
  ,-´l  /      / ノ     / )
/    |ヽ ヽ、____ / /  (^ヽ/ /、、
     l  ` ー──,‐ ´\   l )(ノノノ
     ヽー───/     ヽ/ヽ __ ノ
.      \     /     |   /l
        ヽ /        ヽ /.ノ


伝奏の者が諸方の憤りを恐れたため、ついにその手紙は日の目を見ることはなかった。


424 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:09:14 ID:VsAYHbuB
そして護良親王につき従って忠節を尽くしてきた家臣たちは密かに殺害され、
護良親王は孤立無援の状態に陥っていた。

ガッ
           <>/:::::::::::::
      ☆   /:::::::::::::::::::
   ☆┌--、_∠,,,:::::::::::::::::::/
   \ \____`ヽ:::::::::::::,<\
    \//  ヽ |__|\/  \\
      | ( ) ( )  6)   ギアァァァァァァァ!!!!
   /⊂二  ─∧|\
  /  /■  /_//\ノヽ、
     ̄ ̄ ̄ヽ(,'(ノ  |/ヽ/|\
       ==`′




          ____
        /     \
      / ⌒   ⌒::::\   クックックックック……
     /   (●)}ili{(●)::::::\  これで大塔宮にもう味方はいません。
    |       __´___   :::::::|
    \      `ー'´  ...:::::/




426 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:09:45 ID:TMYL7NEa
宮からすれば、あくまでも高氏は武家であり本来は北条と一緒に滅びて
いなくてはならないほど、幕府と北条氏と密接な一族だったからな。


428 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:10:28 ID:VsAYHbuB

      / ̄ ̄ ̄\
    / _,ノ  ⌒ \    しかし、帝も人の親…
   /  (●)  (●) \   感情に流されていつか宮の罪を
  |     、 ´       |  お許しになるかもしれませんねえ…
  \      ̄ ̄    /




433 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:12:10 ID:VsAYHbuB

       / ̄ ̄ ̄\
     / ―   ― \    やはり宮には再起不能になってもらいましょう。
   / ;;;(◯)::::::(◯);;;\   兄上を殺そうとした罰です…
  |      __´___    |
  \     `ー'´   /




434 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:13:14 ID:VsAYHbuB
この年、後醍醐天皇は関東の統治を目的に自分の皇子・成良親王を探題職に任命し、
鎌倉へ下向させた。

      ,  ─── 、
   /   /⌒  ⌒ヽ\
  /    , ┤  ・|・  |-、ヽ   成良、鎌倉はお前に任せるよ!
 l  /   ー ●ー    ヽ
. |  /  三   |  三  | _
 | |  /⌒\ __|_/^ヽ l(__)
 ヽヽ ( ______ / / /
  >━━━━,-、━━イ /
 /    /    ヽフ  ヽ  l/
( _)  |  ____ | |
  l  ヽ ヽ _____ ノ ノ l




      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
      /   ,∨∨∨∨∨
    /  /  /   \ |
    |  /   ,(・) (・) |   お任せください。
     (6      ⊂⊃ |
     |    ___l_,|
     |     \__/ /
  /|         /\

       成良親王



436 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:14:58 ID:VsAYHbuB
この時、まだ幼い成良親王の補佐をするために足利直義を執権として、共に鎌倉へ下向することとなった。

       , - 、
  /⌒\ /___ヽ_
 l   /´ ______\
 |  /  /  へ  /  ヽ
  V   /  /⌒    ⌒ ヽ  直義殿…東国にはまだ朝敵の残党がいると聞きます。
  l  l    | | ゚|   | |゚ |  l  成良のこと、よろしく頼みましたよ。
.  |  l    ー    oー   |
  l  |            )   l
   ヽ ヽ     ⌒ー ´   /
     >━━━━,-、━ く
   /    /  ヽフ ヽ ヽ




        / ̄ ̄ ̄\
      /        \
     /  \   /   ヽ   ハイ、私が第八宮様をしかとお支えする所存でございます。
     |  (_)  (_)   |
     \   __',__    __,/
     /   `ー'´    \




439 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:16:47 ID:VsAYHbuB

       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ●)  (●)\    それじゃあ直義、
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\   鎌倉にいる千寿王や登子、和氏たちによろしく言っておいてくれお!
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /




         ____
        / \  /  \
       ./( _) ( ●)  \  ハイ、了解しました。兄上!
       /   、_',__,     |
       |           .|
       \         /




440 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:17:48 ID:pxNpm2iM
倒幕時はともかく、平時になってからも乱発したのは拙かったね。


442 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:18:20 ID:VsAYHbuB

          ____
        /     \
      / ⌒   ⌒ \    ……さて師氏…
     /   (●)  (●)  \
    |      __´___     |
    \      `ー'´    /




   ,人   ト、.__..、 l  l /-‐'_,...ノ
  / ./ ヽ_   /,.、....、ヽ レィ / /,.!、
 ゙ヽ ヽ/ `Y l:::::::::} jノイ ! / //-<
  >‐v',ィ:::ヽ ヽ `¨"´/_.. ┴v、/ ハヽ.
  ',゙ト、',ヽ:;_ノ  /`¨´.//,.,.ニ /ヽ. ) ノ }   ……はい?
  ヾ-' i>、ニィ  i //r弋リ i   Yoハ
     !、i r-- _{、  - ̄  ',  i´ヘ人
      .`トにツ,l   ′  ',  .! jノ l_ノ⌒ヽ,
       ヽ\´ L._ r __,.   / /Vヒ^ー' <./
        `¨ \ ー' '´,ィ  /./イ }.l:ヽ   )
  /"¨ ̄ ̄ ̄ ̄::::::lヽ、¨´  // /⌒V:::::}゙丶´、
  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::トuヽ¨ニ´ f:l i ヽ,ノ/:::::::::::::::`>
  ::::::::::::::::::::::OムOムヽソ)  .l::', ヽ'/::::::::::::::::::::::::::::::

        細川和氏と頼春の弟・細川師氏



443 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:18:50 ID:oTNQdt2q
また黒そうなのを指名したなw


444 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:19:55 ID:VsAYHbuB

          ____
        /     \
      / ⌒   ⌒::::\    大塔宮を鎌倉へ連行し、
     /   (●)}ili{(●)::::::\  二階堂谷あたりにでも幽閉しなさい。
    |       __´___   :::::::|  宮を僕の監視下に置きます。 
    \      `ー'´  ...:::::/




  !、ゝ-'  ヽニ二 ノ   l  人 ̄`ヽ ー- ニミヽ し,.
  /ヽ._ノ __jノ    /,.ニ=-\ミ、  ヽ、.._ ヽ\/
  llレ ,.`¨l  li   /∠,.ィテ-、  lトミ、 ,.ィ -、ヽ、il
   ヽ-‐-.l.   l   ー' ,.イフノ/   !ヽ、/ ∠ヽ. l、 i l  ……承知いたしました、直義様。
      「r‐-_ヽ, ,.  、 ̄    l    ろ ノi l レ‐'
 .       マFツ.フ  ヽ l     l   i └'  ノ'i ヽ
        ゙i´ 〈  ‐ァ   ,      ト゚..-‐'i"|' ./ヽ
         、 `゙ ' _..ニブ      .l::::  l. i/、 }
         ゙、 `¨-'´,.ィ      ノ:::  /:::::l ,イ..,,__,,.. 、
 .         ヽ `¨´      /:::::./ファ::::::::l ヒュ ⌒ヽ ',
            \    _,...イ/ヽ//ィフ,:::::::::l__ミヽ  r'
             ヽ-‐''":::::/ ///彡l彡!::::::ノ:::ヽ、ニヲi
              {:::「l ̄ /:/// 彡'ヒノ::/::::::::::::`:<




446 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:21:07 ID:VsAYHbuB
同年11月15日、足利家に身柄を預けられていた護良親王は足利直義の命により鎌倉へ連行され、
二階堂谷の土牢に幽閉された。

  __,冖__ ,、  __冖__   / //
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /  、-―――- ,
 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    / /   ____ 丶
  __,冖__ ,、   ,へ      ,ィ:  |/ _  ___Τ
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_//  | /  V  丶|
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /    |-|  (:)|(:) ||
   n     「 |      /丶_ (6 `_―´っ-,' .}       ___
   ll     || .,ヘ   /   ヽ /  ̄ ̄Τ/  __/     _)
. n. n. n  ヽ二ノ__  {   `(   ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄    |  、し  )
  |!  |!  |!      _| ゙っ  ̄/ _ \_/⌒\_|  ___| _丶_/
  o  o  o     (,・_,゙>  /|          /




448 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:23:16 ID:VsAYHbuB
幽閉された護良親王には南の御方という女官一人以外、側に仕える者は既にいなかったのである。

       , -───- 、
     /⌒            \
     /          ヘ      ヽ
     ヽ、(  (  ( \\     ヽ
      ト/^ヽ   ー/⌒ヽ  ヽ     |
      | |(゚)|    |(゚) |   |    !  宮様があまりにもおかわいそうだわ…
      / ヽ__j   ヽ._ ノ   ⌒ヽ/
      l  ヽ     U    (  !⌒\
      ! `ー── ⌒ヽ    .__ノ   ヽ
      \  \    ノ  イ 、  ヽ、_ヽ
         ヽ、 _ー_ / ノ |\
          / \._/  ノ   ヽ
         /\/  \/     l
         |  |    |       |
          |  |    |      |

            南の御方



451 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:24:56 ID:VsAYHbuB
後醍醐天皇の怒りは一時的なものであって、護良親王を鎌倉に幽閉するなどそこまでの処分は考えてなかった。
これは全て足利直義が企んだ策略だったのである。

           /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`-、
          /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::       \
         /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::           ヽ
         /:::::::::::::::::::::::::::::::::__,         i
         }:::::::::::::::::::::::::::::::::__ ,,             }
           }:::::::::::::::::::::::::::::'``'(;;;;;)ヾ\     \ | 
           |:::::::::::::::::::::::::     ' ̄´    ..,,_=ミ、 i  これで兄上のライバルが一人消えましたよ。
         }:::::::::::::::::::::::::::::            ̄`V l.  
            }:::::::::::::::::::::ヽ      '´ ’/'_,.     !  
         !:::::::::::::::::::::::::..          ..   _   |  
            }:::::::::::::::::::::::::::‘ー-‐==ニ=:、__j:)  l 
           人:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー、 `'''´   /
           /::::... ...::::::::::::::::::::::::::::/ ̄´     /
         / :::::::::::\::::::::::::::::::::::{        /
           ::::::::::::::\::::::::::::::::::}     ,./
               :::::::::\__:::::::::`'-‐::"/
                「`''''''''"´:::::::;;:" 人
                        .:.::::::::;;″ /' \
                  .:.:::::::::::::i' .:/'"´




454 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:28:30 ID:KnEtNtSK
ドス黒いがナンバー2としてはすげえ有能だよな


455 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:28:43 ID:P7IEmYq1
汚いなさすが直義汚い


456 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:29:39 ID:VsAYHbuB
こうして征夷大将軍・護良親王は失脚した。

                       __    
                   /  ̄ __\     
                    | /,二 ,二Τ   もう僕は将軍じゃなく、ただの罪人か…
                    |_|__|  /| ヽ|    …今となっては…
                 (6  `- っ- ´})   高氏、直義はもとより…帝が恨めしいよ…
                   / \`――`ノ    
                   ノ /^ /⌒l ~)_)  
                  |  `、_^^ ノ  |  
                /__/⌒l |  |       
          XXXXXXX|     |― | | ̄ |_      
      XXXXXXXXXXXX` ― - |  | |     )     
    XXXXXXXXXXXXXXXXXX|   ̄)  ̄       
             XXXXXXXX` ― ´     




458 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:31:07 ID:VsAYHbuB
護良親王の失脚は倒幕のために共に戦った武将たちにも衝撃を与えた。

大塔宮派と言われる楠木正成は護良親王が幽閉された時、
畿内で挙兵した幕府残党勢力を討伐するため京を留守にしていた。

           // /  / : / /. : : : : l : `ヽ  ヽ: : l: : : : : : : : : : :l
          / :/ / / /l / l : : : : : l : : : lヽ  !: :! : : : : : :l : : : :l
        / . :i: l / / !/!: : l . .     ! : : : l: :∨ : ト、: : : : :l : : l: l
         / . : l: :l !/`ヽ! l: : :l : : : : . . .l   l  l   ト、 ヽ、|: : : !: !
.         ′: : l: :l !fモヽ ヽ: :lヽ : : : : : l: : . .!  !  l | ト、   ヽ、 l: !
.         l /. : : l//l k_ノ|  ヽ! \__: l_/. :/ : : l  lヽ\/´: /. :!
       l ! : : : :/ :l ゞ ソ     ´ ≧ !::/l`/. : : :l  _!: ヽ、`>. :!   なんですって!?
       l l : : :/. :/!          〃/ ノ`ヾ l/. : : : l/´l : : : :∨ : : :   大塔宮が…
.         ! !: : :l :/ ∧  ′      トくノ /ノ/. : : : /|  l : : // : : :/
.         l l: : :l∧/ ∧ 、      ー ' /. : : : /´_ヽ」: /:/. : : /
         ! 、 : l /イ!::∧ ヽ       /. : : : /くノ ノ :/:/ : : /
       ∨ヽ! / j//.:ヽ、      __/. : : : /ー‐ ´: / / : : /
.       / ヽ /  /.::/ / ̄「 ̄  /. : : /. : / : / :/ : 〃
      /   /   /.::/ !  ノ  /. : : :イ. : :/ : //://
.   /   /     /.:::/ ノ  /_.. < l :/|//イ: //
.  / (ヽ/l     /.:::/     ̄  ‐-  j/   !   |/
/(ヽ、ヽ!::!     /.::::: ̄:::... ―-           |

           楠木正成



             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
             / /" `ヽ ヽ  \
         //, '/     ヽハ  、 ヽ   そうだにょろ!
         〃 {_{ノ    `ヽリ| l │ i|   謀反の嫌疑で幽閉されてしまったんだにょろ!
         レ!小l●    ● 从 |、i|   楠木党もピンチだにょろ!!
          ヽ|l ||、_,、_ ||⊃ |ノ│
        /⌒ヽ__|ヘ || ゝ._) ||j /⌒i !
      \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│
.        /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
       `ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |

            和田正遠



460 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:32:36 ID:VsAYHbuB
         r―-<_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :丶、
         !::. : : : : :`丶、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
       _,.イ'!::::. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
    r'"´:::::::/:!::::. : : : : : : : : : : : :ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
    |::::::::::::/::::!::::. : : 、: : : :ヽ、: : : : : \: : : \ : : : : i : : : : : : ヽ
    |:::::/:::/::::ハ:::::. : : \: : : : \: : : : : :\: : : ヽ: : : :!: :ハ : : ヽヽ    いえ正遠殿、心配には及びませんよ…
     |:::/::::f:::,イ ヾ::::.ト、: : \: : : : :\: : : : : :ヽ : : ヽ: : :!:.!:::}: : : :!: !    帝は我が兄・正成のことを全面的に信頼しきっております。
.   /::/:::::!::f::::! ヾ:::k \: :ヾ丶、: : : ヽ __,.,_: :丶: : :! : !Z_::!: : : ト、ヽ、  我々は大塔宮と近しいとは言え、我らに嫌疑がかかることは
   /::::f:::::::!:::!::::! .,,_ヾ:ヽ  \ヽ、_,,.><"ゞ、: : : :ヾ: : !: :ト、ヾ: : i :! `ーヽ 限りなくゼロに近いでしょう…
.  /::/!:::::::!:::!:::::ヽ, `Y::{   ヾ´ r',.ィ-zュァ\: : ヾ: :!: :ヒ_ ,〉 /: !
 //  !:::::::!::ト、::::::ヽf弋ヾ、    ´、ゞ-‐'   ト、 !ヽ! lノ/ ./| /
     !::::ハ::! ヾ::::::::!`¨´ j`          |: :ヾ: : ,.ト' / ,イ.|/
       !:::! ヾ ヾ:::::::!.  /              |: : : : :,イ: :/ fヾr 、
      ヾ|    ヾ:::::ヽ〈.,__           |: : : :/ !::ハ:: :!/   \
            \:::i丶、` __,       |: : :/ /  >、!   /ヽ、
               ヾj   \ ー      ./|: ://  /    /   \
                      丶、.__,,.イ  ,|/'´  /    /     \
                   _,///_>'´   /       /        ヽ、
               _,.ィ'"´ / /Aヽ    /      /          `丶、
             ,.イ   /  /f⌒ヽ  /        /            _,,..,,_ \
            / .!  <    { !  .!/        ./        , -'"´    `丶\

                   楠木正季



             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
             / /" `ヽ ヽ  \
         //, '/     ヽハ  、 ヽ
         〃 {_{⌒   ⌒ リ| l │ i|  ほ、本当かにょろ!?
         レ!小l●    ● 从 |、i|  それなら安心だにょろ!!
          ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│
        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !
      \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│
.       从 l||l  | ヾ:::|三/.l||l人.∧ |
       ( ⌒ ) |  ヾ∨:::/( ⌒ )  |




464 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:34:14 ID:VsAYHbuB

           // /  / : / /. : : : : l : `ヽ  ヽ: : l: : : : : : : : : : :l
          / :/ / / /l / l : : : : : l : : : lヽ  !: :! : : : : : :l : : : :l
        / . :i: l / / !/!: : l . .     ! : : : l: :∨ : ト、: : : : :l : : l: l
         / . : l: :l !/`ヽ! l: : :l : : : : . . .l   l  l   ト、 ヽ、|: : : !: !
.         ′: : l: :l !fモヽ ヽ: :lヽ : : : : : l: : . .!  !  l | ト、   ヽ、 l: !
.         l /. : : l//l k_ノ|  ヽ! \__: l_/. :/ : : l  lヽ\/´: /. :!
       l ! : : : :/ :l ゞ ソ     ´ ≧ !::/l`/. : : :l  _!: ヽ、`>. :!   正季…
       l l : : :/. :/!          〃/ ノ`ヾ l/. : : : l/´l : : : :∨ : : :   でも私たちが千早城で幕府の大軍を
.         ! !: : :l :/ ∧  ′      トくノ /ノ/. : : : /|  l : : // : : :/    迎え撃つことができたのは大塔宮様の令旨で
.         l l: : :l∧/ ∧ 、      ー ' /. : : : /´_ヽ」: /:/. : : /    周辺の武士たちが決起したからなのよ…
         ! 、 : l /イ!::∧ ヽ       /. : : : /くノ ノ :/:/ : : /
       ∨ヽ! / j//.:ヽ、      __/. : : : /ー‐ ´: / / : : /
.       / ヽ /  /.::/ / ̄「 ̄  /. : : /. : / : / :/ : 〃
      /   /   /.::/ !  ノ  /. : : :イ. : :/ : //://
.   /   /     /.:::/ ノ  /_.. < l :/|//イ: //
.  / (ヽ/l     /.:::/     ̄  ‐-  j/   !   |/
/(ヽ、ヽ!::!     /.::::: ̄:::... ―-           |




::|       i-ー'ーヽ  ヘ::..   \      i::.  i:. ヽ  ̄`ヽ=、
::|         !     ヽ.  ヽ:::..   ヽ      '::.  l::.  ヽ
::|      :   l     ヽ:.  ヽ、::..  ヽ:..   ':::.  !::.  i
::l  :   .:   !       ヽ:. ヽヽ、::.. ヽ::/  ':::.  !、:. |
:::i ::  :l:   l          \ ヽ \/ヽ:::.   ':.  | ヽ:. !
r┤:::  :l::  |  ̄ ̄```ー- \ ヽ ,r‐ァォヤ、::.  i::: |  ヽ|
.ト| ::::  :l::: | ,r≠T〒ト    \ヽ-┴'´ |、:::. !::: |     兄上…
.i' i :::::.. :ヘ::. l `ー┴ー'      \、   !::l:::. |::::::|
ヽヾ, :、:. ::ヽ::.!            、 \. |:::ハ:::ハ:::::|
::::\!:::l::.::::::lヽヘ                 ヽ  i::/ }:;' ',::::|
::::ヽ:.::::ヘ:::::::! ヽ            / /::/ |'  ',::|
ヘ:::}ヽ::、::',:::::!               /!::{     ヾ
 '::| !::Xlヽ:::',、       -―‐‐'  ィ l::i
  '.i ';' ト ヽ:! ヽ、       -  / ! ヽ!ヽ_
  ,/  |  ヽ   ` 、      /  l    、`ー、
.//    !  \     ` ー-r-'   l    !   ` ヽ 、




466 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:35:40 ID:VsAYHbuB

.      /::::r‐…ーt/::::::::/..ィ:::::::::::::::::::ヽ::::ー..、. 、、::ヽ
      /:::::::L-'ニ''7:::::::::/::::::|::::l::::::l:::::::::::::';:::::::ヽ:J:';::::ヘ
.     /:::::::::::r'´ /::::::::://::;rヘ:::|::::::|::::::::::::::';:::::::::';:ヽ';:::::ヘ
      ;':;'::::/rク-/:::::::::/ィ_:/  l:::ト:::::ト::::::::::::::l:::l::::::}:::';::!::::::',
    l::l:/.:'::/ ./:::::::::::;' |:/`ヽ、';:l.ヽ::',ヽ::::::::::|l_Lィ,!:::|::|::::::ハ
.     l::l〈 /::/ /|::::::::::::| ,.|!テュヽ、ヾ.、ヾ:. \;:ィル|:::/::::l:::|:::i::::|    大塔宮様の後援がなかったら
.   |::|::`::/  ,{」:::::::::::トヽ' { f'^! ハ `  ` ,ィ5ニトl:;タ:;.ィ::::!:::|::::|    正直私も勝てていたかどうかは分からないわ…
   |::|::::::|ヽ /:::|:::::::::::|   ヒニソ      bり/rケ<.ソ::/::|:|l:::|    私たちが今こうやって帝の恩顧を受けてるのも
    |::l::::::|::::`:::::|:::::::::::|         、 ¨´〃ヘ_/:;イ:::l::| l:|    大塔宮様がいたからこそよ…
    |.ハ:::::|::::::::::::';:::::::::::ト       __ '   〃 ,'-1 |:::;'::l. リ
   |l |::::::';::::::::::::';:::::::::::', ヽ、    ニ´ _,r'`7^!、,'   ,!:/:::;! ,l
.   ||::|::::ヽ::::::::::ヽ::::::ト:',   ` ,、... - 'ス / ,! Y  ノ/l::/ .,'
     |::ト.:::::〉.::::::::::ヽ:::| ヾ、 ′ ヽ / .}/ / .l rレ'/:/ ./
     l:|,ゝ' ヽ:ト:::::::|ヾ、 ヽ、   r' /  /  ハノ ヾノ. /
    ,∠ - .._ 1 ':;::l ヽ    -'7  ´   / /ノ// ゙l
.   /-‐…‐、 `ヽ、 V'  ヽ/ ,l       /-‐'/   ヽ
   / _.. -- 、 \ \    ヽ 'l´|       /一´    \




             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、  て
             / /" `ヽ ヽ  \ て
         //, '/     ヽハ  、 ヽ   そ、そうだにょろ!!
         〃 {_{\    /リ| l │ i|   正遠が生きてるのも
         レ!小l●    ● 从 |、i|   めがっさ大塔宮様のお陰だったにょろ!!
          ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│
        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !
      \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│
.        /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
       `ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |




469 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:37:03 ID:VsAYHbuB

            // .:// / ::! ::l .:!   ::::::::`ヽ、 ::::l:::::::l三三ニ :::..
         //  .:/ .:/.:/! :::! ::l ::l    ::::::::!:::::\::::l:::::::l三三Ξ ::::::.
           .:/ .:/.:/  l ::::! ::! ::l    :::::::! ::::::::ヽ!:::::::!.三三ニ ::::::::.
          !  ::l :::`ヽ  l ::/! :! :::l    ::::::::! :::::::/l ::::::ト、 三三 ::::::::.  …だからけじめとして、
       l ∧ ::! /l/ \_l/ ! l  :::ヽ   ::::::::l :::::/::! :::::l_ノヽニ三 :::::::::.  私は新政の役職を辞すわ…
        l l ∧::l∧ f升ミヽ!   、ヽ  ::::\  _/!__/ ::l ::::l:::|:::::ヽ三 ::::::::::
        l l !::!ヽ!::l  k._j !    ヽ\`二¨ヽ::/ ! /!`/ ::::l::::!:. :::::!ニ :::::::::::  やはり私には中央での政治は
       l ! !:l l::::l  ゞ ソ        ´ 兀j`ヾ、j/::l:/   :::!::::l__/三 ::::::::::   あまり向いてないみたいね。
       l ! !:l !::::!     ,     rf_丿 ハj :::〃  .:/_j::|三Ξ :::::::::
      /ヽ!:l !::∧           ゞ ン   // :  .:∧:::!:|::l三Ξ ::::::::
     /  ∧! l::l∧ヽ    、         ..::::/ .:  .:/ノ!::!::!::l三ニ ::::::
   /  、_/ ヽl:::!ニl :::\   `      ..:::::::/ .:: /.:::::|::l:::!_jΞ・:::::
  /         :lヽ!ニ.!:::/ニヽ、   _.. -‐/..::://.::. :/!_j三三 ・::::
. /          .::!三ニj/ニ/.:   ̄厂::::::::::::/..::::イニ/ .:/.三三三 ; ::::
/       .:::/三三.ニ/`ヽ    :::::/.. <三ニ//三`ヽ三ニ . :::




            f : : : :ヽ ,' : : : : : : : : : : : : : :、
           _| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        /:::::::| : :、 : : :l : : : : :、 : : : : :l : : :、 : : ヽ
       /:::::::::::::::| : :! : : : ト : : : : | : : : : :`、 : : ! : : :`、
       }:::::::::::// | : ヘ : : i ヾ : : ヽ : : : : : | : : | : : : :ヽ
       /:::::::::l::/ | :{ ヽ : :l  \ : ヽ、: : : :| : : | : : : : :ヽ
      /::/:::/:/  |:| _ヽ : !___\ :ヾ : : : :! : | : | : : : :|    兄上…そうですか…
      /::ル:/|::i_,.イ:|  ` ヽ氏刀フ \|:\: ! : | : :| : : : : |
      // |:::||/:l弋勹! |    ヽl ̄   i : : :ヽ:!:|二ヽ : : : : |
     /  }::/|:::::|  ̄ノ           | : : : ヽ:| ソ/ : : |ヽ:|
       |:| |:::::l  ヽ、          /| : : : |ヽ// : : :|:| ヾ
       |  |:::ヽ  ___       ノ ,l : : : r´/| : : :/}:l
          !::::ヽ   ̄ ̄´     .ォ : :,/ |`:´| : :/ |
          |:::i:::ヽ  ´`    ./ | :/  | :/|:/
          |ヘ::} ヽ.    ./   |:/  |/,、{
          i  }   `ー イ       _./´ 入
                 ,ヘ     _./    / ヽ


護良親王が幽閉された直後、楠木正成は建武政権の役職の多くを辞職した。


472 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:38:21 ID:VsAYHbuB
護良親王入洛の際には前陣を務めたものも、与えられた恩賞も少なく冷遇を受けていた赤松円心は…

        / /  ,      l  / /    l ハ  l !    \
          |/| / |  i | /| /|/| |、  l | | | l l l |  | l !
          | | |   | | iクlィ=、!ll.  !//z=+ ! .l |  | l/
          l |l ll  | |/、 l|!  ,ゝll |イ  l|! `ゝ/  ハ|  そ、そんな…
           l l l l l l  `  ̄´  , ヽ! ` ̄ ´l k、 / | !   大塔宮様が謀反だなんて…
          ` ヽllヽN      く 、       |l ! ノ  リ
                /ヽll      ___     |ヘ\
          /7 / l    !|‐'┴'┴|l    j l\\
              / /  l、    lニlニlニlコ     /  ` \
            ///|  / >、           ,イ\ \

                   赤松則祐



                  ____ /\
                /  r‐、  / , l ヽ
               /   .//ヽ //  l. l  l`ヽ、
              /    .//  l l l / l l  l  i
            /       ∧ ', lli l/  l ',  l   l
            l    / /-、i__',lll/_,./l   l  l
               l    / /        l    l   l
 :. . . . . .         l l  ./ /         l   ',  l    これじゃあ、赤松一族は
. : : : : : : :.      l l  ///-===、   ;ィ==-l     l   出世どころか存亡の危機だわ。
. : : : : . .      l l  //ヾtッ-、 ヽ  '__,,.l       l   どうするのよ!?
  : : : :       l l  //lベ  ̄ ヽ_/ゞ'-' ヽ,l       l
  : : :      l ////l l ヽ、_ ノ ̄ヽ、_,ノ/l      ヽ
   : :  ,-/ハ,.l /// l l ll     < _,.    / l   i   ヽ
   Qニニ/ / / i /イ l l l lヽ、  ヽ===‐   /   l  l l   ヽ
     / /r' l l l-'"l l   l l'"|\   ̄  /  i  l  l l.   ヽ
    〈  ll l l ',  l l.  l l ヽ  \__,/ l/  l  l  l l.    ヽ
    ヽ ll  l l. ', l l  l l/ヽi      /   /  .l  l l l     ヽ
.     ', l  l l  i  l .l l  .l      l   l   l  /-、__',_    ヽ

                  赤松貞範



476 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:39:40 ID:VsAYHbuB

   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::::::::::::::::::::::::::::::|
∠_ -―'7:::::::::::::::::::::::::::::::ト、::::::::::::::::::::::::::| !|::::::::::::::::::::::::::::::::|
     /::::::::::::::::::::::::::::::::::| |::::::::::::::::::::::::リ  |::::::::::::::::::::::::::::::::|
      /::::::::::::::::::::::::::::::::::トチ|==、:::::::::::レ==ュ|::::::::::::::::::::::::::::::::|   どうするのだ親父…
    ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::「;;;;;;;;;;;;;}|_ト、::::|;;;;;;;;;;;;;;|:::::::::::::::::::::::::::::::|   いっそのこと宮を救出し、
    /::::::::::::::::::::::::::::::::::::N.;;;;;;;;;;ノ l::|ヽ:::ト;;;;;;;;;;ノ::::|:::::::::::::,ヘ:::|:::::|   挙兵するか?
    イ::::::::::::::: ノ|:::::::::::::::::|   ̄  |::| ヽ|  ̄ レイ|:::|:::ト、:| |::| |::::|
    |:::::::::::::::イ |:::::::::|::::ト|     |:::|        | |::||::| |::| |::| |::::|
    |:::::::::::/   |:::::/ |:::|       ヽ:|_-      ト、|| || レ |::| jノ
   .|::::::::::|    |::::| |::::ゝ  r ,___    、 /  リ ||    |::|
    |::::::::l     |::::|_,.|::::| ヽ  `ー  =='  /   卞- _jノ
    ノ::::ノ -‐  ̄∨/|:::|  ト、   ̄ ̄  イ     \  `ー- __
   ̄レ'´      /   |::|  〈 |\     / | 〉     \      ̄
          /   ヽ:|  | \__` -- ´__/ |      ヽ
          |       |  | o 不 o |  |       |
                  |/  \|

                  赤松範資



  、;."`;: .:..――――
  ;":::::::::::::::::ヾ:::::::::::  \
:::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::  ;―i 
::::::::::::::::r^i::::::i^i_::::  /  l
::::::iヽ○i l○〉:〉ヽ::::/  ..:::|   クックックック…馬鹿な事を言うな、範資。
:::::rヽ∨  i_/ //;イ  .::::::::|   大塔宮にはもう利用価値はないわ。
:::::::\iJesus //:::i .::::::::::|   
::::::::::::>  † :〈::::::: | .::::::::::|
:::::::::/>―<i :::  |.....::::::::::|
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479 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:41:07 ID:VsAYHbuB

 、-≦_ー‐  -=ニ`ー、ヾ,ヽヽト、ヾヨヽ'i Y,r‐'‐イ
  〉三_‐_´_ `ミ、_ヽ`ミト、ト_ミ;;W_ヽi リ∠'-三!,
 彡ラ'_´-_‐' -‐三ミー_-ミミr'    `"┴ミミミ≦
  〃彡-_ ,-__ヽ≡_-ヾミ{_        ト\、!
 ム,∠/-,-',,.-, |彡_/~~≡_      |ハ!ヾ'
  }三三{ /) ト'、'、   `ー‐-'_、  ,   !
 . f三三ム !r'(   ヽヽ、  、 r-、ミヾi|!|,-|
  f三シ´ } y'/    \`ヽ,ヾ|!、 !ヽミリソ|Z!   宮が使えぬのなら新たなパトロンを
 ノ彡゙  ヽッ';:;;:、     \ `ヾ≧キ};==iリ   探せばいいだけのこと…
 :゙     /;:;:;;〃_,,、_    `ヽ{_ノ'-'   !
 ヽ,  i  /;:;:;=、´,=ト、゙_      ,.-、.   i    例えば…そう、足利高氏・やる夫とかな… 
 ヽヽ,i'  i',彡;:;,   ゙トy_`,ー-..、  ト、,._  〉
  ヽヽ,  \レ: .:,  `'ヽ'、'w,_ `ヽ、〉"
 、 ヽヽ,   `に;;::;   、 `ヽ_~)'r'´
 ヽ  ヽヽ   ヾrシ   ヾ_-ァ‐'
  ヽ  ヽヽ   ヾfシノ, , 〃/
   ヽ  ヽ\_,..-ヾカソノソシノ`ヽ、
    ヽ、_ソ/)、  `\´     `ヽ
    ヽミ_-' / ノ\   \      |
     ヽ  ̄ ´  \   \.

       赤松円心



480 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:42:09 ID:KnEtNtSK
こういう煮ても焼いても喰えん奴は敵に回したくないなあw


482 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:42:40 ID:VsAYHbuB

                    \
               、____>\_ノ|
         \     >::::::::::::::::::::::::::::::ノL_
          ヽ‐-‐'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
           >::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ
           /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
           /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ'lヽ::::::::::::::|__    足利高氏だと…!?
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ノ⊥L::::::r、::|.:.:.:.:.:.:.|\
       /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ,ィTフ|::::lノ::|:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:\
      //7::::::::::::::::::::::::::::::::/l/|   ̄ ノ:::::::::::!.:.:.:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.\_
      /  |:::::::::::::::::::::::::::::::/  l::|   __ l:::::::::::!.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
.         |:/l:::::::::::::::::::::::::| 、___7 /::::::::::|.:.:.:.:.∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
        /i':::|:::::::::::::::::::::::::ヽ `==´ /lイ:::::::〈.:.:.:.:.:|.:.\.:.:.:.:.:.:.:.:. |
        /:::::::|:::::::::::::::::::::::::::::\ _ / .| 〉ノl|ノ\.:.:.|.:.:.:.:\.:.:.:.:.:.:/
        /:::::::/:::::::::::::::::::::::::::|ヽ!ー-、_//、.:.:.:.:.:..:\l.:.:.:.:.:.:.:\.:./\
        /::::::/:::::::::::::::::::::::::::/{.:.:.:.\/\/  \.:.:.:.:.:.:.\.:.:.:.:.:.:..:.\.:.:.\
.     /:::/::::::::::::::::::::::::/.:.ゝ.:.:.:.:.\.:.:.:\  \,-─<___.:.:.:.:.:.:\.:.:.\




          _ ,,-r'ヽー‐-- - ,,
       ,,-''~  _    : : : : : ヽ、
    /::`':::~   /;;;;;l :::.. : : : : : : ヽ、
   /.::: ト、:::  /;;;;;;;;|  ::..  : : : : : : ヽ
   / ::: |;;\  l;;;;;;;;/   ::.. : :     ヽ     なるほど…
  / :::: |;;;;;;\{;;;;;;/ ,,   ::.      . . :ヽ    大塔宮の一番の敵に乗り換える、ってわけね…
  /  : :  |;;;;;;;;;;;;;;;/ l.|ヽ, _   : : : : : : :ヽ
  {     |;:ト'''''''' { 1| /ゝ,,, ::::: ::.     ヽ
 |    ト=、、,  |/ !'r'戈ぐ  ::: :::.  :  ヽ
  | ::  : | .,-'`'ヽ|;〈     )ヽ ::: :::::::.  ::.  ヽ
.  | ::: : |.{     }i '`、 ,,、‐' ヾ`、:::::::::::. : :::.   ヽ
   | ::: ヽ | ヽ-‐'ノ_,,     ヽ, :::::::|l::::  :::::.  ヽ
.   | .:::  ::ヾ、ヽ、   、-‐‐'======・~|::::.  :::::::.
   | :::| :: .::lヽ::.` ‐ 、_~   / | .::| .|:::::.  :::::::.
.   |.:::| :::  | l:::. |:::::::::ー ‐'l/| .::|  |:: ::.  ::::::::.
    |:::|: :: .::::|::. ::::::: ::: / .| .::|/ |::: :.....
.    | |:: :  .:::|:::: : :. :. :.{ '^l, .| .::| /`-,,:::
    ||::::. _,,--‐‐-‐‐‐⊂,'~i_r| .::|/    ~ ー --




483 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:44:13 ID:VsAYHbuB

从         ヽ /          ミ,',',',',',','刈
メメ ,ィ '二 ヽ 、    l l   ,ィ'ニ二こ入 ヽ!,',',',',','N
刈〃 ´,ィ ´`ーこュ,.八 ,,〃,ィ',ニ,'ヽ、  .ヽ!,',',',',刈
   /      ヽ ,r==t、/ /´ e `ヽヽ  ヘ,',',',','IV
 r==l        lィl⌒ト l 廴___ノ l==t!,',',',','ト`   その通りだ…!!
./   ハ        / l  l .ヽ 、.,_   ノ  l,',',','从    赤松家はこのままでは終わらぬぞ…フハハハハ…!!
    ヽ ____ノ l l__l l `ー弋く"     l,',ィ1'`
          l / l  ヽ .l    ヽヽ   Y,r1|
メ         l/  l  .ヽl     ヽ \ミ l/ .l !
刈        、.  !   >       ヽ ヽj メ/
.l刈         ` - - '      ,ィ1 ヽ l //
..l刈:, 弋ー--- ────一 ' "´ レ'  ,;刈//
. 川  ヽ-┼十十十十十─十 ナメ  川ノ!
`ヽ川   `ー------------‐一’  川メl/
 l ヽ川 ` ー -- ─── -- 一 '´. i川/ l
 l  .弌川              川川メ" .l
 l.  ___守川川川川川川川川川メ--、  l
, - '´  `:弌川川川川川川川メ   x ` '-、
      l `下川川川川刈メ"  /      ` '-、


赤松円心は護良親王失脚以降、やる夫に接近していくこととなる。


485 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:46:20 ID:VsAYHbuB

            i;:、;:;:;:;:_:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i,
             /三、;:;:;:;:;`;:‐-;、、l_,;:;-‐;:';:´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ィ彡ニ、
           l三三^'ー-:、、;:;:;:;:j::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:-‐イ彡三三i
           i'l三Ξ.  ,.=ミ`'ー-‐'";ニこ´   ィ彡三三7,.、
           ',lミシ"  ` ̄´    `¨"´    `ーミ三彡7-ヽ   兼光…
           lミミ, :.  _,.=、、 .   ..: _,.?、、..:  ヾ彡〃//   此度の大塔宮の処分、
            〉l; ::.彳ヾ゚;ハ、:、 ,:' ,.ィヘ;゚ツゞ::'   .::彡/ノ/    鎌倉へ幽閉とは重すぎかと思わんでおじゃ?
             ヽli. :ヽ.`゙'''"フ`.:  l::. ヽ`゙゙"´.:'  .::::::彡ゝ/
             `li.  `゙ " .::   l:::. ` ゙ "´ ..::::::::彡ー'′
           _,.ト:..    .:' :   :::::.、    .::::::::::彡′
         ,ィ'´r'"::ヘ:::..   /`'=、__,.ィ'' ' ヽ  ..:::::::::::;ヲ
       ,r‐' ./:::::::::::::ヽ::::.    : :     、.:::::::::::;ノ ヽ、_
    , -‐''"   ヽ::::::::::::::::\ ー-:こ=ニ=一 ノ .::::/l:::ヽ, ヘ`ー-、
, -‐"     ヽ   \::::::::::::::、\ `ー‐--´ " ::// /::::::::i l   `ー-、、
         \  \::::::::::\ヽ、____,./: :/ /:::::::::::l l       `丶、、
          \.  \::::::::::ヽ、::.   .: : : /./::::::::::::ノ /

                   万里小路藤房



                  __,,,、,,   ,,、- 、
               /´: : : : : `´: : : : :ヽ
            /: : : : : : : : : : : : : : : : : :\
              /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
           /: : : : : : :i: : : : :.∧: : :il: : i: : :ヾ: :',
          ,': : : : : : : l: : :/:./ ∨:ハ: :i!: :l: :::::::i
            l: l: i: : l /!/∨   |/ ∨∨!: :::::::l
           レ!: !: :l i"⌒"'-、   ,、-'''⌒`l: :::::ヘ!    私もそう思います、藤房様。
           ∨ヘ i | でラ`    ,  f∃ソ /::∧|     流石にあれで謀反とは言い過ぎだと思います。
              !ヘ∨ゝ       i      ∧ソ
            レヽi l.       j    ∧ノ
               レヘ          /ノ
              ∨\  ´  ̄  / ′
             /i{  \.   /i
             /:::::l ヘ   ` ´ ∧\
          _,,-''/::::::::l  ` ー、 ,/ .i:::::\、,_
       _,..-.:":::::::/:::::::::::i   /;;ヘ__!入  l:::::::::\`::..、,,_
  _,..-.:":::::::::::::::::::::\:::/:|ヘ /`ヘ::::::::ソ´ヘ i::\::/::::::::::::`i:ー.,
 ,´ー-、::::::::::::::::::::::::::/:::::::::i    ∨:/    l::::::::\::::::::::::::i:::::::',
 l::::::::::::`::、::::::::::::::ヘ::::::::::::::::l     l::::i,   l::::::::::::::ゝ::::::::l:::::::::',

                  伊賀兼光



487 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:48:05 ID:VsAYHbuB

       i;:;:;:;:;:;:;:;:;:-‐''"ミミ三三三三三三三ニミミミミミミミミミミミヽ
      ',;:;:;ツ'´    ミミ三三三三三三三三ミミミミミミミミミミミi
      〉'r''フ    -ヒミミ三三三三三ィ彡ニ三ミミミミミミミミミミi
      ノ `´       `三三三三ィ彡彡'==''、ミミミミミミミミi
     ,'   ..、,,,_      ミ三ニィ彡彡イ く⌒、 ヽミミミミミミミi
      ヽ、 '´ (゚i,,ゝ、     三彡彡彡"  ''ヾ ヽ ',ミミミミミミi   ……おそらく三位殿の口添えであろう。
       )  ;'"       '三彡彡'  /゙' ゙ ) /ヘミミミミi    今は新政の大事な時でおじゃ。
        /  ヽ '        彡彡シ  , ` ノ ,/ヾミヘヾヘi    政局を争っている場合ではないでおじゃる。
     /             彡ィ彡 !、___,,,/ヾ川川川ソ
     /  '`ヽ            彡彡、 ;;ヾ彳´ 川ノ川ノ,ゞ
    ヽ、_,つ '          彡;;ツ ..:::i::   彡ィ川ノ川ゝ
       i               ...::::::::i:   彡'ノ川川ヾ
        |               ..:::::::::::::ノ    彡ィノ川ノゞ
      ヽニ=ァ-        ..:::::::::::::/    ,,r‐;''"..:::::::::
        (´        .::::::::::::::::.  ,   / _, '::::::::::::::::
        `ー、'´ 、    ..:::::::::::::/  /  / ,ィ':::::::::::::::::::::
          ヽ :   ..::::;::::, /:/ /  / /;;;;;;;;;;;:-‐''''"´
          ヽ,,,__.::::ノ:::/// ./  ∠-‐''"´  _,,,, -‐'''"´
              `゙゙"´ ̄i/ , -'"   _,,-‐'""
                 ,!‐'" _, -‐'"
                /  /
               |  /´
               _y'´




           ,. '´ : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : :.`ー 、
        , '       ./ .::/               :∧
          /.:/ .::/ .::′.:::′l : : ::::::.: : : : : : :!::.:.: : : : : :.∧
        ./"/. : ::′.:::!: :.:::,l :| : : :::l::. 、:::.:.: : :|:::  : : : : : :∧
        .′.:.::| : :::;!: :::/.|.:∧: :.:::ト、:::|\:::.:.:|::::: !:::. : : : :∧
        |.:.:.:.:.:|.:.:/ !:.:/ |/  ゙、:.:l ゙、l  ヽ:.:lヽ: : |:::.:.:.:.:.: : ハ
        | ;!.:.:.:|::/ _|_'__l    ゙、|   l__゙L_ヽ::|::.:.:.:.:.: : : :|
        |/l :.:.:|ハ´ __、  、 .l ´ z___ `゙:|::.:.:.:.:.:|:.:l:.:!
        l l:ハ::l:::! ´_辷.」`  ゛    ´_辷_リ_   :|::. /|/:.:.ハ:′
            l |:!: !        !             ::|::./´!゙i:/ !  全くその通りでございます、藤房様…
           !l:::!      .:;             :|:/i //
              ゙l: l       、            ::|'ノ/:/
             |ハ                ,‐-'.:/
             ヽ               ./:.:.:/|′
                   ヽ    ´ ̄ ̄゛    ./!:.:/
                \     ゛     . :´ : :l'|′
                  |:\    . :'´: : :.::::|、
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                  /| ` ‐、   _.ノ´ヽ     /:::\
             _,./ : :|  /  >´i    〉、 /::::::::::::::i-.._
         _. '´:/: : : :! .ハ.0l - !  /::::ヘ, '::::::::::::::::::::!::::::`: :- .._




488 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:49:19 ID:VsAYHbuB
同じ頃、皇居の西の二条高倉に離宮が完成。

帝はたびたびそこで歌舞や蹴鞠、その合間には弓馬の名人を集めて競馬を行わせたり、笠懸を射させたりして、
連日のように遊宴を重ねていた。

            ´    ヽ___
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     /ノ;;;//::::i::::´∀` )i::::::::::;;;;丿\
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  ヽ :::: .:::::::ll::::ノ:::::::::::::::::::::──__\::";;丶
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  \_ノ      ヽ::::::::::..      ..:: :::::::i::::::::::::::::::::::::::::::.. ....::::::::::::::::::: ;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::
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       /::/:::::/..::/             /::::.ノ:(
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    /.:/   |,,;;;|              /:::/  l::::::l
  /`/    .|::::|            /::/     l:::::l
 /⌒ヽl      |::::|          /::::::ソ       l::::l
./____-~      |::::|         /⌒ヽ丿      /:::/
        .  (:::::)          ̄~~       /:::/
           丶(_                  /:::/   パカラッ
          ゝ__ノ                 l::::::ソ      パカラッ
                             /⌒ヾ
                           """"''""'""




          ____
       /     - 、 -、\
       /   ,  -|   ・|・  |- ヽ
     / /    `- ●- ′  |   いやあ、凄い馬だ!!
     | |    二二  | 二二. |
     | | |\ -─  | ─___)
    _ ! | !   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / /_
   ( __)\ヽ \(二二二)//(__)
    \   ━━━━6━━  /
      |   /___ヽ |/
      |   | ヽ__ノ ノ |
      |   ` ─── ′ |




490 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:50:55 ID:VsAYHbuB

        _____   
      //⌒ ⌒ヽ  `\
     / / ・/・  / 、    ヽ
    // `ー●ー ´   \   ヽ  塩冶殿から頂いた馬はまさしく天馬のようだよ!
   /^ 三 /  三     ヽ    l
   ヽ.__ /     __  l    |
    | ヽ ̄ ̄ ̄ ̄   /  |   l
    ヽ \/  ̄`ヽ/  /   /
     ヽ  ヽ、__/    /  /
      >━━,-、━━━━┥
      /  / ヽフ /⌒ヽ ̄  l




                 /: : : : : : : : : : : /: : :/: : : : : : : : : : : : : : ヽ
                 /: : : :/ :, /: : : , : i: : : i : : : :、: :、: : : : : : : :ハ
                /: : : : :i :i : i: :__ i.:/|: : : :|i li : :|i : _ii_ :i : : : : : : : !
                 /: :/ : :i : i : l : : l: :| |:i: : : ! リ! : :ハ: :| !: :|: : |: : |: : :|
                   /  /|:.| : l: :lヽ lヽ:.l ゝハ: :i丶 ヽハ::l l/ ! :|: : :l: : :l
                 /// |: :{: :l :lゝ´;;;;;;ヽ、 ヽヽ  ィ;;;;;;;ハ丶! i : : l: : :l  お褒めの言葉ありがとうございます、陛下。
             ´  /  l: : ゝ:l:彳i::::::::::リ i   ヾ ii:::::::::リ`; ,}: : /: : :|
                  i: : l'ヽ; ;ヘ,ワ;;;ソ        ヽワ;;ノ ノ/ノ / : : :|
                  l: : l  i  xxxx    、   xxxx /;イリ: : :リ
                  l:/l:i{ヽ,l         `       ´/ノ.:./'
          /~~`、    '  リヾ.::ゝ     ー -     /: :/
        ,‐i   iノ丶⌒ヽ     ヽ!ヘ          /i/|/
       / リ_ ノ /,  ハ      ヽ `卜 、    , イ:/ ' '
     ,i'  /、_,ノ-,.|   ハ    _,,,....,,__ |  `~ ´  ,|´
    / ) 卜──:イ i ,ー, l し〆´    )ヽi       ト‐、
   / /-j :|     | ,ゝニノ      ,_ イ  ヽ_    _`;  ヽ 、
  〆 丶ニノlニニニニl/     ∠"~\\   i___,,,...=...,,,__リ    ~ ー 、_
 ノフ ,//⌒ーニ-=ニ一-ー '´ノ i \ \\  ヘ     /    // /、

                           塩冶高貞           



491 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:52:34 ID:VsAYHbuB

             |  /
             |/
     , ─  ̄ ̄ ─- _ ̄ ̄
   /          ヽ
  / / ̄ヽ/ ̄ ヽ   l
  /  |  O |  O |    |   こんなに凄い馬が現れるとは
  |   |   人   ノ    |   これはまさに吉兆の証しかもしれませぬな。
  |  >-─´-`─-<    |
 / ̄  , -─- 、__ ` ̄ヽ |
 ゝ ̄ ̄______  ̄  ノ  |
   ̄ ̄        ̄ ̄   l
ノ |              | \
 ̄ヽ              | ̄
  |              |
   |             |
   l             |
  ⊂__________⊃




                  _,,、--――-- 、,
               /´::::::::::::::::::::::::::::::::::::`',
      ,r''j´ ̄ `ヽ、  /::::_;;、--――-- 、;;;:::::::l
     / /        ヽ /゙´,,. --―――-- 、,,`゙ヽ!
    l /        |l;:´---;=t;;ァ┬┬t;;ォ、、,_`ヽ|
    l,        ,'::ハ,゙´    ノ,、 l,     ヽ,゙l::〉‐、 周王朝の穆王八駿のような話もありますからねえ。
    人         ノ '  ヽ、... 'r'゙ ヽヽ、.... -'  Y 〈  いやあ…めでたい、めでたい。
   /   `''┬―‐'´ヽ-、 l''ー;=、;_―゙ニ゙-----__,ニ'' | ヽ
  /      `''ー、,、  `ト-!、__| ̄Τ ̄「 ̄|__,/  j  ノ
 ./   ,     / ,、   ハ;ト 、,.二,^,二,二´,./  /-ヘ
 |    `''ー---|. 〈 ヽイ \、L.,,__|__,,.」.../   ,イ:::::::::゙i,
 |         ,ハ、,Уヽヽ、.`''ー---‐''゙´ _,,//|:::::::::::: l,
  \  ''ー――' )/::l   V:::``ヽ、_,,. -'´l / .|:::: _,、-┘
    ト、,__ ,∠/::::|   .l、:::::::::::::::::::::::::::/´   !:::::`''ー-、
   l:::::::::::::::::::::| :::::::::::|  /:::::ヽ、::::::::;、‐'´l,    l::::::::::::::: /
  ,':::::::::::::::::::::::l ::::::::::l  /::::::::::::::::: ̄::::::::::::::`i  ,'::::::::::::: /

                 坊門清忠



492 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:52:55 ID:JemG9aAL
逆境のときは優れていても、富貴に漬かると駄馬になるような人間って現代ですらいるよね……


493 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:54:07 ID:VsAYHbuB

         ,l、::::::::::::::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
        ,ハ::`丶、:::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_,, -‐:〈
        {;;;;ヽ、:::::`丶、:::::::::::::l:;:;:;:;:;:; ィ";:;:;:;:;:;:;:}
        ,l;;;;;;;;;シ丶、:::::::`:`:ー'‐::'':"::::::::_, ィ"´;;l
       fうl;;;ミミ、  ``丶 、::::::::,: - ''"´  リ;;;;;;f-、
       { l l;;;;;ッ=`   (三> `^´ (三シ  ム;;;;;;ソl}
       t !;;;リ    _,,...,,_     _,,..,,_    l;;;//  忠顕殿、清忠殿、馬などで政道は占えぬでおじゃる…!!
        ゙l ヾ;l  :'ィテヘ9ンミ   ,: ',シヒ9ン、  l;//
        `ーll!   `''==ヲ'  l:.:^''==彡'" ,!リノ
            ll   ` '' "   l:.:.:` '' "  ,i;;l´
          li,     ,r .: :.ヽ、    ,:,り
           t、   / ゙ー、 ,r '゙ヽ  /,K′
           ゝ、 ,:'   :~:    } // /ヽ、
           /{lヽ ,ィ==ニニ==,ノ,ノ7 /:.:.:.:ヾニヽ
         , ィ/:.:い ヽ `` ー一 ''"/,/,/:.:.:.:.:.:.:.:ソ }- 、、
        / /:.:.:.:ヽヽ `' ー‐ -- '"//:.:.:.:.:.:.:/ /   ` 丶、
     ,, - {  ヾ:.:.:.:.ヽ丶     //:.:.:.:.:, -'" ,/       ` 丶 、
  ,, - ''"   丶、 `` ーゝ、ヽ.,_,,ィ"ェくユ- ''" , ィ"




       _,,,...-――-,,.._
      /::::::::::;' "Y'"ヽ_;;::\
    /::::::,. -‐i  ・l・_,ノ _,ヽ::i
   ,|::::/ー-  ` "●  _,,_`i  藤房…
   |:::|-‐     |_,-、 、_  }
   |:::i,,,-'"       _,ノ  ` i
    i::i、       、_,)    /
     ヾ >、_____,,,ィ.
     ,i :::: ̄ ̄,=(t)‐、'':::::i




495 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:55:40 ID:VsAYHbuB

        ___|二ニー-、、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
        /rヽ三三三三三─‐-- 、;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
        ',i ,-三三三三三、   _,.ニ、ー-、!;: -‐二 ̄彡′
        ',、、ヾ三三'" ̄ ̄   `ー‐"    ヾ-'"  .〉′
        ヽ ヽヾ三,'    :::..,. -‐- 、     _,,..-‐、、,'
         `ー',ミミ     ::.弋ラ''ー、   i'"ィ'之フ l′ そんなことより陛下、記録所や決断所に群れておりました
         /:l lミミ     ::::.. 二フ´   l ヽ、.ノ ,'   訴人が日に日に減ってきており、今は訴状はいたずらに
      ,.-‐フ:::::| |,ミ             l      /   放置されているだけでおじゃる。
     /r‐'":::::::::| |ヾ        /__.   l    /    これがどういう意味か分かりますでおじゃ…?
 _,. -‐"i .|::::::::::::::::::',.',. \        ⌒ヽ、,ノ   /ヽ,_
"    l ヽ:::::::::::::::::ヽヽ. \   _,_,.、〃  /l |  `゙'ー-、、
     ',\\:::::::::::::::ヽ\  \  、. ̄⌒" ̄/:::::| |      `ヽ、
     \\\;::::::::::::\\  `、.__  ̄´ ̄/::::::::::l |         \
       ヽ \`ー-、::::::ヽ ヽ    ̄フフ::::::::::::::ノ ./          `ヽ、
          `ー-二'‐┴┴、__/‐'‐´二ー'".ノ
               ̄`ー─--─‐''" ̄




       _,,....ヽ|/...._
     .r''"       `ヽ
     /  , '⌒ v ⌒ヽ ヘ
    ,'   |    |   ! ハ
     |   |.  ●|●  |   !  それは田地争いの訴訟がやんだということでは?
     | ,r┴‐‐ '⌒ ─┴、 |
     |( ── ---── )!   
   /  `ー-------一 ´ ヘ
   //|           |\、
.     |             |
.     |             |
.     |             |
    丿_______ゝ




496 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:56:23 ID:/WgK72p+
この麻呂は優秀な麻呂か


497 :名無しのやる夫さん :09/06/26 23:56:56 ID:h/exll+X
権力をつかむのが上手いからって、その権力維持が出来るかは別問題だしな


498 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:57:17 ID:VsAYHbuB

         |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ|
         |丶、 ;;; __;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,: ィ";;_|
         ト、;;;;;;;;;;;;;;;` ` '' ー -- ‐ '' ";;;;;;;;;,:ィ;:;!
        ,';:``' ‐ョ 、 ,_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; , - '"l;:;:;:;:l
        l;:;:;:;:;:;:;ミ   ` ` '' ー -‐ '"    ,リ;:;:;:l
        l;:;:;:;:;:;:;:ゝ   く三)   (三シ  `ヾ;:t、
       fミ{;:;:;:;:f'´  , ---_,, _,ィ 、_,,ィ,.--、  };f }     それは違うでおじゃる!!
       l トl;:;:;:;:l  、,ィ或tュ、゙:ミ {,'ィt或アチ l:l,/     上申書を捨てて訴えを止めてしまったのは
       ゙i,tヾ:;:;:!  `ヽ 二ノ   ト ` ‐''"´  l:l:f     訴えても忠功が報われぬのが分かり、
         ヽ`ー};:l       ,r'、   ヽ      リ_)    皆本国に帰ってしまったからでおじゃる!!
         `"^l:l      ,/゙ー、  ,r'ヽ    l
           ゙i    ,ノ    `'"  丶.   ,'
             ゙l、   ′ ,, ィrェェzュ、,_ 〉 } /
            ',ヽ  ヘヾ'zェェェッ',シ' //ヽ
             } 丶、 ` ー--‐ '"'´,/ノ:.:.:ヽ
            /l   丶、      ,.イ:.:.:.:.:.:.:.:丶、、
          ,r'"^l !    ` ー‐;オ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.,ノ  ,}、
     ,. -ァ=く(:.:.:.l  l      //:.:.:.:.:.:., - '"  ,/ ヽ、
  , - '"´ / ,/`>'t、_」___,ィ'゙,ィ,.: -‐ '" ,. -‐ '"    \
/    ヽ-(  / / f   }li,     ,. -‐ '"          \




        ,  ───  、
     /   /⌒ヽ⌒ヽ\
    /     , ┤  ‘|‘  |、 ヽ  …………
.   /   /  `ー ●ー´  ヽ
   l   /   二   |  二  |
   |  l     ─   |  ─  l
    l  |        |   ) /
    ヽヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ /
     〉━━,-、━━━━く
     / / ヽフ    \.   ヽ




499 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/26 23:59:03 ID:VsAYHbuB

.      |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
     |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
     /、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
     l三ゞ‐- _;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_;:_;:;:_;ィ彡彡ヽ
.    lミ三;   `゙゙''ー-、;」_;:: -‐‐''''"´ ̄  三三ニ彡彡,
      lミ三、   r=、     ,.--、、     ,ィ三三ニ彡彡
     lミr"   `゙゙"′    ゞ-‐"     ̄ヾ三三彡'‐、     私利私欲のない論功行賞を行い、
     lミミ  _,..ー-_、,,,,ノ   、_ __,,,._,,..,_      ゙三ニ彡"´}i    将士の不満を解消すべきでおじゃったのに、
     'ミ   ,イて・)ヽミ' ー‐:'"´,ィ'て・'ハミ、     三彡 ノ、./     諸卿はまず大内裏の造営を進言したでおじゃる…
.     ヾ;.  `゙゙゙"" ̄/:  l:::. 、 ゙゙̄""´,:'  .. : :三彡 ノ/
        'l.   ` ゙ "´ .:::  l:::::.. ` ゛゙ "´  . : : ::三ソ r,イ
.      l: ..     .:::  l:::::::..      . : : : :三l、_,ノ′
       '; : :..     (.、  : ,,ヽ:.   . . : : : : : :彡ゞ?
        ', : : : ..  ``ー'" ´    . : : : : : : :彡′``
          ヽ; : : ::.    : :      : : : : : : : : フi7ヽ、
         ヽ; : :,ィ;===、、__,.  : : : : : : : / /  !::\
          ヽ: ヽヽこニフ ノ′ ;: : : : : ::/ / ./::::::::::ヽ-、
         ,ィ'7〉、 `ー-一" ィ´. : : : :/ / ./::::::::::::::::::} ヽ、
        /,. /::lヽ\_      _,,./ / ./::::::::::::::::::::ノ  )、
 ,. -‐'" ̄{ { /:::::i. ヽ.   ̄ ̄ ̄´   / /:::::::::::::::::::::/  / `ヽ、
"       ', ヾ::::::::ヽ ヽ          / /::::::::::::::::::::/  /     `'ー、




            ,..-‐'″.`'´ `''-..、
           l゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
           /'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''.ゝ
          -xi彡i ---,r;;‐―-r;;-----iiニm-
        ____ /"l| /.゙¨ノ ,,, !¨゙.\`|l ! 〕,     ええ、大内裏の造営で帝の徳が
       /'{~   `'ヽ.`゙゙゙´ ゙‐'゙ `""´ ヽ,! ,)    天下に広く行き渡り、民は皆喜んでるではないですか。
     | 〔      |l゙. ̄ ̄"^^" ̄ ̄フ ノ"::゙`::、
    ,i'..lノ     ノ ''十ー|―|ー十/ /!:::::::::::::::\
  /i′ `-..,___.,..i┴, `ー-.,,____,,..-'" ,/ ノ::ヽ:::::::::::::ヽ
  !:::│   .....,,,,,,! },^'''ー-..,,____,,.-ー"/ : !::::::ヽ:::::::::ヽ
 l::::::.!    .,___ レ゙ \  /.;.;.;゙ヽ, /: : : : !:::::::::l、:::::::::l
  \::\     ,,}: : : : : :\.;.;.;.;/: : : : : : : !::::::::|!:::::::::::|




500 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:00:36 ID:POgW1JRG

         ,l、::::::::::::::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
        ,ハ::`丶、:::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_,, -‐:〈
        {;;;;ヽ、:::::`丶、:::::::::::::l:;:;:;:;:;:; ィ";:;:;:;:;:;:;:}
        ,l;;;;;;;;;シ丶、:::::::`:`:ー'‐::'':"::::::::_, ィ"´;;l
       fうl;;;ミミ、  ``丶 、::::::::,: - ''"´  リ;;;;;;f-、
       { l l;;;;;ッ=`   (三> `^´ (三シ  ム;;;;;;ソl}
       t !;;;リ    _,,...,,_     _,,..,,_    l;;;//   麻呂にはそう見えぬでおじゃる!!
        ゙l ヾ;l  :'ィテヘ9ンミ   ,: ',シヒ9ン、  l;//   戦乱の疲弊の上に課税が重なれば
        `ーll!   `''==ヲ'  l:.:^''==彡'" ,!リノ    民は悲しむばかりでおじゃる!!
            ll   ` '' "   l:.:.:` '' "  ,i;;l´
          li,     ,r .: :.ヽ、    ,:,り
           t、   / ゙ー、 ,r '゙ヽ  /,K′
           ゝ、 ,:'   :~:    } // /ヽ、
           /{lヽ ,ィ==ニニ==,ノ,ノ7 /:.:.:.:ヾニヽ
         , ィ/:.:い ヽ `` ー一 ''"/,/,/:.:.:.:.:.:.:.:ソ }- 、、
        / /:.:.:.:ヽヽ `' ー‐ -- '"//:.:.:.:.:.:.:/ /   ` 丶、
     ,, - {  ヾ:.:.:.:.ヽ丶     //:.:.:.:.:, -'" ,/       ` 丶 、
  ,, - ''"   丶、 `` ーゝ、ヽ.,_,,ィ"ェくユ- ''" , ィ"




     \  |  /
      \|/
   / ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
  // ̄:/ ̄ヽ   l
  | |O 人O ノ    |  ……ではどうしろと言うのだ?
  |  >---<     |
 / ̄ ,--、  ̄ヽ   |
 ゝ ̄ _  ̄ ノ  |
  | ̄ ̄  ̄ ̄   l
ノ |          | \
 ̄ヽ         | ̄
  l         |
 ⊂_______⊃




501 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:02:01 ID:POgW1JRG

            i;:、;:;:;:;:_:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i,
             /三、;:;:;:;:;`;:‐-;、、l_,;:;-‐;:';:´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ィ彡ニ、
           l三三^'ー-:、、;:;:;:;:j::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:-‐イ彡三三i
           i'l三Ξ.  ,.=ミ`'ー-‐'";ニこ´   ィ彡三三7,.、
           ',lミシ"  ` ̄´    `¨"´    `ーミ三彡7-ヽ  このたびの天下太平に大功あったものは
           lミミ, :.  _,.=、、 .   ..: _,.?、、..:  ヾ彡〃//  等しく…恩賞・官位は同じであるべきでおじゃる…
            〉l; ::.彳ヾ゚;ハ、:、 ,:' ,.ィヘ;゚ツゞ::'   .::彡/ノ/
             ヽli. :ヽ.`゙'''"フ`.:  l::. ヽ`゙゙"´.:'  .::::::彡ゝ/
             `li.  `゙ " .::   l:::. ` ゙ "´ ..::::::::彡ー'′
           _,.ト:..    .:' :   :::::.、    .::::::::::彡′
         ,ィ'´r'"::ヘ:::..   /`'=、__,.ィ'' ' ヽ  ..:::::::::::;ヲ
       ,r‐' ./:::::::::::::ヽ::::.    : :     、.:::::::::::;ノ ヽ、_
    , -‐''"   ヽ::::::::::::::::\ ー-:こ=ニ=一 ノ .::::/l:::ヽ, ヘ`ー-、
, -‐"     ヽ   \::::::::::::::、\ `ー‐--´ " ::// /::::::::i l   `ー-、、
         \  \::::::::::\ヽ、____,./: :/ /:::::::::::l l       `丶、、
          \.  \::::::::::ヽ、::.   .: : : /./::::::::::::ノ /




502 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:03:12 ID:POgW1JRG

  |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:_;:;」
 ├r―――┴――一 ''' ""三 ̄´::::::ヾ
 /::{  ィ'三)   (三ヽ   ,ッミ::::::::::::::::ヽ
 {:::シ ~´           `ヾ、:::::::::::::::::l
 l:::l ,. ニ 、 :.  .: ,r ニ 、   ミ:::::::::::::ム、  しかるに一人円心はわずかに本来の領地一ヶ所を
 l:::! 'イでiン、 : :. ,イでiンゞ:.:.  ミ::::::::::/^い  安堵しただけで、播磨の守護職を召し返されるとは
. l::l :.`^"´ノ.:  :. ヽ`~´ノ:.:.:.  ミ:::::::イ  リl   一体どのような咎があったでおじゃるか…!?
. ヾ! ` " ´ /  ::. ` ´     ミ:::::/ム_ノ/
  'i,     ,'  '^ヽ       ミ::::l 'ー' /
   'i    ヾ'ー ''"く、      j::::クーf′
   l        `ヽ     {:::リlミ:::ヽ、
   ヽヽ ,ィニニ丶、_ ゙:      "´fミ≧ゞ
     ヽ ^ヾ二´ノ´ _,ィ ,.ッ  //イぅ-、
     丶 `"   "´  ,/ ,.ィ" , -‐'",ノヽ
      `ト、 ___,, ィ"彡,r'´ , -'":.:.:.:.ヽ
       l    =ニ彡,ァ'",-'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:L..、、
       ハ ヾ    / /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,, -''"  )
     , ィ'l l ヽ  / /:.:.:.:.:,, - '"´  , - ''"丶、




503 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:04:45 ID:POgW1JRG

    |;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ー------┼''"´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ィ彡、
     |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:-‐'´.i彡彡i
    iニニニ=ヒー──---、、、__;:;|;:_;;:-‐''´    i彡彡i
     i三三三ニ       _   ̄  ,≦ヽ    'ヾ彡i
    i三三三三、    (三ヲ     ヾ'"′    ヾリ
    i三ニミミミシ"´         :.  :._,,ノ _,,,,   |リ   高氏、義貞、正成、円心、長年らの
   r-、ミミミミ`       _,,,...--‐'´ r'".,ィ(;;;) 》、  ||   忠功はみな等しいはずでおじゃる…!!
    i.iヽヾミミミ     ,ィ'ヾツヽ、, .:   l:. '`ー''''"´, '   ||   なのに…
   l ` ヾミミ     "  ̄ ̄´ソ .::.  :. `゙'ー- '´   ∥
    ',  (ヾミミ     `゙゙゙゙゙"´  .:.   :::..         ∥
    ヽ '` ヾミ          ..     :::.       ∥
     ヽ、__,ヾミ         、 ,,    ,ノ       .リ
        ',ヾ;            `ー"        i
         ',.ヾ、           :. :.       j
         ヽ`         ,ィニ=ニ、_    /ヽ
           ',\      ー〈〈;;;;;;;;;;ノノ´   /::::::ヽ
          ヽ \      ヽ`ー'´ノ    /::::::::::::ヽ
          / i.   \      `ー一´   /:::::::::::::::::::ヾー、
          /l l    ヽ、        ノ::::::::::::::::::::::/  i
        /l l. l     ` ー-‐‐‐‐'''"´:::::::::::::::::::/   ノ\




                 _____    /
        \    / ⌒ ⌒ヽ   `\
             / | >|< | ─ 、   ヽ
           // `ー●ー ′ U \   ヽ   もういい!!
     ─    i⌒  二  |  二      ヽ  ヽ  もういいじゃないか…藤房!!
           ヽ、  ─  |  ─ /⌒ヽ  |  |
               ̄l ̄ ̄ ̄ ̄    |  l  l
      /  /⌒ヽ | (⌒\/⌒) ノ /  /  \
            ヽ__.ノ、┴───── ´  /  /
           \ `━━,-、━━━━━く
            ヽ|  / ヽフ     \    ヽ




504 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:05:18 ID:LtUgDjXN
よくねーよw


505 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:06:07 ID:POgW1JRG

       |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
       ├- 、__:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;:-‐'"´;i
        |;:;:;:;:;:;:;:`゙゙゙'''''ー-- 、、;;;;;;_;;;;;;; -‐''''"´:;:;:;:;:;ィ彡ミ,
       ,i====、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:-‐"´゙ミ三ミi
       i三三ニニ' ̄`゙゙''''' ー- 、;:;:;:;:;:;:-一'"     ミニ三i
       i三三ニ三      _   ̄  r==、    'ヾ、ミi
      _,i三三ニ三ゞ    ニ三シ  i   ゞ"´     !ミ;iヽ
      i"゙ヾ彡彡ァ"´         i  ノ __ ,,,...、_,,.   iミ| |
      { {`ヾ彡;シ′   , _ --‐- 、丿  ィ''"ノ(oツゝ’’  |リノ  
        '、(、ヾ彡リ     ィ'でo)'ヽ、  :  ';:. 'ー-‐'"″   |リ   陛下……
       ',ヽヾ、彡   ゝ`゙゙'''''"´ツ .、  i::.`ヽ、,,,,ノ    |i|
       ヽ丶ヾリ,    ` 、,,,,,,ノ  .:   i:::.       リi
         ゝ、,ヾリ         , .::  '、::.       リ
           ヾi,        /、 _    ,,'      , /
           ヾ,        /  ´``ー''´    、  ,' /
            ヾ,      '     : :     ', , /、
             ヽ、    , --‐‐一''ー─'''' ' /./::::ヽ.
             i"i ヽ  ,r' _,,,, ゝ--‐‐''´ー'" ノノ::::::::::ヽー-、
             ノ, |',  ヽ、   ` ; ; ; ; : : : '  /::::::::::::::::::\_`ヽ.
            /::i | ',   `ヽ、_     _,/:::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ
      _, -‐'''"i:::::::i .|; ',       ̄ ̄//:::::::::::::::::::::::::/  /\




       ____
  .   /   /⌒ヽ⌒ヽ 、
    /   , -|/ ・|< |、\
   /   /   `ー ●ー ′ ヽ  ……もう済んだ事だ。
   l  /   三.  |  三  |
   |   l  /⌒\_|_/^l l
   l  | l , ─ 、- 、     l /
    ヽ l ヽ ___)__ / /
     〉━━━O━━━´⌒ヽ
    /  /      ヽ   l   l




506 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:06:08 ID:d0pmUSh8
上が駄目人間だと下がどんなに努力しても水の泡だというのを痛感するな


507 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:07:22 ID:f+zhN4/w
>>506
まさにそれが太平記のテーマの一つ。


508 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:07:34 ID:POgW1JRG

            ,..-‐'″.`'´ `''-..、
           l゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
           /'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''.ゝ
          -xi彡i ---,r;;‐―-r;;-----iiニm-
        ____ /"l| /.゙¨ノ ,,, !¨゙.\`|l ! 〕,    (藤房殿も真面目なのはいいが…)
       /'{~   `'ヽ.`゙゙゙´ ゙‐'゙ `""´ ヽ,! ,)   
     | 〔      |l゙. ̄ ̄"^^" ̄ ̄フ ノ"::゙`::、
    ,i'..lノ     ノ ''十ー|―|ー十/ /!:::::::::::::::\
  /i′ `-..,___.,..i┴, `ー-.,,____,,..-'" ,/ ノ::ヽ:::::::::::::ヽ
  !:::│   .....,,,,,,! },^'''ー-..,,____,,.-ー"/ : !::::::ヽ:::::::::ヽ




     \  |  /
      \|/
   / ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
  // ̄:/ ̄ヽ   l
  | |O 人O ノ    |  (…時と場所をわきまえてほしいものだな…)
  |  >---<     |
 / ̄ ,--、  ̄ヽ   |
 ゝ ̄ _  ̄ ノ  |
  | ̄ ̄  ̄ ̄   l
ノ |          | \
 ̄ヽ         | ̄




  ,彡ニ三三三三三三三ニ=ヾ;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:i'
  ,彡ニ三三三三ニ三三ニニ;〃ヾ、;:;:;:;:;:;::;:;::;:::;:/;:;:/
 ,彡彡,'',ニ=ミミミ三三三三ニニ彡  `゙゙''ー-、;:;/;;:;/
 ',彡'/ r' ノヽヾミ三三三三三彡'   _,,,,,,、ヽ;:;ィ''|
  彡'|.|(‐'''"@'iミニニ三彡"´ ̄     `゙゙ー'  ;;;:|
.  彡i、ヾ ('  ヾミニ三'          __,,、 ....ノ   /
  彡ゝ `'' "  |ミミミ'            ,;'´ ,,  ァ'  
   '彳`ー‐i  |ミミミ'          `゙ニシ'   |、ニ'
 --、/    i  |ミミ         .,,r‐''"   | ノ
 く'ノ    :i  ミミ         ´  ., '   |'    ……………
 、\     .l  ヾ            .ノ(_,,、.   |
 :\ヽ,   ヽ          /   `t‐一'
 ::::ヽ ヽ   `::.       ,; '      .:i
 :::::::ヘ ヽ    `::.        ''"⌒゙''一ノ
 ::::::::::ヘ.ヽ    ヽ、       ` ー'ーノ
 ::::::::::::::ヽヘ     `ー┬‐一;;''""´
 \、:::::::::ヽヽ      /::ヘ ) `゙'ー、_
 〃`゙ー、;;;;\\   /i:::::::丿 ' , ' , '`゙ヽ、


このような状況で後醍醐天皇に諫言する者は、万里小路藤房ただ一人であったが、
天皇はいっこうに耳を貸そうとはしなかったのである。


511 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:09:06 ID:DrEPw5m1
これは素敵な麻呂、惚れちゃいそう


512 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:09:08 ID:POgW1JRG

  ,彡ニ三三三三三三三ニ=ヾ;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:i'
  ,彡ニ三三三三ニ三三ニニ;〃ヾ、;:;:;:;:;:;::;:;::;:::;:/;:;:/
 ,彡彡,'',ニ=ミミミ三三三三ニニ彡  `゙゙''ー-、;:;/;;:;/
 ',彡'/ r' ノヽヾミ三三三三三彡'   _,,,,,,、ヽ;:;ィ''|
  彡'|.|(‐'''" 'iミニニ三彡"´ ̄     `゙゙ー'  ;;;:|
.  彡i、ヾ ('  ヾミニ三'          __,,、 ....ノ   /
  彡ゝ `'' "  |ミミミ'            ,;'´ ,,  ァ'  
   '彳`ー‐i  |ミミミ'          `゙ニシ'   |、ニ'
 --、/    i  |ミミ         .,,r‐''"   | ノ
 く'ノ    :i  ミミ         ´  ., '   |'    (一体どうすれば帝は分かってくれるのでおじゃ…)
 、\     .l  ヾ            .ノ(_,,、.   |
 :\ヽ,   ヽ          /   `t‐一'
 ::::ヽ ヽ   `::.       ,; '      .:i
 :::::::ヘ ヽ    `::.        ''"⌒゙''一ノ
 ::::::::::ヘ.ヽ    ヽ、       ` ー'ーノ
 ::::::::::::::ヽヘ     `ー┬‐一;;''""´
 \、:::::::::ヽヽ      /::ヘ ) `゙'ー、_
 〃`゙ー、;;;;\\   /i:::::::丿 ' , ' , '`゙ヽ、




                  __,,,、,,   ,,、- 、
               /´: : : : : `´: : : : :ヽ
            /: : : : : : : : : : : : : : : : : :\
              /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
           /: : : : : : :i: : : : :.∧: : :il: : i: : :ヾ: :',
          ,': : : : : : : l: : :/:./ ∨:ハ: :i!: :l: :::::::i
            l: l: i: : l /!/∨   |/ ∨∨!: :::::::l
           レ!: !: :l i"⌒"'-、   ,、-'''⌒`l: :::::ヘ!   藤房様…
           ∨ヘ i | でラ`    ,  f∃ソ /::∧|    帝を御諌めになられたとお聞きしました…
              !ヘ∨ゝ       i      ∧ソ
            レヽi l.       j    ∧ノ
               レヘ          /ノ
              ∨\  ´  ̄  / ′
             /i{  \.   /i
             /:::::l ヘ   ` ´ ∧\
          _,,-''/::::::::l  ` ー、 ,/ .i:::::\、,_
       _,..-.:":::::::/:::::::::::i   /;;ヘ__!入  l:::::::::\`::..、,,_
  _,..-.:":::::::::::::::::::::\:::/:|ヘ /`ヘ::::::::ソ´ヘ i::\::/::::::::::::`i:ー.,
 ,´ー-、::::::::::::::::::::::::::/:::::::::i    ∨:/    l::::::::\::::::::::::::i:::::::',
 l::::::::::::`::、::::::::::::::ヘ::::::::::::::::l     l::::i,   l::::::::::::::ゝ::::::::l:::::::::',




515 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:10:56 ID:POgW1JRG

               /?;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ィ彡三三i
                l三`ー 、_;:;:;:;:;:;:j;:;:;:;:;:;:_;:;:;_;:?-三三三三三l
               l三  r=ミ''‐--‐';二,_ ̄    ,三三三彡彡l_
              lミ′   ̄    ー-'"    '=ミニ彡彡/‐、ヽ   兼光…
                  l;l  ,_-‐ 、    __,,.. - 、       彡彡彳、.//   帝は現状が分かっておらぬのでおじゃる。
                   ∥ `之ヽ、, i l´ _,ィ辷ァ-、、   彡彡'r ノ/    ああして遊んでいる時も
               1     ̄フ/l l::. ヽこ~ ̄     彡彳~´/     武士や民の不平不満は溜まっているのでおじゃ。
                 ヽ   ´ :l .l:::.         彡ィ-‐'′
                ゝ、  / :.  :r-、        彡′
              / ィ:ヘ  `ヽ:__,ィ='´        彡;ヽ、
          _,,..-‐'7 /:::::::ヽ   _: :_    ヽ      ィ´.}::ヽ ヽ、
      _,-‐'´    {  ヽ:::::::::ヘ `'ー===ー-- '   /ノ /::::::ヘ, ヽー、
    ‐'"´        ヽ. \::::::::\ ー-‐‐'      /  //:::::::::::::}  ) `''ー-、
 /            \ \:::::::::ゝ、___,,.. ‐ "   //:::::::::::::::l ,'     `''ー-、
'´               \ ヽ、;:::::ヘ 、       //::::::::::::::::ノ /         ヽ




517 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:12:16 ID:POgW1JRG

       i;:;:;:;:;:;:;:;:;:-‐''"ミミ三三三三三三三ニミミミミミミミミミミミヽ
      ',;:;:;ツ'´    ミミ三三三三三三三三ミミミミミミミミミミミi
      〉'r''フ    -ヒミミ三三三三三ィ彡ニ三ミミミミミミミミミミi
      ノ `´       `三三三三ィ彡彡'==''、ミミミミミミミミi
     ,'   ..、,,,_      ミ三ニィ彡彡イ く⌒、 ヽミミミミミミミi   
      ヽ、 '´ (゚i,,ゝ、     三彡彡彡"  ''ヾ ヽ ',ミミミミミミi   ………麻呂は次の岩清水八幡宮への行幸、
       )  ;'"       '三彡彡'  /゙' ゙ ) /ヘミミミミi   その日の夜に今一度帝を御諌めしてみるでおじゃる。
        /  ヽ '        彡彡シ  , ` ノ ,/ヾミヘヾヘi
     /             彡ィ彡 !、___,,,/ヾ川川川ソ
     /  '`ヽ            彡彡、 ;;ヾ彳´ 川ノ川ノ,ゞ
    ヽ、_,つ '          彡;;ツ ..:::i::   彡ィ川ノ川ゝ
       i               ...::::::::i:   彡'ノ川川ヾ
        |               ..:::::::::::::ノ    彡ィノ川ノゞ
      ヽニ=ァ-        ..:::::::::::::/    ,,r‐;''"..:::::::::
        (´        .::::::::::::::::.  ,   / _, '::::::::::::::::
        `ー、'´ 、    ..:::::::::::::/  /  / ,ィ':::::::::::::::::::::
          ヽ :   ..::::;::::, /:/ /  / /;;;;;;;;;;;:-‐''''"´
          ヽ,,,__.::::ノ:::/// ./  ∠-‐''"´  _,,,, -‐'''"´
              `゙゙"´ ̄i/ , -'"   _,,-‐'""
                 ,!‐'" _, -‐'"
                /  /
               |  /´
               _y'´




         /   /  .|  /j  ./    ∧ ハ.....:.:.:|:.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:スゝ
         /   /  ,|  / |.:.:.:/|.:.:.:.:./ |.:.:| `、.:.:::|、:.:|.:.::.:.:|.:.:.:.:`、
         j   | .:.:/|.::/ |.:./ |.:.:.:/  |,.:|  `、:.:|ヽ:ハ.:.:.:.:|:.:.:.:::.:i
         ソ|  .|.:::/| |;/  .|/  |.:/   |.:|   `;;| リ `、::.:|::::ヘ:.:|
         | ..:|.:|/|.:|"ナ'''^-、,,,__ .|ソ    ,リ__,_,,,,、--''''ヽj:..:|::..:ハ:.|
         |...:.:.|.::::|.:.| ,_________ `'''' y   ''"___________  /.:,j.:.:.:| ツ
    .     |..::ri..:::ヽ;,|  弋ツヌヲ`      、 代ヤオソ  j.:.:.:/y.:|
          リ |ィ、.:.:.:|ツ ` ̄  ̄     ,    ̄  ̄´   |:.::/| ;ソ  藤房様…!!
           | f.`、::,|.          |         j.:.:/ソ
           \ `、|.         .i,、        ,i.:.:/´
            ヽ-リト.         j ,゙       ,/.:/
             `ッ、ヽ.        ´        //リ
              ,リ`、`l、.      ,....,_____     /;/
                ツ,|` 、    `'''''''''''´   ,/リツ
                r''j  ` 、   "  ,/|-,
               ,| i,     ` 、___ ,/  .| |、
              /::|  `、          .j h`::、
            /::::::.|   `、_        ./  i::::`、




518 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:13:55 ID:PAsZB2aA
なんか麻呂に嫌なフラグが立っている気が…


519 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:14:00 ID:POgW1JRG

        |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l
       i三``ー- 、,,_;:;:i;:;:;:;:;:;:;:;:;::--‐‐一=ミミ三三ニニi
     i三  ,--、 ``"´ ̄_,,,,,、     ミミニ=ニ三三i
      |彡,  ヾ='     !ニ彡'    ,シミミ三ニ三ミミi
     |;ツ         :    .      `゙ヾミミ三ニミミ'
       l;|   ー-- ' .: ,,.... ,ィ -ー‐-、    ヾミミニ三ツー-、  もしそれでも聞き入られなかった場合は……
      l;l 、_    _ .: `゙;:'       ヽ    ミミ三ニノ⌒i.|
      ∥ ヾヱ'孑 :.   '、ヾ弌ヱ='"´   ミミミミシ:`) i.l    …いや、なんでもないでおじゃる。
      l   ー‐'" .:   ヽ\ ̄      ミミミ' ノノ//
      ',     ,.::   、,.            ミミ/  '/
       ',     / :.   __ い、.        ミソー-;"
        l    / ` ー‐"´′ ヾ       ミツiノソ
         l  '   : :     ヽ、     〃 i、ヾ、
          ',  _,、-ニ=ニ==、,, 〉      /ノl
        ヽ  ヽ、`゙"´,,/  ,,、  ,.  / ,' i,-‐- 、
          ヽ    `゙゙゙゙゙     ´ .///, -‐'"::::ヽ
          ヽ.        , /,,. '/ '"::::::::::::::::::::ヽ
            `ー--‐一''"´  /::::::;;;;---‐‐‐‐‐‐┴-、
            /l |    _,, -‐'''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
       _,,,,,,,//、y-‐'"´;;;;;;;;;;;;_;;;;::-‐一''''"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー-
       _i_,, -‐"´;;;;;;;;_;;;-‐'''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
   i"´ ̄;;;;;;;;;;;;;;;-‐''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;




           ,. '´ : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : :.`ー 、
        , '       ./ .::/               :∧
          /.:/ .::/ .::′.:::′l : : ::::::.: : : : : : :!::.:.: : : : : :.∧
        ./"/. : ::′.:::!: :.:::,l :| : : :::l::. 、:::.:.: : :|:::  : : : : : :∧
        .′.:.::| : :::;!: :::/.|.:∧: :.:::ト、:::|\:::.:.:|::::: !:::. : : : :∧
        |.:.:.:.:.:|.:.:/ !:.:/ |/  ゙、:.:l ゙、l  ヽ:.:lヽ: : |:::.:.:.:.:.: : ハ
        | ;!.:.:.:|::/ _|_'__l    ゙、|   l__゙L_ヽ::|::.:.:.:.:.: : : :|
        |/l :.:.:|ハ´ __、  、 .l ´ z___ `゙:|::.:.:.:.:.:|:.:l:.:!
        l l:ハ::l:::! ´_辷.」`  ゛    ´_辷_リ_   :|::. /|/:.:.ハ:′ …………
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521 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:15:41 ID:POgW1JRG
建武二年(1335年)3月11日、石清水八幡宮への行幸を終えた日の夜、
藤房はある決意を胸にし御所に参内した。

         |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ|
         |丶、 ;;; __;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,: ィ";;_|
         ト、;;;;;;;;;;;;;;;` ` '' ー -- ‐ '' ";;;;;;;;;,:ィ;:;!
        ,';:``' ‐ョ 、 ,_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; , - '"l;:;:;:;:l
        l;:;:;:;:;:;:;ミ   ` ` '' ー -‐ '"    ,リ;:;:;:l
        l;:;:;:;:;:;:;:ゝ   く三)   (三シ  `ヾ;:t、
       fミ{;:;:;:;:f'´  , ---_,, _,ィ 、_,,ィ,.--、  };f }  陛下の御政道は恩賞が不当であるだけではなく、
       l トl;:;:;:;:l  、,ィ或tュ、゙:ミ {,'ィt或アチ l:l,/  御言葉が掌を返すように変わるのも困ったことでおじゃる…
       ゙i,tヾ:;:;:!  `ヽ 二ノ   ト ` ‐''"´  l:l:f
        ヽ`ー};:l       ,r'、   ヽ      リ_)
         `"^l:l      ,/゙ー、  ,r'ヽ    l
           ゙i    ,ノ    `'"  丶.   ,'
             ゙l、   ′ ,, ィrェェzュ、,_ 〉 } /
            ',ヽ  ヘヾ'zェェェッ',シ' //ヽ
             } 丶、 ` ー--‐ '"'´,/ノ:.:.:ヽ
            /l   丶、      ,.イ:.:.:.:.:.:.:.:丶、、
          ,r'"^l !    ` ー‐;オ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.,ノ  ,}、
     ,. -ァ=く(:.:.:.l  l      //:.:.:.:.:.:., - '"  ,/ ヽ、
  , - '"´ / ,/`>'t、_」___,ィ'゙,ィ,.: -‐ '" ,. -‐ '"    \
/    ヽ-(  / / f   }li,     ,. -‐ '"          \




        ______
      /    / ⌒ヽ ⌒ヽヽ
     /     , ┤ /・|・\ |、 \   …………
    /   /   ` ー ● ー ′\ヽ
   l    /  ──  |  ──  ヽ
   |  /    ──  |  ──  |
   l  |    ──  |  ー─  l
    l   |        |        /
    ヽ ヽ   / ̄ ̄ ̄\   /
     >━━━━━O━━━く
    /    /      ヽ  ヽ




522 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:15:47 ID:9xWTlCK+
まぁ権力者に諫言するのは大変だろうなぁ。
武士流にいえば「諫言は一番槍より難事」なんていわれてたぐらいで。
一番槍なら、たとえ失敗しても名誉は残る。
諫言に失敗すれば、下手すりゃ逆臣扱いで名誉すら奪われかねん。


523 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:17:12 ID:POgW1JRG

         ,l、::::::::::::::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:l
        ,ハ::`丶、:::::::::::::::::::::::|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;_,, -‐:〈
        {;;;;ヽ、:::::`丶、:::::::::::::l:;:;:;:;:;:; ィ";:;:;:;:;:;:;:}
        ,l;;;;;;;;;シ丶、:::::::`:`:ー'‐::'':"::::::::_, ィ"´;;l
       fうl;;;ミミ、  ``丶 、::::::::,: - ''"´  リ;;;;;;f-、
       { l l;;;;;ッ=`   (三> `^´ (三シ  ム;;;;;;ソl}
       t !;;;リ    _,,...,,_     _,,..,,_    l;;;//   今…もし武家の棟梁となりうる器量の人が現れて、
        ゙l ヾ;l  :'ィテヘ9ンミ   ,: ',シヒ9ン、  l;//    朝廷に敵対するようなことがあれば、恨みや不満を抱く
        `ーll!   `''==ヲ'  l:.:^''==彡'" ,!リノ     日ノ本の武士はみなそのもとに集まるでおじゃる!!
            ll   ` '' "   l:.:.:` '' "  ,i;;l´
          li,     ,r .: :.ヽ、    ,:,り
           t、   / ゙ー、 ,r '゙ヽ  /,K′
           ゝ、 ,:'   :~:    } // /ヽ、
           /{lヽ ,ィ==ニニ==,ノ,ノ7 /:.:.:.:ヾニヽ
         , ィ/:.:い ヽ `` ー一 ''"/,/,/:.:.:.:.:.:.:.:ソ }- 、、
        / /:.:.:.:ヽヽ `' ー‐ -- '"//:.:.:.:.:.:.:/ /   ` 丶、
     ,, - {  ヾ:.:.:.:.ヽ丶     //:.:.:.:.:, -'" ,/       ` 丶 、
  ,, - ''"   丶、 `` ーゝ、ヽ.,_,,ィ"ェくユ- ''" , ィ"




        ___
     /   - 、- 、\
    /   , -|/ ・|∠ !-ヽ  分かった、分かった…!
    i   /  `- ●-′ i.
    |  i   三   | 三 )
    ! |   / ̄ ̄ ̄/ ̄
    ヽ ヽ ヽ(二二)_
     l━━━o━-○




524 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:17:35 ID:tnjYGvy7
国家昏乱して忠臣あり、か


525 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:18:00 ID:PAsZB2aA
麻呂の見識はここまで凄かったのか…!


526 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:18:11 ID:WuCc3rHl
もしかして、言葉でなく、逆らうの部分しか理解してないのかな…


527 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:18:34 ID:POgW1JRG

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      |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i!:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
     |三三ニ ̄ ̄`゙゙゙'''''''ー‐'-一''''''""´´ ̄ ̄フ三三ヽ
      |ミ三三、、  ィ三ヲ   :   (三ニ;    ノ三彡彡ヘ
     |ミミミツ″        .:  .        ゙ヾ彡彡彡l
     rミミソ  ,. _,,-‐ 、 __ :, -‐‐_,,,..,_ 、   ヾ彡彡l,_   
.     { ミミ   .,ィ"で;)ヽ、 )  (: ,ィ"で;)`ゝ.    彡彡r、i
      ! lミミ   :: . ` ̄"´^ :  l::.、 `.. ̄"´. ::     彡'リi i}   大塔宮のことも過失を戒めた上で
     ',ヾミ,            :  l:::.          ..彡ツ )/    罪をお許しになさるべきで…!!
      i 、ミ ::..     , . :  : ヽ.       .::::彡i.ノ/
      !、_ミ: :::..     /ヽ =、__,.ィ= ノ::.     ..::::::彡i ノ
       ミ : : ::..  /     : :    ヽ.  ..::: : : :彡‐´
       ヾ,: : : : :.  ,ィニニ=ニニ=、_  ', . : :: : :〃ゞ
        ヽ: : : : :. /、^'^^T^^``ー、  i : :; : ://、
          ヽ: : : : | ト、_  .!  _,,ィiヲ′,': :,' : /ト:||ヽ、
          ヽ: : : ヾTエェェェエエン′ ,' :/: / 〉′i::\
           ゝ: :  `ー-----‐´ ノ /:/  /  /::::::::ヽ-、
         ィ‐':| |.\          /´ / /:::::::::::::::ヽヽ、
       / /:::| |  ` 、,,___,,../  / /::::::::::::::::::::ノ  ト、
  ,. -‐''"´/  /:::::ヽヽ           / /::::::::::::::::::::/  ノ `ー、




       ____
  .   /   /⌒ヽ⌒ヽ 、
    /   , -|/ ・|< |、\
   /   /   `ー ●ー ′ ヽ   宮だと…
   l  /   三.  |  三  |
   |   l  /⌒\_|_/^l l
   l  | l , ─ 、- 、     l /
    ヽ l ヽ ___)__ / /
     〉━━━O━━━´⌒ヽ
    /  /      ヽ   l   l




528 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:20:03 ID:POgW1JRG

           ( ⌒ ⌒ )
             | | |
          ヽ   _____
        \   / \/ ヽ   `\
      _   / |  .|.  |- 、   ヽ
         //`ー ●ー ′   \   ヽ    藤房!!
         __l  三 |  三     ヽ   l   宮のことは言うな!!
       .\______|__/ ̄`ヽ  l  |   僕はもうその話は聞きたくない…!!
         .   l          |   | /⌒ヽ
            |   / ⌒ヽ⌒ヽ |   |ヽ_ノ
     .     、ー┴─────┘ /   / ノノ
           >━━O━━━━/  /
        /⌒ヽ  /    \     |




       |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
       ├- 、__:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;;:-‐'"´;i
        |;:;:;:;:;:;:;:`゙゙゙'''''ー-- 、、;;;;;;_;;;;;;; -‐''''"´:;:;:;:;:;ィ彡ミ,
       ,i====、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:-‐"´゙ミ三ミi
       i三三ニニ' ̄`゙゙''''' ー- 、;:;:;:;:;:;:-一'"     ミニ三i
       i三三ニ三      _   ̄  r==、    'ヾ、ミi
      _,i三三ニ三ゞ    ニ三シ  i   ゞ"´     !ミ;iヽ
      i"゙ヾ彡彡ァ"´         i  ノ __ ,,,...、_,,.   iミ| |
      { {`ヾ彡;シ′   , _ --‐- 、丿  ィ''"ノ(oツヽ''  |リノ  へ、陛下………
        '、(、ヾ彡リ     ィ'でo)'ヽ、  :  ';:. 'ー-‐'"″   |リ
       ',ヽヾ、彡   ゝ`゙゙'''''"´ツ .、  i::.`ヽ、,,,,ノ    |i|
       ヽ丶ヾリ,    ` 、,,,,,,ノ  .:   i:::.       リi
         ゝ、,ヾリ         , .::  '、::.       リ
           ヾi,        /、 _    ,,'      , /
           ヾ,        /  ´``ー''´    、  ,' /
            ヾ,      '     : :     ', , /、
             ヽ、    , --‐‐一''ー─'''' ' /./::::ヽ.
             i"i ヽ  ,r' _,,,, ゝ--‐‐''´ー'" ノノ::::::::::ヽー-、
             ノ, |',  ヽ、   ` ; ; ; ; : : : '  /::::::::::::::::::\_`ヽ.
            /::i | ',   `ヽ、_     _,/:::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ
      _, -‐'''"i:::::::i .|; ',       ̄ ̄//:::::::::::::::::::::::::/  /\




529 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:21:47 ID:POgW1JRG

         ____
      , -‐'"´::::::::::::::::::::::`ヽ、
    //二ヽ/⌒ヽ;:::::::::::::::::\
    /::ハP_/P ̄ヽ/ー-:、::::::::::::\
   / ヽ、(::::::)ー‐'    \:::::::::::::::i   ………もう夜明けになる、下がれ。
   十―-  Y  -‐'" ̄ ̄ ̄ !:::::::::::|
   _|__  .|    ̄ ̄ ̄`   |:::::::::::|
   (´    .|    ̄`ヽ、_ _  |:::::::::::!
    ヽ-ー‐┴―--- 、r―-:、!:::::::::/
    /\       /´   }/:::::::/
    ヽ、`丶、___{    ノニニ!
      `T"´トーr-::,-トー‐'i"::::::::::::|
       }--< `"" .|__::::::::::::::::::::::|
      l´::::::::| ̄`フ´:::: ̄「´:::::::::/
     _|::_:::_::トー;'"::::::::::::::`:::::::::/ヽ、
    (___.」`ゞー-:、_:::::::::::;/  ●
          `‐ 、_ノ ̄ ̄




  ,彡ニ三三三三三三三ニ=ヾ;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:i'
  ,彡ニ三三三三ニ三三ニニ;〃ヾ、;:;:;:;:;:;::;:;::;:::;:/;:;:/
 ,彡彡,'',ニ=ミミミ三三三三ニニ彡  `゙゙''ー-、;:;:;:;/;:;/
 ',彡'/ r' ノヽヾミ三三三三三彡'   _,,,,,,、ヽ;:;ィ''|
  彡'|.|(‐'''" 'iミニニ三彡"´ ̄     `゙゙ー'  ;;;:|
.  彡i、ヾ ('  ヾミニ三'          __,,、 ....ノ   /
  彡ゝ `'' "  |ミミミ'       ‐'"ひi,;'´  ,ィ;;ァ'
   '彳`ー‐i  |ミミミ'          `゙ーシ'   |、ニ'    ……………はい…
 --、/    i  |ミミ         .,,r‐''"   | ノ
 く'ノ    :i  ミミ         ´  ., '   |'
 、\     .l  ヾ            .ノ(_,,、.   |
 :\ヽ,   ヽ          /   `t‐一'
 ::::ヽ ヽ   `::.       ,; '      .:i
 :::::::ヘ ヽ    `::.        ''"⌒゙''一ノ
 ::::::::::ヘ.ヽ    ヽ、       ` ー'ーノ
 ::::::::::::::ヽヘ     `ー┬‐一;;''""´
 \、:::::::::ヽヽ      /::ヘ ) `゙'ー、_
 〃`゙ー、;;;;\\   /i:::::::丿 ' , ' , '`゙ヽ、




530 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:23:04 ID:POgW1JRG

  ,彡ニ三三三三三三三ニ=ヾ;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:;:;:i'
  ,彡ニ三三三三ニ三三ニニ;〃ヾ、;:;:;:;:;:;::;:;::;:::;:/;:;:/
 ,彡彡,'',ニ=ミミミ三三三三ニニ彡  `゙゙''ー-、;:;/;;:;/
 ',彡'/ r' ノヽヾミ三三三三三彡'   _,,,,,,、ヽ;:;ィ''|
  彡'|.|(‐'''" 'iミニニ三彡"´ ̄     `゙゙ー'  ;;;:|
.  彡i、ヾ ('  ヾミニ三'          __,,、 ....ノ   /
  彡ゝ `'' "  |ミミミ'            ,;'´ ,,  ァ'
   '彳`ー‐i  |ミミミ'          `゙ニシ'   |、ニ'
 --、/    i  |ミミ         .,,r‐''"   | ノ    …………駄目だったでおじゃる…
 く'ノ    :i  ミミ         ´  ., '   |'
 、\     .l  ヾ            .ノ(_,,、.   |
 :\ヽ,   ヽ          /   `t‐一'
 ::::ヽ ヽ   `::.       ,; '      .:i
 :::::::ヘ ヽ    `::.        ''"⌒゙''一ノ
 ::::::::::ヘ.ヽ    ヽ、       ` ー'ーノ
 ::::::::::::::ヽヘ     `ー┬‐一;;''""´
 \、:::::::::ヽヽ      /::ヘ ) `゙'ー、_
 〃`゙ー、;;;;\\   /i:::::::丿 ' , ' , '`゙ヽ、




532 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:24:01 ID:POgW1JRG

                l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
                /`ー、:::::::::::::::::::::::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
               .{::::::::::``'ー,、_::::::::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
               ノ、_:::::::::::::::::::::`'ー-,/、_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
              /;;;;;;;;7`'ー.、_:::::::::::::::/;;;;;; ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'}
              !;;;;;;;;/    `'ー-.、」_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
              ノ;;;;;;;;;!   <ニニ)    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i;;;;;;;;;;;;;;〈
             _i;;;;;;;,r'           (ニニニ〉::::::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;i
            /rl;;;;;;r'     ..,,       ..: ::: :::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;l
            l.l l;;;;;!   ,,-==‐..,    ..:::::::_,,:::::::::::::ヾ、;;;;;;;;;;;;;;l   
            'l.li;;;;!   ,-r―ェ、   . : :::.,,-―-、::::::::::::i;;;;;;;;;;;;;l
             l.`;;i   `'ー='‐-',  : :: :,_-ェ―ッ、`:::::::::::'i;;;;;;;;;ス    もはや麻呂にはどうすることもできぬでおじゃ…
             .l l;l    `'ー=-'´   : :::::;;`'=='"ー':::::::::::::!;;;;;;/;;;}
               ! i;!          .: ::: :::`'==='"´::::::::::/;;;;;/;;/
             `i;!          :: :::::::::::::':::::::::::::::::::/;;;;;/;;/
              !      (,、 ..::::::ヽ、:::::::::::::::::::::::::i;;;;;/;;/
               'l    ,/´   ヽ-r'~`' 'l,::::::::::::::::::::::l;;;;i_,ノ
               l   ,/     l :::::::::::::i、::::::::::::::::::l;;;l´
               ヽ   ,-―-,、_,__     〉::::::::::::://
               ∧    `'ー===-`ー―::::::::::::::::::/
              /( ヾ、   :: :::::::::::::::::::::::::::::::::::/,、
            _/ ! l ヽ   ,..:: :::: :::::::::::::::::/::i .l:::\
          / ./   ! i,  ヽ、_..: :: :::: ::::::::::::,r'´:::::::l l::::::::l`ヽ、
        , - ´ ./    i i,   `'ー---―‐':::::::::::ノ  }:::::::ヽ:::::\
_,,.-―――'´   <      \\ ..:: ::::: :::::::::::::::::::::::/  ./::::::::::::〉::::::::`'ー-,.、_




533 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:25:27 ID:POgW1JRG

           |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
           |:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
           /`ヽ、;,;,;,;,;,;,;,;,;,;|;,;,;,;,;,;,;,,-ー'|´::ヽ
           i:::::::ミ   ,,,,,,''''''''''''',,,,,,:::::::::ノ::::::::i
          ..i::::::::ミ  ´- ′  '- '´:::::::`丶::::ト、
           |.i::::i''  --- 、,   , --- 、:::::::`i::::r/
          ヽi:::i  -<写-、 |::::,/冥`;::: :::::i:::リ.|   陛下…父上…兼光…
           ト、i   ''_,ノ  |::::::、__ノ ;::::i:::i /   
            |_ii      ,  、:::::  ;:::::::::i:i_/    ……さらばでおじゃる。
            li     /,,,、 ,,ヽ::::: :::::::::::i:l
             |      ''';''  ヽ::::::::::;/′
             丶   -―-一ー )::::::/゛ト
              1、  --一  ノ:::::ノ/ ノ ヽ
             ,,ノヽヽ、     ,,ノ::/ /;:;:;:;:`,,丶
            ノ;:;:l | `ヽ::::::;;;;;;;;::::::/ /;:;:;:;:;:;:;:r ヽ
        ,,, -''''´'i;:;:;:;i ヽ    ;;;;;:://;:;:;:;:;:;:/::::ノ ヽ、
    ,,--''' rー-ト、'、;ヽヽ    ;/ /;:;;:;:;:,, -'' ン    'ヽ、
  ,,/     ト、_r-- ''''''--'-ー-''-''''ト-'''''  ,,/        'ヽ、
 l          ヽ、__    ̄ ̄


後醍醐天皇と夜明けまで話し込んだ藤房であったが、ついに天皇は藤房の諫言を聞かなかったのである。
藤房はその後すぐに北山の岩蔵というところへ赴き、俗世を捨て仏門に入ったのだった。


535 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:26:32 ID:PAsZB2aA
優秀な人材が野へ下ってしまった……


537 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:27:16 ID:POgW1JRG
そのことを知った後醍醐天皇は、さすがに驚き
藤房の父・万里小路宣房に藤房を連れ戻すように命じたが…

                 ____
            .  // ⌒ ⌒ヽ  `\
             //|/’ |,\|ヽ    ヽ っ
        (( _/ ヽ ー● ー ´  \  ヽ っ  藤房を連れ戻して
          ヽ  二  /   三     ヽ   l    もう一度政道を補佐させるんだ!!
            `ー⌒ー⌒ヽ、__/⌒ヽ  |   |
                  )      |  l /⌒ヽ
          /⌒ヽ __(二二二)__ノ / >、_ ノ
         (( ヽ _ ノ`━━O━━━━/   / ノノ
       .     \/ /     \     /




         .i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i
       .  i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ィ、
        ./;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;-彡彡、
        /ミイ゙ー-- ;:;:i;:;:;:;ーー‐'"´ ヾ彡彡シ
        /ミミ´   rz,、, i ー'''rzッ    '彡彡シ
        l ミリ  -  ̄ `i ´  ̄,,.,,   ゙彡7⌒i  
        iド、 '"- 二iソ,,`ー'" 二ヾ彡 ゙彡;ヽ j  
        l{ { 〃代ゞイ::i ーt‐=でシ>シ  リシ;; /
         ゝ ` 、,,~~':::  ヽ,,,二 ィ  / 「 {′   ハイ…
          ゝ.ヽ   ノ::   ヾ、   , '´  r'
          ゙i::.   ー=、_-=ヘヽ       |
           ',::: ,彡ツj i ヾミミヽ   ,' .ノ
           i  (シ一 -ー―゙ミ、   へ
          ,,,,小、'  `二二´___  ,,, ノ::::く\
          :/::iヽヽ、     ,,,  /.:::::::::!
        ,:,:/ヘ \\`三二三,,-‐'"::::::::,,イ
        /                \

             万里小路宣房



538 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:29:15 ID:POgW1JRG
時すでに遅く、岩蔵を立ち去りどこかへ消えてしまっていた。

                 _,  -──- 、
             , -─‐'-- 、       \
             /              \
          /                   ヽ
           〈 , -=、       _        ',
           _ノ    ヽ    -‐'´, -‐ー 、     l   あの御方は今朝までいらしたのですが、
         j  ,ィr-、 `7 r‐‐'´    \      |   ここでは訪ねてくる人も多いということで
         ノ7,イ   イカ'、{ ゝtr,tzャミ、   jL_,ィ   |   どこかに行ってしまわれました。
            lノ 、__r─'   、 ー'  ,ヽミー‐'ヽ   !
          !   l    ヽ \ /  ! く l t'
          ヽ、 ヽ_   ‐  l       / ノ / / \
              ,イ  !r亠‐- 、 \   イ´ /i'´    l
         / l  |ゝrt、  \ j  i`ー'ノ    /、
          |  ヽ  /ヽ       / /     / ! L/`ー-、
        /l   /!_/  |   , //      /   l /      `ー- 、
     ,. ‐'´ /l  /     ー‐'7/      / //         /
  ,. ‐'´     〈 l  l         l       l/ /        /
         ヽ   !        ,リ        /  /     /
            ヽ   l     zツ       /   /-─‐-、 /
           ヽ  リ    ,ル     /   /        \
            ヽ !   j!     /    /         ヽ




         .i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i
       .  i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ィ、
        ./;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;-彡彡、
        /ミイ゙ー-- ;:;:i;:;:;:;ーー‐'"´ ヾ彡彡シ
        /ミミ´   rz,、, i ー'''rzッ    '彡彡シ
        l ミリ  -  ̄ `i ´  ̄,,.,,   ゙彡7⌒i  
        iド、 '"- 二iソ,,`ー'" 二ヾ彡 ゙彡;ヽ j  
        l{ { 〃代ゞイ::i ーt‐=でシ>シ  リシ;; /
         ゝ ` 、,,~~':::  ヽ,,,二 ィ  / 「 {′   ああ…一足遅かったでおじゃる…
          ゝ.ヽ   ノ::   ヾ、   , '´  r'
          ゙i::.   ー=、_-=ヘヽ       |
           ',::: ,彡ツj i ヾミミヽ   ,' .ノ
           i  (シ一 -ー―゙ミ、   へ
          ,,,,小、'  `二二´___  ,,, ノ::::く\
          :/::iヽヽ、     ,,,  /.:::::::::!
        ,:,:/ヘ \\`三二三,,-‐'"::::::::,,イ
        /                \


この後の藤房の生涯については諸説あるが、結局二度と後醍醐天皇の元へ帰ってくることはなかった。


541 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:30:52 ID:POgW1JRG

               /:/:.::/: : : : /..:/:.::.:.::.:......  ::.::.::.::.ヽ    
           ノィ:..::/:/:...::./::./::.: イ':..:/:.::.:.::.:...} :.::.::.::l   
            l:./.7.::.::./:イ/ /:イ:.::.::./::.:./::.:....:.::.:l  
             |:{/ 7:.::: イ′ー 、/´ /:.:. イ:::.:.:/:./:.:|:.:.:|:|  
           j,小.|:.:/   _  \_j/ /::/j:/::.:/:.:.:.!:!  
           /小.!/     ``=ミr‐ミ'/⌒} /イ::./:..|:.::ハ!
           ノイイ/!′       } ノ _ ムーノ:/:.:/|:/   ……なんてことだ…
 ̄`ヽー- 、 __ /了|´ |       /ノ    ヽV:イ:./ j′   俺があの時、藤房様の御心に気付いていれば…
.ヽ:..:..:..丶:..:..:..}:..:..::| |  l       /       { ノ´      こんなことには……
:..:..l:..:..:..:..:..:..:..!:..:..:..|  l  l   く`{        i′       何をやってるんだ…俺は…
:..:..:l:..:..:..:..:..:..:l:..:..:..:.|  l ハ  `ソ_       }
ー..、`ヽ:..::..::/..:::.::.::.:.l   ヽ >≦--.、ヽ      /
二:..ヽ:{:..:.::.:>ー::´::| /ク′:..:..:..::.::.\ヽ  /
::.::.::.:ーヽ::.::|::.::.::.::.::.::.|^>':..:..:..:..:..:..::.::.::.::.:ヽV
::.::.::.::.::.:{::.::.:l::.::.::.::.::/:..:..:..:..:..:..::.::.::.::.::.::.::.ヽ〉
.::.::.::.::.::.:ヽ::.::.l::.::/:..:..:..:..::.:..:..::.::.::.::.::.::.::.::.::.::〉




           /  . __ 、/ 丿               ヽ
          / ,  / ./  /  _ ,__'   i  i  i  i   'l
          //. /  /  /_-''’ ___,,ノ、  7  '       l
        . レ.l/  ./   /  ,,-'''''  l l  .l   ,       l
          / ,/   ´  , '_ !-‐'''''''''''') ./l ../l     i ...l l
         r/ .l  ゙   '''’ _,,,-‐/ ̄.l/ .l ./ l     i  .l l
         .l.!         々' Vヽー--l/'‐、l /l   i  /ll
         l         /'''' ヽ   '..,,,___、l/./   ノ'l/ l'
        l         ./   !       '' /'/' ,/)ノ   俺も一緒に帝を御諫めしていれば…
        l        /   /          / ,//    何かが変わったかもしれないのに…
        /       丿   亅         ./ /r'      くそ…
     / ̄ ̄ ̄''' ‐ ,_ /丶   ____        ./ /   
   / ̄ ̄ ̄ ̄''' ‐ ,_ \. .l\ ”-ニ⊃    //r'\
   /          '-,/  .l \  ' ̄   ,/ / │ ''、、
  ./            /  l 丶ゝ,,,,,,,-‐''  /  │  'l "'-、
 /          .∩/   .l  /─、 ,─/   │   'l  "'-、
../          ∩/    .l /  Cl l - l\  │    'l    "'-、
/            /     レ' ヽ┌──┐ソ\ │     'l      "'-、




543 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:32:15 ID:POgW1JRG

                 ____
            .  // ⌒ ⌒ヽ  `\
             //|/’ |,\|ヽ    ヽ っ
        (( _/ ヽ ー● ー ´  \  ヽ っ  兼光…君は藤房の居場所に
          ヽ  二  /   三     ヽ   l    心当たりはないかい…?
            `ー⌒ー⌒ヽ、__/⌒ヽ  |   |
                  )      |  l /⌒ヽ
          /⌒ヽ __(二二二)__ノ / >、_ ノ
         (( ヽ _ ノ`━━O━━━━/   / ノノ
       .     \/ /     \     /




                 __
         _ ,,, -― "~ ̄    ̄~"ー-、_ __,
       /                   ~ <
   、_,-‐'                    \
    `7       ,  ,     、  ヽ  ヽ   ヽ
    /      / / /   l  |   l   l     \__,
   l       l l  |  /|  ノl   ハ ∧  、  |ー、‐'
    |      l  | | / | / | / l  /  l/  l   l  |ーヽ
 、ノ    | |   V V~"十-l/_  l/    __,,,l l  |
  7  | _| |   l  工二ェヽ~    ∠~_ /|/| |
  | / /~、| ト   |     ‐'     /┴-「 l /|/
  l/|. | ( l/ |  |             l     l l
   | ヽヽ_ ヽ | ι         ヽ   | |
   ヽ l ヽ_ ヽl            /   | |
    V|  λ            __       l l   陛下……
     ヽ  | ヽ         /   ̄ 7   /V
       | ,┤ ヽ     (___/  /       
     __ / く  ヽ、      _    /
   / <  ヽ   \        /
  _,┤  ヽ   \    ヽ 、___/
/ |   ヽ   ヽ、       ト、




545 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:32:20 ID:HgLcVVeI
完全に俗世を絶ったのか…
ここまでキッパリ消息を絶つ人も中々いないよな。


547 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:34:02 ID:POgW1JRG

         /   /  .|  /j  ./    ∧ ハ.....:.:.:|:.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:スゝ
         /   /  ,|  / |.:.:.:/|.:.:.:.:./ |.:.:| `、.:.:::|、:.:|.:.::.:.:|.:.:.:.:`、
         j   | .:.:/|.::/ |.:./ |.:.:.:/  |,.:|  `、:.:|ヽ:ハ.:.:.:.:|:.:.:.:::.:i
         ソ|  .|.:::/| |;/  .|/  |.:/   |.:|   `;;| リ `、::.:|::::ヘ:.:|
         | ..:|.:|/|.:|"ナ'''^-、,,,__ .|ソ    ,リ__,_,,,,、--''''ヽj:..:|::..:ハ:.|
         |...:.:.|.::::|.:.| ,_________ `'''' y   ''"___________  /.:,j.:.:.:| ツ
    .     |..::ri..:::ヽ;,|  弋ツヌヲ`      、 代ヤオソ  j.:.:.:/y.:|
          リ |ィ、.:.:.:|ツ ` ̄  ̄     ,    ̄  ̄´   |:.::/| ;ソ    陛下…藤房様を捜すことばかりではなく、
           | f.`、::,|.          |         j.:.:/ソ      なぜ藤房様が身をお退きになったのか
           \ `、|.         .i,、        ,i.:.:/´      お考えになられぬのですか…!?
            ヽ-リト.         j ,゙       ,/.:/
             `ッ、ヽ.        ´        //リ
              ,リ`、`l、.      ,....,_____     /;/
                ツ,|` 、    `'''''''''''´   ,/リツ
                r''j  ` 、   "  ,/|-,
               ,| i,     ` 、___ ,/  .| |、
              /::|  `、          .j h`::、
            /::::::.|   `、_        ./  i::::`、
         ,,,_ー/:::::::::::::|    ∧___      /、   |:::::::` 、__
     ,,,ーー"´:::::/::::::::::::::::|   / ヽ  ̄'i  ノ | ヽ  |:::::::::::::`、`ヽ、,,,
-"'' ̄::"::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::.|  /,,ヽ  C | |´ j /`、 |::::::::::::::::\:::::::` ̄:゛゛```ーー、___
::::|::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::.:|/、;,;;;;;;;;ヽ  | j   /;;;;ツヽ|:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::\




         ___
      /   - 、 -、\
      /   , -|  ・|・ |-ヽ
.     i  /   `- ●- ′ |   兼光……!?
      |  i   三 | 三  |
.      | |.   __|___.)
      ヽヽ /      /
       ━━━━o━━
       /  /    \ |




548 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:35:54 ID:POgW1JRG

                  _,ィ'´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.``丶、
                /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、
              ,.イ´:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
              r'´.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.,イ:.,イ:../i:.:.l:.:.:ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:.ヽ、
             /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!/ !:./.|:./ |:./ !:.:..ハ:.:.,|:.:.:.:.ト-、ゝ
            ,イ.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:/ !ナ-、_レ'  |ノ レ'ヽ:.ノ!:.!
              !:.:.:r‐i:.:.il:.:.:..!  こヒr`i`´  _ュ=-.,リ .リ
            |,イ !i^)レ'l:.:.:./    ´    l´ヒr /:.:.ノ
            ! !:ヤヽ、.ヽ/  u       ヽ  l:.:./
              k.l,`-ァi           '´  /∨   藤房様は何度も陛下を御諫め致したはずです…
               k_N.l     r'´ ̄`ア  /     なのに陛下は藤房様の御言葉に耳を貸そうとはしなかった…
              _,イj  ヽ     ヽ-―┘./      もし藤房様を連れ戻したとしても陛下が変わらなければ…!!
            /´r'´\   \.    `´ /
        _,.ィ=''7´;;;;;;;|   \   `ー-ェ-‐'´
    _,.ィ='''´;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;!    \   ノ \
-‐'''"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;:;:;:;:;:;:;:;:!    /トュ  ヤ Zト、
;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:く;:;:;:;:;:;:;:;:;:;!  /\ヽ! ノ _,,>!.ヾ.、
;:;:;:;:ヾ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\:;:;:;:;:;:;:;ト、/ `ー-、>--'''7 ト、|;:;:;:〉;\
:;:;:;:;:;:;:!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:!    ヽ、_,__ノ |;:;:;:;く:;:;:;:;:;:\
;:;:;:;:;:;:;:!;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:!       ! ' .! |;:;:;:;:;:ヽ;:;:;:;:;:;:;:ヽ
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;:;:;:;:;:;:;:;:|:;:;:/i:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\:;:;:;:;:;:;!   |.  | |;:;:;:;:;:/:;:;:;:;:;:;:;:;:!.|




549 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:36:58 ID:9xWTlCK+
細かいところだが、当時の天皇って陛下ってすでに呼称されてたの?


>>549
そういう事実はありませんが、ここでは分かりやすいように「陛下」を使っています



550 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:37:18 ID:POgW1JRG

     ,. ‐'::::::::::, - ,;::::::,ニ、'‐-::、
   ,.;'"::::::::::::::::/‐- 、l/   ';:::::::::\
  /::::::::::::,;::::::/  .( ・)| |--- .|:::::::::::::\
/:::::::::::::::/:|-'へ、/⌒,.!、`ヽ ./ ̄\:::::::::l
:::::::::::/ し'    ' ‐-イ::::::::)‐'"    \:::|
:::::::::/    ̄  ̄ ' -  '‐r''" ' ̄ ̄ ̄  ',:!   ……兼光、
:::::::/  ∧ー――-   .|   ――∧-  l|   まさか君も僕のやり方が間違っていると言うのかい…?
:::::::|  し'     _    |   ー- し'_  l|
:::::::l  ―― '´  ,r ┬个┬-、     ./
::::::::l    -‐='"┴┴┴┴ ┴=:、   /
::::::::' 、                 ̄ /   ,
\::::::\___________/  / |
  >------------r―-:、------ゝ、  し'
/::::::::::::::::::;;-‐'"´ ̄ト‐┬‐l ̄\:::::::::::\
::::::::::::::::::::/      ヽ -‐'   `:,:::::::::::l




                   /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                 /:::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::i::::i:::::::::::::::ヽ
              /::::::::::/:::::::::/::::::::,:::::,イ:::::|:::::!:::::i:::ヽ:::::ヽ
           /::::::::::/:::::::,.イ:::::::,ィ:::,イ::::::/!:::::|::::::!:::::!:::::::ヽ
           ,'::::::/::::!:::/,イ::/ .!/ .|::::/ |:::::ハ:::::!::::::!::::::::::i
            !::::::l::::::レ',! ー-、    !/  !::/ !::ハ:,イ:::::::::::|
             !::::_」:::::::::! ..,,_`ヽ、_,.   ,リ  ´ _,..,_ !::::::::ハj
          !/f r.|::::::::!  弋エノ`    `'ィニ二_ /:::::::::!
               k.ヤ!:::::::!           ゞzソ,. /::::∧::|   陛下……
           |∧`Y::リ           i      //|/  ヾ
              !Tヾ  u.     j       //ノ
             ヤ. ヽ.    , ‐-、,__    ,.イ:/
              r<´|.  \  弋,__,/  / |/
             !  `丶、.  \  ー   /
           _/     `'-、. `'ー-r<´
       , -'" `ヽ、      `ヽ、 f`, \
     , -'´    ヽ `ヽ、      >く_Lr'´`ト、
   /        ヽ  \  /ヽO〉 |`r、.| `丶、




551 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:38:41 ID:POgW1JRG

           _____
  .    /     /⌒\/⌒ヽ
     /   , -|   ・|・  |、\
    /   /   ` ー ●ー ′ヽヽ   兼光…僕は君に目をかけ、
    /  /     二二 |  二  ̄ノ   武家の者では特に優遇しているんだ…
    l  /  /⌒\ ── |  ─ /   君が今の位置にあるのは
    |  | /     ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄     僕のおかげということを忘れるなよ…
    l  | |          / /⌒ヽ
    l | ヽ /⌒ヽ⌒ヽ  |/ヽ__ ノ
     ヽヽ  `ー───┴─7  /
      >━━━━━O━━ /




          / ,/   ´  , '_ !-‐'''''''''''') ./l ../l     i ...l l
         r/ .l  ゙   '''’ _,,,-‐/ ̄.l/ .l ./ l     i  .l l
         .l.!         々' Vヽー--l/'‐、l /l   i  /ll
         l         /'''' ヽ   '..,,,___、l/./   ノ'l/ l'
        l         ./   !       '' /'/' ,/)ノ    …………
        l        /   /          / ,//
        /       丿   亅         ./ /r'
     / ̄ ̄ ̄''' ‐ ,_ /丶   ____        ./ /
   / ̄ ̄ ̄ ̄''' ‐ ,_ \. .l\ ”-ニ⊃    //r'\




554 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:40:15 ID:POgW1JRG

           ,. '´ : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : :.`ー 、
        , '       ./ .::/               :∧
          /.:/ .::/ .::′.:::′l : : ::::::.: : : : : : :!::.:.: : : : : :.∧
        ./"/. : ::′.:::!: :.:::,l :| : : :::l::. 、:::.:.: : :|:::  : : : : : :∧
        .′.:.::| : :::;!: :::/.|.:∧: :.:::ト、:::|\:::.:.:|::::: !:::. : : : :∧
        |.:.:.:.:.:|.:.:/ !:.:/ |/  ゙、:.:l ゙、l  ヽ:.:lヽ: : |:::.:.:.:.:.: : ハ  
        | ;!.:.:.:|::/ _|_'__l    ゙、|   l__゙L_ヽ::|::.:.:.:.:.: : : :|
        |/l :.:.:|ハ´ __、  、 .l ´ z___ `゙:|::.:.:.:.:.:|:.:l:.:!   なぜ、陛下は分かってくれぬのだ…
        l l:ハ::l:::! ´_辷.」`  ゛    ´_辷_リ_   :|::. /|/:.:.ハ:′   このままでは…建武の新政は…
            l |:!: !        !             ::|::./´!゙i:/ !    公家一統の政治では駄目だということを…
           !l:::!      .:;             :|:/i //
              ゙l: l       、            ::|'ノ/:/
             |ハ                ,‐-'.:/
             ヽ               ./:.:.:/|′
                   ヽ    ´ ̄ ̄゛    ./!:.:/
                \     ゛     . :´ : :l'|′
                  |:\    . :'´: : :.::::|、
.                 r‐|  ` -''´ _... ‐ '"´ `、_
                  /| ` ‐、   _.ノ´ヽ     /:::\
             _,./ : :|  /  >´i    〉、 /::::::::::::::i-.._
         _. '´:/: : : :! .ハ.0l - !  /::::ヘ, '::::::::::::::::::::!::::::`: :- .._
      _... '´ : : : /: : : :.:|∧:::゙、|_i/:::/ /.:::::::::::::::: : : |:: : : : : : : :`: :- .._
  _... '"´: : : : : : :.:/: : : : :.:|  >'"´:::::`::'、 /::::::::: : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : :`: :- .._




556 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:41:38 ID:POgW1JRG

           /  . __ 、/ 丿               ヽ
          / ,  / ./  /  _ ,__'   i  i  i  i   'l
          //. /  /  /_-''’ ___,,ノ、  7  '       l
        . レ.l/  ./   /  ,,-'''''  l l  .l   ,       l
          / ,/   ´  , '_ !-‐'''''''''''') ./l ../l     i ...l l
         r/ .l  ゙   '''’ _,,,-‐/ ̄.l/ .l ./ l     i  .l l
         .l.!         々' Vヽー--l/'‐、l /l   i  /ll
         l         /'''' ヽ   '..,,,___、l/./   ノ'l/ l'   ……俺にはもう…
        l         ./   !       '' /'/' ,/)ノ     建武政権に関わる資格も自信もない…
        l        /   /          / ,//
        /       丿   亅         ./ /r'
     / ̄ ̄ ̄''' ‐ ,_ /丶   ____        ./ /   
   / ̄ ̄ ̄ ̄''' ‐ ,_ \. .l\ ”-ニ⊃    //r'\
   /          '-,/  .l \  ' ̄   ,/ / │ ''、、
  ./            /  l 丶ゝ,,,,,,,-‐''  /  │  'l "'-、
 /          .∩/   .l  /─、 ,─/   │   'l  "'-、
../          ∩/    .l /  Cl l - l\  │    'l    "'-、
/            /     レ' ヽ┌──┐ソ\ │     'l      "'-、




559 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:42:52 ID:POgW1JRG

                     _._.,,.、.-.ー.-..、_
                 ゝ<´:::::::::::::::::::::::::::::`ー:.、
                /::::::::/::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
               //::::::/::::/\!\_\::::i:::::::::::::::::\
                /´/:.:l::::レヘ! ヽ/__\::::l::::::::::::i:::::::::}
               !l:l::l::へ ヾ `´ニfソゝ ∨::::::::l:::!::::::::l
                 |:::レヘ f_))       レヘソヘ::!::::::!    …………
                 レヘハ く        |/ )ソ!:::::::!
                   ! `        、//:::/リ
                   、  - - 、    ′|/:::/
                    ヽ    _ ´  ノ:::/
                         `ー、 ´     ∨_
                       _,∧  __,,、、<´ 〉、_
                    //∨) /∧    /::::::i:::ヽ._
                  _ ,,、-ー/ !/ヘヘ/ソ∧   /:::::::::l:::::::::::`:ー:.、
             ,´:::::::::::::く::::::::/ヽ(⌒ソ´´ヽ/::::::::::::::!:::::::::::::::::::ゝヽ.
              /::{::::::::::::::::>:i   l7i   /:::::\:::/::/:::/::::::::::::::::i
             ,'::::::i::::::::::/::::::l  /;;;;l  /::::::::::::::〉::::://::::::::::::::::::::::!
             /:::;::::∨:::::l::::::::::i /;;;;;;l. /::::::::::::::/:::::::/:::::::::::::::::::::::::/
            /::::ヽ:::::〉:::::l:::::::::l /;;;;;;;;l. /:::::::::::/;;;;;i:::i::::::::::;;;;::::::::::::::>
            <::::::::::ソi::::::::l:::::::::li;;;;;;;;;;;l/:::::::/,、;;,、;;:l!::l_/´::::::::::::::::ソ




561 :名無しのやる夫さん :09/06/27 00:43:38 ID:PAsZB2aA
まさかキョンまで…?


565 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:46:23 ID:POgW1JRG
その日の夜…京都・楠木正成の屋敷―――

    l |::..::| ::;| i l | l ::::.| i !;;;::|..:l  |::.::l ::.:| l  | l |::.::l ::.
  二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
  7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7
   7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7
    7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7⌒7
  二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
   | | |三三三//::三三三三三三 !ニニニニニニニニニl
   | | |ニニニ,//ヽ三三三三三三三ゞニニニニニニニニヽ
   | | |二//二 |______ __._ | |l| ,ノ ̄ ̄ ̄ヽ、!
   | | |//   |::|:::::||::::||:::::||::::||::::|||!|:|       | |
   | | |/     ||二 二 二 二 二; | |l| |       | |
   | | |       ||:::::||::::||:::::||::::||::::|;;| |l| |       | |
   | | |     Q ||二 二 二 二! ̄! | |l| |    Q  | |
   | | |       ||:::::||::::||:::::||::::| Q|;;| |l| |       | |
   | | |       ||二 二 二 二!___|;;| |l| |       | |
   | | |___,イ i―┬―┬―┐ | |l| ヽ____ ,√|
   | | |‐‐‐‐‐‐‐‐┤ . :|  |  | ::| |l|;‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐┤
   | | |        |―┴―┴─┘ | |l|'          |
   | | |____,,|二二二二二二二Li!______」
   | | | ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
   | | | ヽ,:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|




568 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:47:26 ID:POgW1JRG

                  __,,,、,,   ,,、- 、
               /´: : : : : `´: : : : :ヽ
            /: : : : : : : : : : : : : : : : : :\
              /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
           /: : : : : : :i: : : : :.∧: : :il: : i: : :ヾ: :',
          ,': : : : : : : l: : :/:./ ∨:ハ: :i!: :l: :::::::i
            l: l: i: : l /!/∨   |/ ∨∨!: :::::::l
           レ!: !: :l i"⌒"'-、   ,、-'''⌒`l: :::::ヘ!
           ∨ヘ i | でラ`    ,  f∃ソ /::∧|    ……このような時間で申し訳ない。
              !ヘ∨ゝ       i      ∧ソ      楠木正成はいるか…?
            レヽi l.       j    ∧ノ
               レヘ          /ノ
              ∨\  ´  ̄  / ′
             /i{  \.   /i
             /:::::l ヘ   ` ´ ∧\
          _,,-''/::::::::l  ` ー、 ,/ .i:::::\、,_
       _,..-.:":::::::/:::::::::::i   /;;ヘ__!入  l:::::::::\`::..、,,_
  _,..-.:":::::::::::::::::::::\:::/:|ヘ /`ヘ::::::::ソ´ヘ i::\::/::::::::::::`i:ー.,
 ,´ー-、::::::::::::::::::::::::::/:::::::::i    ∨:/    l::::::::\::::::::::::::i:::::::',
 l::::::::::::`::、::::::::::::::ヘ::::::::::::::::l     l::::i,   l::::::::::::::ゝ::::::::l:::::::::',
 l:::::::::::::::::::`:、:::;:::::::∨::::::::::::i    l;::::;l   i::::::::::::::/:::::::::!::::::::::i
 i:::::::::::::::::::::::::`ヘ::::::::∨:::::::::::l   l;:::::;i   l::::::::::::i:::::::::::l:i:::::::::l




             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
             / /" `ヽ ヽ  \
         //, '/     ヽハ  、 ヽ
         〃 {_{'´     ヽリ| l.│ i|   兼光様…!!
         レ!小l●    ● 从 |、i|   こんな時間にどうしたにょろか!?
          ヽ|l⊃    ⊂⊃| .|ノ│
            |ヘ.  r‐-、   j  | , |
          | /⌒l`ニ`, イァト |/ |
.          | /  /::|三/:://  ヽ |
          | |  l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,





4 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:52:26 ID:POgW1JRG

         /   ,,,,,,--------,,,,,::.. \\    \
       / .:::::/  ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ヽ  \ヽ    ヽ
      ./ , .::::/ ,,,,::::::::::   ヽ   "\:::: ヽ o-,,,  .ヽ
      / ./:::::l .,,-::::l:    ........\:::::::ヽヽ:::::  リヽ .ヽ,  ヽ
     ./ .l.:::::lr: .....ヽ..:::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::lヽ:::::  l ヽ,ソ  .ヽ
    ./, .ハ  .l .l::::ト:::::::ト::::::::\::::::::::::l-ヽ::l\:::::  lノヽ\  .ヽ   あら、兼光…!?
    l / /l ::::l:::ト:::l ヽ:ヽ\::::\-_;;;;;;;;==リ=,,ヽ::::: lン''ヽ ヽ  ヽ   こんな時間にしかもあんたからだなんて
    .l/ ./ l .::::l::l\l-,ミ;;ヽ "--ニ,,,='iぅ。::::ハソ.l:::: .lん'ヽ ヽ::  l   珍しいじゃない!!
    .l '''t .ヽ :::h.l ,,====,゙゙-      .し:::ンリ .l::::.. lゝ)リ>.ソ :::: l  もしかして夜の都でもガイドでもしてくれるの…?
    .l ::::l''l'ト ::ヽ'l:l ぅ。:ハ        --"" .l::::: l 'ン::::::: :::::: l
    l ::l l l\.::ヾ.゙ヾ-ク;;  ,         .l::::::l:::::::::::::::: ::l::: .l
    .l ::ll,,l .l:::::'トヽ,, ""   .,,,--'''''''i    .l::::/i:::::::::::::::: ::l::: .l
     l ::l :ヽ!::::::::l:::::ヽ    ヽ,   .ノ    .イ::://:::::::::::/::: ::l:: .l
     .l :ヽ :::::l,::::::ヽ :ヽヽ ,,,   ゙゙ -''   //::イ/::::::: /:::::::ハ:: l
     .l :lヽ:::::ヽ::::::::::::\::::::"''r--,,,,, ,,,-''' // l/:::::: /l::::::/ l./
      ヽl ヽ:::::::ト :::::::::ヽヽ,::::::l::::,-l    ソ  l:::::: /./:::::/ l/
      丶 ヽ:::l \:::::::::::|''::::/ ン,,イ   '  /::: / ゙゙゙゙---,,,,,,,
          \l  \;;;-l::::/-''"   ,,,  ./ ヽl     / ,ン--,,
           r-rr''''  .ソ/;:==-,,,,''' '''ン   .丶   / ./  /-,,,
          / l l    ./',,,----,,'''''ン       ./ ./ /    l
         /| l .l   ./",,---,,,,, 'ン       / ./ /      l
        / | | |   ./     ./      / ././       l




  /  /   ..::/.::/ .:::::: /.::::::/.:::::!::::::..!.. l  ::ヽ`ヽ
 i  /   .::::::!::/l ..::://.:::/!:::::/l::::::::l:::::l:::....l  !
 !   ! l .:::::::/l/__l/ //  l:::/.:::!::::/!:::::!:::::::!::!:l
 l /l/l .::::::/ __ `ヽ、    l/ .::::l::/.:l:::/l:::::::!::!::!
  V く l .:::/   ¨ 疋タ` ヽ、ノ .::::::_j/ -―l:::/.∧l
  ∨ー!::/    `¨       /fr芹、:::/l/.:/
  j/iヽl/           /.:::::┴'..:::/./ j/    ……正成、実はお前に聞きたいことがあって来たんだ…
.   l::∧              { ::::::::::::::/.:/
.  __/V ::ヽ         /..::::::::::/.:/
/i/  ! ::::::ヽ     _     .:::::/ j/
.三l :: l :::::::ヽ、   __‐-..::::/
.三 !.:::::.ヽ、:::::::::ヽ、 ....:::::/
三ニl:::::::::::::\::::::::::::::ー匕\




5 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:54:03 ID:POgW1JRG

          /::::::::::::/:::::::::::::, '´ ̄ ̄ ̄`ヽ\
         /:r―‐‐v':::::/::::::/ー7´ ̄ ̄`:ーミ:ヽ
      / !  ノカ:::::/:::::::/:::::/!::!::::::::::::......ヽ:::\、
       /...::ゝ'´/ |::/:|::::::/:::::/||:::::::::::::::::::::::!:::::::ハ
.      /::::::::〉、〈 !,'::::|::::,'!:::X _ |::|ヽ:::::|::::::!:::::!:::::::::::!
      '::,'::::/ /ー〉|:!:::::!::ハ/  \! V:::|ヽ::|::_:|::::::::}::!
    |::|:::/ /::| L|:|:::::|::|,ィ≠zミ、ヽ| ヽ:| ,X´:::|::::::/::|
    |::|:::ヽ|:::| ハヘ!:::::',:|弌:::::シ     _≦!:::ハ:::/|:/   …聞きたいこと?
    |:ハ::::::|:::| ト、 !:::::::v  ̄       k::::ソ'/|:/:/|
    || |::::::|:::`:::::i|:::::::|     _     ' ` ̄/::|'|/「!
    || |:::::|!::::::::::|:V::::ト、  ヘ `ーァ    /::::::|:´|'
      | V:::| v:::::::|:::∨| \   ̄   /:|:::::,'::ィ|
        ? V::::|ヽ;ゝ!   `ー┬‐ ' ´::::/|:::// |'
        ',|  ヽノ´ >|     |`ヽ::::::/ !//
      _, -'´    ヘ、_ _ -ミ、_! ∨_|:/
    / ヽヽ      ',´ , ‐─ 、ヽ   \
    /´`、ヽ\       Y´_, -─-ヘ   ヽ!、
.   /    ヽ\\     \      }   }:| |
  /      .ヽ\\      ヽ     |   |:| |
  /          ヽ\\     ヽ     |   |:| |




         /   /  .|  /j  ./    ∧ ハ.....:.:.:|:.:ヽ.:.:ヽ.:.:.:.:スゝ
         /   /  ,|  / |.:.:.:/|.:.:.:.:./ |.:.:| `、.:.:::|、:.:|.:.::.:.:|.:.:.:.:`、
         j   | .:.:/|.::/ |.:./ |.:.:.:/  |,.:|  `、:.:|ヽ:ハ.:.:.:.:|:.:.:.:::.:i
         ソ|  .|.:::/| |;/  .|/  |.:/   |.:|   `;;| リ `、::.:|::::ヘ:.:|
         | ..:|.:|/|.:|"ナ'''^-、,,,__ .|ソ    ,リ__,_,,,,、--''''ヽj:..:|::..:ハ:.|
         |...:.:.|.::::|.:.| ,_________ `'''' y   ''"___________  /.:,j.:.:.:| ツ ……正成、
    .     |..::ri..:::ヽ;,|  弋ツヌヲ`      、 代ヤオソ  j.:.:.:/y.:|   お前は今の現状に満足してるか…?
          リ |ィ、.:.:.:|ツ ` ̄  ̄     ,    ̄  ̄´   |:.::/| ;ソ   建武の新政に不満はないのか…?
           | f.`、::,|.          |         j.:.:/ソ
           \ `、|.         .i,、        ,i.:.:/´
            ヽ-リト.         j ,゙       ,/.:/
             `ッ、ヽ.        ´        //リ
              ,リ`、`l、.      ,....,_____     /;/
                ツ,|` 、    `'''''''''''´   ,/リツ
                r''j  ` 、   "  ,/|-,
               ,| i,     ` 、___ ,/  .| |、
              /::|  `、          .j h`::、
            /::::::.|   `、_        ./  i::::`、
         ,,,_ー/:::::::::::::|    ∧___      /、   |:::::::` 、__




6 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:55:29 ID:POgW1JRG

        / : : ; : : /_..-───- ._: :\
.      / : ; : :/: : /´ ______\: ヽ
     /: : _/: :/: : 厶 '´: : : : : : : : : : : : : :`ヽ: ヘ
     /:/ ,.'7: : :/: : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : ヘ: ',
    /' , '/ i: : : :|: : : ∧ : : : : : : : : |: : : |: : : : i: |
.     ハ厶i. |: : : :|: :.|:.l ',: : | : : : : : |: : : レ': : :|: |
    |:.7 /トr|: : : :?」_|  \|\ : : : | x'´ハ: : : ;' ハ   いきなりなんだと思ったらそんな事…
    |:.' /: | r{ : : : |: ∧「`ヽ、.___,.\: イ__V_,|: :rf:/| |   ………………
    |:| |: :.| | |: : : :N 'Tに叮    ヾ hィ}r〈 { 'j.ト'|
    |:ヽ: :.| |、|: : : :|   ゞ-‐’       ̄´l | | l': :!
    l: : : └ : ヘ: : :|、         '   ノ } リ : |
    ∨: : : : : :|ヘ: :.l \     r─ャ _.  '´   l: ,l: |
   ,.、ヘ\ : : | ト: l  `   ._  ,r´       イ、 j/
  ,〈 ', ', ヽ: } | ヽ     / 「|    ィ ´|||',
  / ',. ', ',  V  |          ム -‐ ´ } ||| |




7 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:56:49 ID:POgW1JRG

          /    / // /       ヽ\
.         /    // // l/         ヽ丶
        / l / r―/ l  | ハ l ヽ   ト、}
         l  l'   レ7l l  ハ !_ ヽ.ト、 |ハ、 l ノ
         l  l  / ハl l  { l/ `ヽ! ヽf,r、l  !   まあ、不満がないと言えば嘘になるわね。
        /  l / 〃,くl !   レf示r'    lリ/ ! |    大塔宮様の件もあるし…
.       / // ∨lハ (_! l  ハト辷リ   、´l   l    それに私はそれなりに優遇されてる方だけど
      / // l   l \l |ノ〃ノ r'フ   _ ノ/ /    やっぱり各国の武士たちの不満はいろいろ聞くわ…
       |/ l  l   ヽ l | ||Y 〈__´/ ′/
.     | /{  ト、   ヽヽヽ、     `ヽ, ノ
.      l/ ', ト,l\  ト.}⌒ ̄`ヽ、_,   r′
.     /  ヽヽ.\\ノノ      \   '、
    /    ` \          l\  ヽ
.   /     `,               ヽ \ ヽ
   /      l                 `, 丶
.  /        ヽ ヽ                  }  ',




8 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 00:58:26 ID:POgW1JRG

          /__/  /  /  '  l     ,   ',\ヽ ヽ ヽ
       /´_/  / ./!  !   !     ',.  l .:.l`|  .:ト、',
      / / ,'  /.:./  |  !',  ',    l  :|..:.|.:|  .:ト、\
      ∨/|  :!.:/ ̄`ト、:! ', .:.:',  , 斗‐┼┼|  .:|、\ 〉
      /\_」 .:l:,'    ! .:.|ヽ', .:.l∨ .:| :l.:|.:.:|.:|  .:| \У
      ,'  / ,| .:.:!{    ヽ:{.  ヽ、', \.:|:ノ//l |  .:|__〉|    まあでも、私は帝に弓を引くなんてことは絶対に
     ,  / ,ハ .:.', _,,.___,,二    ``二,,_.,,_ノ.:|  .:| |、ヾ    ないから安心しなさい!!
     !: / // ,l\ヽ ´¨¨´   '       `¨¨`ノ:,' .:.:.,'! !:\\  今の私は帝がいたからあるし、
     |:.l l l { !.:.:.\、    l二二二'、     / .:.:./:| |.:l.:|l }  今の帝も私がいたからあるようなもんだしね!!
     |ト、j|`!.:.:.:Λ`   ',     /     ' .:.:./.: | |.:l.:|| /
     |:.| N.:l:|:.:.:.l:|.:\    ヽ.__/     ,. / .:.:/ .:. レ': l.:|`
     ',:! |.:l.:l:|:.:.:.l:|:.:.l:个 、       ,.ィ'´:/ .:.:/.:.:.: /.:. j.:|
      ヾ ',.',.!:', .:.l:|.:.:{: l/|` ー‐ '´ 卜/, .:./.:.:.:, '.:.: /}.:!
       \ヽヽ.\:{>'´ /ノ       _///.:./.:.:. / 〃
     , ー厂 ̄´\`ヽ. ,'        __/´//\:. //
    /   |_,. -‐  ̄`ヽ rァr--`‐──'‐‐-r ,   `¬ー 、
    /___.,ィ´    ヽ、._ ヽ          ./ /′      「ヽ
ァ‐/ /         \_ノ!         l /         |  ',
 /   {        `ヽ、 .}!ヽ!       /V           !  ',、
 !   ヽ       \ Y |  ` r====r'´          /    !\




9 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 01:00:09 ID:POgW1JRG

                __
          _.. -‐ ' ´...:::::::.. ` " ' ‐- 、
        _..'´  _... -‐''‐-、i''´ ̄`'‐ 、  '-,
      ./  / ..._...-‐ '' " ' ‐- .._  ヽ、 \
    , '   / /::::    ___  ::::ヽ ヽ、 \
   ./ _ .::/  /-'' /´ ̄i l   `、 '' :‐-、 ヽ-‐- ゝ.._
 _..- ' ´ _/   / :/ :i:  :  :;:.   ヽ  ::::',  ',ヽ .._  /
ヽ  _.././  / ::/i :::::  :: ::ヽ..   ヽ  ::::',  ',.、\ヽ/
 i// /i   i ::/ ヽ::ハ::  ヽ :::,ヽ::.. ヽ ヽ::. :::::i  l::i  ヽ',   それに笠置山でも帝と約束したわ…
 /..._ i::i  .-i:i.:::i..._ ヽ:i ヽ、ヽヽ:ヽ\:::_..-‐''"´:i  iヽ/:::::i   「帝はこの正成をお信じください」ってね!!
 l  l.//l   l,ハ.l_,,,,,, _`ヽ '、ヽ \-'´_..z.....ヽ/.l  :i ヽヽ、 l
. l  / ,' l   l .//o´`'‐i-   `'- 、 'lo ,....`iヾl.l  l. ヽヽヽl
. l ./ / l   l 〈i l ::::: l          l :::::: l '/i  lli  ', ヽヽ
. l/ /,' .li   lヽ ',o _.l        io..._/ //l  .l/l  ', :ヽヽ,
./ /.l  l:',  lヽ、´ ̄      '     ̄ / ,'i  :/:::l  l l l_/
,' /::l  .l:::',  ',''ヽ     ー---一     /:/ /:: :l  .l ::l
\i  i.._ .l ::',  ',::::',             /// :/:: ::// ::/
 ', 、 ::',`' :::ヽ :::',::::`'- ._        _.-´:::/:/ :/: :::::,':::i :/
  ヽ' , ::ヽ :::::i:,::::',:::::i:::::::i`'‐- -‐'´/:::::// :/  ::::/:::/:::/
  ヽヽ',:::i\::::i:\\_.-‐i      l''-、/ /./ ::::////l:l
     ヽi _',::i..-‐ '-、i        ''i/ '-/:/./// ',i
   _..-‐'l´ l/    l`_    _  l  ,'./ `"'l'‐- ..._'
  / l l l  ノ     ',.. -‐'´ `‐- .._l   i    l .l ; ヽ
 /  l l l       l-‐ ' ´ ̄`' ‐-.l        l l l  ヽ
. '   l l l       l‐ '"´ ̄`"'‐-l       l l l   ',




         /: : : : : : /: : : :/: : : : : : : ヽ: : : : :: : `、
        /: : : : : : : :/: : : /: : ,ィ: /l: : : l: : |: : : : : : ::ヽ
        ;´: : : : : : : /: : /|/ .|/ .!: : /i: : !: l: : : : : :丶
       .i: : : : :|: : : : |/      |/ | /|: :|: : i: : : :゙ヽ
       i: : : : ::i: : : ::/ ´ ̄ ̄ ̄`''''   ´ ヽ|: : | .|: :丶
       |: : : :,-リ: : : |  "疋;:ソ`     '`'-、_.i: : |: |: ヽ
       .|: : :/-、',: : |         , f:テリ` /: : |: i丶    そうか……
       .ソ、::l,.( _ リ、:|         l .`   /l: :/| i      それを聞いて安心した、正成。
        ,|::\__ ヽ|          ,    //|/ |/
         リl: ::| |           ′  //
          l::|リ ヽ    ` ― - 、   //
          ,リ   `、    `"    /リ
      ,----亠--- 、_`.、      / 彡
      // ̄ ̄⌒`ヽ` \::`::-、,_, ´.




10 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 01:01:46 ID:POgW1JRG

            __ __ _
.        _ , '"´  ,. _ ___`丶、
       / ` /  /´-‐ァー-ヽ \
.      / /下7 ..///.:.::/ .:.:ト、 ヽ
      / └イ_j/ .://;へ、/!.:.::/:.}ヽ ',
     ,'  ///!l .::j.:lイ仔くヽ/,.イ,.ム:.', l
    ,   '〈/f`| l ::l`' ゞゾ '´ rャjノ::.l:. |
    |  l:l :!:{、| l ::|        マソハ: |:: |   兼光…
    |  l:l::i个| l ::l!     _  ′} .:}:.l:: l
    |  lハ:l::{::', ::::{、        /.:/::.l:: l
    l !:|:::',::',::ヽ:::ヽ\._    /.:/::::/l::;!
.     ',::{:{、:::ヽ\:\;ゝ `「:フ´!::::/;:::/ 〃
.     ヾハj>''´ ヽ ト、_..上くイ::::{ {::{/
    /⌒ヽ、\ ` \-ー ̄\ヾ
   /     ヽ \\    \´ ̄`ヽ、
.   l     ',  \\   \  __| \
.   |      ',   \`ヽ、  ∨n| } ト、




                  __,,,、,,   ,,、- 、
               /´: : : : : `´: : : : :ヽ
            /: : : : : : : : : : : : : : : : : :\
              /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ
           /: : : : : : :i: : : : :.∧: : :il: : i: : :ヾ: :',
          ,': : : : : : : l: : :/:./ ∨:ハ: :i!: :l: :::::::i
            l: l: i: : l /!/∨   |/ ∨∨!: :::::::l
           レ!: !: :l i"⌒"'-、   ,、-'''⌒`l: :::::ヘ!   すまなかったな…正成…
           ∨ヘ i | でラ`    ,  f∃ソ /::∧|    こんな夜遅くに……
              !ヘ∨ゝ       i      ∧ソ
            レヽi l.       j    ∧ノ       ………じゃあな。
               レヘ          /ノ
              ∨\  ´  ̄  / ′
             /i{  \.   /i
             /:::::l ヘ   ` ´ ∧\
          _,,-''/::::::::l  ` ー、 ,/ .i:::::\、,_
       _,..-.:":::::::/:::::::::::i   /;;ヘ__!入  l:::::::::\`::..、,,_
  _,..-.:":::::::::::::::::::::\:::/:|ヘ /`ヘ::::::::ソ´ヘ i::\::/::::::::::::`i:ー.,
 ,´ー-、::::::::::::::::::::::::::/:::::::::i    ∨:/    l::::::::\::::::::::::::i:::::::',
 l::::::::::::`::、::::::::::::::ヘ::::::::::::::::l     l::::i,   l::::::::::::::ゝ::::::::l:::::::::',




11 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 01:03:15 ID:POgW1JRG

         /.:/二二二二_ ヽ|:::::::::::::::::::\
        /.::::::'´.:::::::::::::::::::::::::::\|:::::::::|::::::::::::::ヽ
       /.::::::::::::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::|::::::::::::::::∧
.      /.::::::::::::::{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::|⌒ヽ.::::::::∧
     /./':::::::::::∧:::!、::::::::|:::::l ::::::::::|:::::::::| \ 〉:::::::: !
      i:,' l::::::::::::ト、|::| \:::::|ヽ」x' ::::::|:::::::::|   〉'.:::::::::::|    ………待ちなさい、兼光!
      l| !:::::::::::|,rfトl、  x|' ,ィチえ、|:::::::::L. イ.|:::::::::::::|    宮仕えが嫌になったら、
       l ::::|:::::'. トィl      {.じ リ'^|:::::::::|`i | |:::::::::::::|    いつでもいいから楠木党に入っちゃなさいよ!
       ト、::|:::::ハ ー'     ー‐'  |:::::::::,_ノ l.」:::::::::::::l    あんたなら大歓迎よ!!
       |:::N:::|:::'.  '__ ,    |:::::: /.:レ.::::::::::::::,′
       |:::l |:::|:::::\ ヽ._ ノ   ./.:::::/.::::::::::::::::::: /
       |:::| ヽ|:::::l:::::`  . __..   ´'.::::::/.::|:::::::::::::::::/
       l:::| |:::|∨:::::::,r‐}  /' }:::/ヘ |:::::::::/.::/
.        ヽ!  ∨:L.ゝ‐'´/   /,::/  .ソ.: /.::/
           /7N  ∠`ヽ/ /' /- '´` ー'-、
        / /   /¨ヽン         _.  '´  '.
       , ′   /  , ′      /     |
       /  |   /  /        ./      |
.      /_n.、!  i  /       /        |
     / { !.|| |厶-- 、 ./   /         |
.    / ,ゝ'¨¨¨¨¨´    / ̄¨ァ、/       /




                  _,..---、,..-‐.、_
             ,..‐:':.:.:.:.:.:.:.:,:.':.:.:.:.:.:.:.:.:.`:ー...、
             /:.:.:.:.:.:.:./:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.、:.ヽ
           /:.:.:.:.:.:.,:.:./:.:.:l:.:,i:.:.: i: ',:.:.:',:.:.:.:.:.:.',:.:.:ヽ
         . /:;:':.:.,:': :/: :.l:.:./l:.ハ:.:.:ト、:',:.:.:',:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.ヽ
        /イ:.:.:/:.: :i:.:./l:/ !'  ヾ:! ヾ!ヽ:.!ヽ:.:.: ::',:.:.:.:.:',
         /'/:.:.:.':.:.:.:ハ/. !'__,,..-' ヾ ゝ、__゙:! ヽ:.: :l:.:.:.:.:.l
        l:.:.:.:.i:.:.:.:i'´ ̄           ̄`i: :l:.:.:.:.:.l
         l:.:.:.:.:ヽ: :l   __       _   l:.:.!: :i:.:.:l
        l:.ハ:',:.:.ヽ! -――-    -――- }イ:.:.:l:.:ハ!   ………ああ、考えておくよ。
        !' ?: :',`          i         i:.:.:ハ,' !
          { ミ,:.:',       .:|       ,':.:/ .}
           、ヽ,:.',        :!       ,':./ , ′
           \ゝ',             ,':/メ
             ヾ:.、   ー ――    イイ/
              ヾ:i 、      ̄    イ:/ .'
                 :l ヽ      / l:'
              ,-┤  `ー-'   ├-、
              / ゝ、           才  ヽ
             _,-'´i    `ヽ     ,-‐'    iヽ、_
        _,..-'´   .l   /`ーヽ   / -‐ヘ   l   `ー、_
  _,...-‐'"´       l   ハ O |   | 〃 ハ   l      `ー-、_




12 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 01:05:14 ID:POgW1JRG

           ,. '´ : : : : : : : :./: : : : : : : : : : : : : : : :.`ー 、
        , '       ./ .::/               :∧
          /.:/ .::/ .::′.:::′l : : ::::::.: : : : : : :!::.:.: : : : : :.∧
        ./"/. : ::′.:::!: :.:::,l :| : : :::l::. 、:::.:.: : :|:::  : : : : : :∧
        .′.:.::| : :::;!: :::/.|.:∧: :.:::ト、:::|\:::.:.:|::::: !:::. : : : :∧
        |.:.:.:.:.:|.:.:/ !:.:/ |/  ゙、:.:l ゙、l  ヽ:.:lヽ: : |:::.:.:.:.:.: : ハ
        | ;!.:.:.:|::/ _|_'__l    ゙、|   l__゙L_ヽ::|::.:.:.:.:.: : : :|
        |/l :.:.:|ハ´ __、  、 .l ´ z___ `゙:|::.:.:.:.:.:|:.:l:.:!
        l l:ハ::l:::! ´_辷.」`  ゛    ´_辷_リ_   :|::. /|/:.:.ハ:′
            l |:!: !        !             ::|::./´!゙i:/ !   (…………さらばだ、正成。
           !l:::!      .:;             :|:/i //      最後にお前の帝への忠節の言葉が
              ゙l: l       、            ::|'ノ/:/       聞けて嬉しかった…
             |ハ                ,‐-'.:/       帝のことをよろしく頼んだ…)
             ヽ               ./:.:.:/|′
                   ヽ    ´ ̄ ̄゛    ./!:.:/
                \     ゛     . :´ : :l'|′
                  |:\    . :'´: : :.::::|、
.                 r‐|  ` -''´ _... ‐ '"´ `、_
                  /| ` ‐、   _.ノ´ヽ     /:::\
             _,./ : :|  /  >´i    〉、 /::::::::::::::i-.._
         _. '´:/: : : :! .ハ.0l - !  /::::ヘ, '::::::::::::::::::::!::::::`: :- .._
      _... '´ : : : /: : : :.:|∧:::゙、|_i/:::/ /.:::::::::::::::: : : |:: : : : : : : :`: :- .._
  _... '"´: : : : : : :.:/: : : : :.:|  >'"´:::::`::'、 /::::::::: : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : :`: :- .._




13 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:06:26 ID:LtUgDjXN
やっぱり去るんだな


14 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:06:27 ID:IyPKWMfx
あや~、必死に仕事してた苦労人の伊賀さんまで…


15 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 01:07:50 ID:POgW1JRG

         r―-<_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :丶、
         !::. : : : : :`丶、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
       _,.イ'!::::. : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
    r'"´:::::::/:!::::. : : : : : : : : : : : :ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
    |::::::::::::/::::!::::. : : 、: : : :ヽ、: : : : : \: : : \ : : : : i : : : : : : ヽ
    |:::::/:::/::::ハ:::::. : : \: : : : \: : : : : :\: : : ヽ: : : :!: :ハ : : ヽヽ
     |:::/::::f:::,イ ヾ::::.ト、: : \: : : : :\: : : : : :ヽ : : ヽ: : :!:.!:::}: : : :!: !   兄上…兼光殿は一体なぜ屋敷へ…?
.   /::/:::::!::f::::! ヾ:::k \: :ヾ丶、: : : ヽ __,.,_: :丶: : :! : !Z_::!: : : ト、ヽ、
   /::::f:::::::!:::!::::! .,,_ヾ:ヽ  \ヽ、_,,.><"ゞ、: : : :ヾ: : !: :ト、ヾ: : i :! `ーヽ
.  /::/!:::::::!:::!:::::ヽ, `Y::{   ヾ´ r',.ィ-zュァ\: : ヾ: :!: :ヒ_ ,〉 /: !
 //  !:::::::!::ト、::::::ヽf弋ヾ、    ´、ゞ-‐'   ト、 !ヽ! lノ/ ./| /
     !::::ハ::! ヾ::::::::!`¨´ j`          |: :ヾ: : ,.ト' / ,イ.|/
       !:::! ヾ ヾ:::::::!.  /              |: : : : :,イ: :/ fヾr 、
      ヾ|    ヾ:::::ヽ〈.,__           |: : : :/ !::ハ:: :!/   \
            \:::i丶、` __,       |: : :/ /  >、!   /ヽ、
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   ノ'´|:.|:.:.:l:.:|:.-rーァx...」:_:.ノ!:.:.ハ:.A ォ-:!:.:.:.|:.:}:.:.| !
      |:.|:.:.:|:.l:|V|;ォf==レ ´ル'  /ィ-ヘ|:./:.:.,!:./|:./   …………父上…
     1l、:.l:.ハl:.:.|` {゚: ::|      {゚: ::ル',!:.:.ィ:/ ,リ
      ゙ ',:.トl、!:.:.|  ゙-┘   、 `ー' /:イ,シ /
.      ヽヽヽ:.l、     _ _    /:.:.!
        ` lハ:lヽ、       ,.-1:./
          ヽN |` ‐ 、__,. ィw  '/
           ,r'^,!       「ヽ、'´
        _,.-'  |       ヽl ヽ、.._
    _,. r ´     |   _...._  |   l. `ヽ.._
   r{. l. |        |-‐ ´ _...._` -|   |   l. ト、
  / ヽヽヽ      |-‐ ´ ,.- 、`ー|   |   | l ヽ
 
              楠木正行



16 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 01:08:48 ID:POgW1JRG

            // .:// / ::! ::l .:!   ::::::::`ヽ、 ::::l:::::::l三三ニ :::..
         //  .:/ .:/.:/! :::! ::l ::l    ::::::::!:::::\::::l:::::::l三三Ξ ::::::.
           .:/ .:/.:/  l ::::! ::! ::l    :::::::! ::::::::ヽ!:::::::!.三三ニ ::::::::.
          !  ::l :::`ヽ  l ::/! :! :::l    ::::::::! :::::::/l ::::::ト、 三三 ::::::::.
       l ∧ ::! /l/ \_l/ ! l  :::ヽ   ::::::::l :::::/::! :::::l_ノヽニ三 :::::::::.   (兼光…あんた、まさか…)
        l l ∧::l∧ f升ミヽ!   、ヽ  ::::\  _/!__/ ::l ::::l:::|:::::ヽ三 ::::::::::
        l l !::!ヽ!::l  k._j !    ヽ\`二¨ヽ::/ ! /!`/ ::::l::::!:. :::::!ニ :::::::::::
       l ! !:l l::::l  ゞ ソ        ´ 兀j`ヾ、j/::l:/   :::!::::l__/三 ::::::::::
       l ! !:l !::::!     ,     rf_丿 ハj :::〃  .:/_j::|三Ξ :::::::::
      /ヽ!:l !::∧           ゞ ン   // :  .:∧:::!:|::l三Ξ ::::::::
     /  ∧! l::l∧ヽ    、         ..::::/ .:  .:/ノ!::!::!::l三ニ ::::::
   /  、_/ ヽl:::!ニl :::\   `      ..:::::::/ .:: /.:::::|::l:::!_jΞ・:::::
  /         :lヽ!ニ.!:::/ニヽ、   _.. -‐/..::://.::. :/!_j三三 ・::::
. /          .::!三ニj/ニ/.:   ̄厂::::::::::::/..::::イニ/ .:/.三三三 ; ::::
/       .:::/三三.ニ/`ヽ    :::::/.. <三ニ//三`ヽ三ニ . :::




17 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:09:34 ID:9xWTlCK+
楠木一党も微妙な立場だからな。
領土は大盤振る舞いされたが。


18 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 01:09:35 ID:POgW1JRG

                      .:::::::::::::::::::::::::::::l
                     .:::::::::::::::::::::::::::::::ト、
                 .       .:::::::::::::::::::::::::::::::::|
   :   ::.        .:       .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
   :.  ::::.     :  .::    .::  .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
l   ::. :::::.    .:: .::::   .:::: .:::::::::::::::::::::/〉:::::::::ハ::l
| l  ::.. ::::::.   ..::: ..:::  .::::::..:::::::::::::::::::://:::::::::/ ?
ヽハ  :::. :::::::.  :::::.:::::: .:::::::::::::::::::::::::::::/  {::::::イ::/
  ヽ ::. ::::::::. :::::::::::..:::::::::::::::::::::::::::::/\ l:::::}?
    、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.イ   し!::〃
    ヽハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:/ |    |::/
     /|:::::::::::::::::::::::::/:::/レ'  |    レ
    r─;|:::l::::::/::::/:::::イ::/ /      /
   / Yj?:::ハ/|:::/ |/    ,    /
  __/   \!/   |/      / ̄ ̄
/ ヽ     \         /\
    ト、     `   、   ,イ   `ーァ- 、
    l \       丶、   \   くハ  \
   |   \        7i   l   ヾ、   ;
   |    \      / \_}__    〉   |


その日の夜、伊賀兼光は行方知らずとなり歴史の表舞台から姿を消した…


19 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:10:10 ID:WuCc3rHl
なんてことだ


20 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 01:11:14 ID:POgW1JRG

          , -────- 、
.      /       /⌒ヽ⌒ヽヽ
    /     , -| / (|)\ | \
    /    /U ヽ、  .l、__ ノ\ヽ    藤房と兼光…
.   /    /       ̄ ●   ヽl   どうして僕の前から去ったんだ…どうして…!?
   i    /      ̄ ̄   | ── |
   |.   l      ̄ ̄   | ── !
   |.   !       ̄ ̄   |   ⌒ヽ
   |.    |           __|___ノ
   ヽ   |   / ̄ ̄     /
    >━━━━━━,-、━━く
   /   /       '、フ  ヽ ヽ




21 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 01:12:27 ID:POgW1JRG
万里小路藤房と伊賀兼光、この二人の遁世が引き金となり、
後醍醐天皇の掲げる“公家一統の新政”・建武の新政はわずか2年で崩壊しようとしていた――――

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                         ≪やる夫で学ぶ「太平記」≫ つ づ く



22 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:13:35 ID:WuCc3rHl
乙でした
2年か…


25 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:14:08 ID:SuY+gIgE
乙でしたー
麻呂が格好良かった、不思議!


26 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:14:15 ID:Xjrz6vnU
乙です、しかしご先祖一族ホント人気ねえわorz


27 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:14:18 ID:b0GivAP0
乙でしたー
太平記は普通に建武政権の崩壊だけの話じゃ無いから困る。


28 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:14:22 ID:PAsZB2aA
乙でした
伊賀さん何で消えちゃったんだろうなぁ


31 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:15:47 ID:9xWTlCK+
乙。
最上級者に諫言入れられなきゃ隠遁しかないよなぁ。
謀反とか考えるような人物なら、そもそも諫言しねーだろうし。


32 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:18:08 ID:QKbAfgoH
葉隠れだと諫言は切腹とセットになっちゃうぐらいだからな。
鍋島以外でもそうだったのかな?


33 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:22:11 ID:K3IpxtYO
諫言が死と紙一重なのはそれこそ春秋戦国の頃からの話だしねぇ。
韓非子には諫言の仕方に丸々一章割いた部分もあるくらいで。


35 :1 ◆XR6x1ddXyM :09/06/27 01:24:59 ID:POgW1JRG
        |\        /|
        |  \──< |
    ♪   レ        |ハッ
       / (●)   (●)', ハッ
       |    ト--イ  |    次回は俺が大活躍の予定だ!!
 ____      !::::::::!  ノ     応援頼んだぜ!!
 ヽ___     `ー‐'  \
       /       /ヽ <
      /      /    ̄
     /     /    ♪
     (_ ⌒丶..
      | /ヽ }
        し  ))
          ソ  トントン


39 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:26:06 ID:LtUgDjXN
>>35
中先代かw
乙です。


41 :名無しのやる夫さん :09/06/27 01:42:32 ID:b0GivAP0
お話の中のキャラクターと、歴史上の現実の人物を一緒にして語るのは勘弁して欲しいな。
太平記は大筋では歴史をなぞってるけど、あくまで軍談なんだから。


42 :名無しのやる夫さん :09/06/27 02:05:43 ID:Pk2qXVEX
歴史上の現実の人物の性格や価値観も、結局は推定でしかないわけで。
太平記自体は三国志演義のようなもの、と思って読んでるけどね。


43 :名無しのやる夫さん :09/06/27 02:26:44 ID:1UnK1A6F
遅くなったけど読み終わった、乙
伊賀さんの出番はここまでなのか…
正成との絡みがもっと見たいと思ったが残念
武功を挙げた面々が帝の傍に居ないってのが痛いんだろうなあ


やる夫で学ぶ「太平記」 番外編 ~太平記と梅松論と難太平記と呪われし17歳~

COMMENT

  * URL
06/30 20:52
  41みたいに作者のモチベーションを下げる書き込みこそ勘弁してほしい。
立志伝がどうなってるのか知らんのか。
ふんぞり返って知識ひけらかすお前より、時間かけて書いてる作者の方が全然偉いから。
  * URL
07/02 14:19
 忠臣二人の去り際は寂しすぎるのう……
どうして人の世の乱れがなくならないか、嫌というほどわかってしまう
悲しいことばかりだ
.


 

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